土日が晴れマーク、気温も全国的に4月並みということで、
今年初の東北ツーリングへ行くことにしました。
目指すは気仙沼。おいしい海鮮料理が食いたい!

今年初の東北ツーリングへ行くことにしました。
目指すは気仙沼。おいしい海鮮料理が食いたい!

今月あたまに常磐道が全通したので、今回は走り初めもかねて
仙台まで常磐道で向かうことに。
守谷でTiger800と合流し、ひたすらに常磐道を走ります。

途中の休憩は中郷と南相馬鹿島。
中郷まではよくある高速ですが、いわき中央から終点の亘理までは
暫定2車線での開業となっていて、ペースは前走車次第といったところ。
普通に走るなら東北道のほうがベターですが、
こちらのほうが海に近いので線形と気候はいいですね。
途中の楢葉から南相馬にかけては、ところどころに線量計も設置されています。
当然のことながら走行中人体には影響のない程度。

沿線は除染された土壌や津波の瓦礫がならんでいたり、
4年たった今も震災の影響が色濃く残ります。

常磐道は問題なく走行できますが、並行する下道の国道6号線は
二輪車通行禁止。車も通過のみが許される状況です。
帰宅困難区域も遠目には普通の田園風景ですが、
注意深く見れば手入れされない畑に草が生い茂っていたりと、
影響を思い知らされます。

事故の被災地域を抜けて、南相馬鹿島で一服。
南相馬鹿島SAは、今のところ物販施設がなく
ガソリンスタンドと簡素な休憩所のみ。4月末にオープン予定だそうです。

常磐道を走りきってからは、東北道に少し入り込み大和で現地組と集合。

Ninja1000 2015の方と、その友人のVFR800Fと合流します。
狙ったわけではないですが、この日の参加者は全員大型のパニアケース付き!
並べた時の威圧感が半端ないです・・・!w

大和からは国道4号沿いに北上し、道の駅三本木やまなみへ向かいます。
雲は多いですが、気温は20度を超えてインナーを脱げる気温。
ツーリングにも熱が入りますw

三本木では名物?のひまわり卵かけごはんを頂きます。
ひまわりの種だけで育てた鶏の卵だとか。
ひまわりのたねの甘さを考えると、カロリー高くてまるまる太りそうだな・・・w

三本木で腹を満たしてからは、敢えて一本裏道の広域農道をチョイスして
車通りの少ないたのしいルートを快走。
路面温度もほどよく、融雪剤も砂もなく、気持よく流せました!

観光前に道の駅厳美渓で軽く休息。
あったかくなるとソフトクリームが美味いですね!

厳美渓は、思ったより街中に近く、小川に唐突に渓谷が現れるという印象。
高千穂峡をイメージして行ったので、予想外の利便性のよさに時間がだだ余りw

川の流れもそこそこ。これは桜の季節を選んで来ないとだめですね・・・w

厳美渓の隣にはガラスパーク。
なんというか、昭和中期の遊園地を見ているような錯覚に陥りますw
渓谷の景色や国宝の金色堂を推している平泉地区だけに、
唐突に現れるガラスパークの異質さは半端なかったですw

厳美渓で時間があまったので、平泉に移動して中尊寺の金色堂を拝観。
場内撮影禁止のため写真はありませんが、予想外に大きなお堂が
見事に金色一色に彩られていて壮観でした。
金色堂で現地組と解散し、関東組は一路宿場の気仙沼へ。
20時前にチェックインして、フラフラと街に繰り出します。

駅前のホテルだったので駅に出てみたのですが、
ほとんどのお店が閉店状態。
タクシーの運転手さんに聞いた、唯一開いている地元のお店も本日は満席とのこと。
生活スタイルが電車に頼らないがゆえ、駅前より港が繁盛しているんでしょうね。

とはいえ、港のほうも夜まで開けているお店はほとんどなく。
個人で切り盛りしているお店が、震災の影響で軒並み潰れてしまったようで。
そんな中、明かりを頼りに通りを歩いてみると、ひときわ明るい一角が。
プレハブ2階建ての長屋がまるまる一ブロック商店街になっていました。
なるほど。ここが復興の拠点になっているんですね。
美味しい刺身と、泊まりツーリングだけに許されたビールをたらふく腹にいれて満足です!

一夜あけて翌日。都内の予報では晴後雨ですが、東北は一日快晴。
牡鹿半島を目指してぐいぐいと下道を南下します。

市内で踏切を発見しましたが、レールがない。
このあたりの鉄道はBRTに転換して復旧しているのでした。

45号〜398号と国道を海沿いに南下します。
リアス式海岸を縫うように走るので、山、海、また山と、
めまぐるしく地形が変わっていきます。
低い所では、街がまるまる更地になってしまっているところや、
沈下した地盤を直すために大規模に土木工事しているところが目立ちました。

ずっと気仙沼線と並行するように走るのですが、
川や谷に架かる橋梁の多くが落橋したまま。
国道も迂回路になっているところが幾つか残されていました。

こちらの駅もBRTとして国道上に復旧していますが

こちらがかつての駅跡。築堤ごと持って行かれてしまっています。

歌津駅前も更地。
瓦礫の撤去は目に見えて進んでいるので、町並みの復旧もあと一息ですね。

沿道にはプレハブのセブンイレブンが目立ちました。
プレハブながらも、ちゃんと「例のレンガ」のデザインになっているところが秀逸。

南三陸町の防災庁舎も。観光バスが数台やってきていました。
この庁舎も解体して周囲とともに復旧を進めるとのこと。
感傷的になって遺構を保存するよりは、
作りなおしてあたりまえの生活を取り戻すほうに賛成です。

女川町を過ぎてからは国道を外れ、牡鹿半島へ。
海沿いの道で鮎川の街を抜け、一旦給油。
先端で折り返してコバルトラインで石巻へ戻ります。
ホエールランドは展示物の捕鯨船だけが残されていました。

コバルトラインは最高の快走路。
舗装は直され、地震の影響は感じられません。
コバルトラインは今まで走ったワインディングロードの中でも屈指の線形。
ゆったりしたペースで流すもよし、カーブを楽しむもよし。
またリピートしたいです。

石巻市街に戻ってから、牛たんやで昼食。
ガッツリ食って帰りの走行に備えます。
仙台市内でくわずに、敢えて石巻でというあたりが、ひねくれてますねw

帰りは安達太良と佐野で休憩。
都内が雨マークだったので雨を覚悟していたのですが、
福島県境で湿る程度の雨に打たれただけで戻ってこれました。

40kmほど伸びていた渋滞もトロトロながら流れはじめていて、
割りといいペースで走行できました。佐野でTiger800と解散し、最後の帰一息。

都内は道に水分が残っていたものの、雲は既に薄くなっていました。
雨上がりの澄んだ空気があまりにも綺麗だったので軽く寄り道して帰ってしまいました。

この日はカメラを持って出ていたので、
先日みつけたゲートブリッジのビュースポットで一枚。
水面が落ち着いていて綺麗に写っています。

夜の港の空気は独特でいいですね。
バイクを停めてコーヒーを飲んでいると、
数時間前までいた被災した三陸の港の風景と
都内の湾岸の風景を比べずにはいられません。
色々思う所あるツーリングでした。

そんなこんなで、2日間の走行は1245.2km

ODOは16464+26232で42696kmとなりました。
チャレンジクルーズは現時点で4708km。このペースで15000kmを目指します!

仙台まで常磐道で向かうことに。
守谷でTiger800と合流し、ひたすらに常磐道を走ります。

途中の休憩は中郷と南相馬鹿島。
中郷まではよくある高速ですが、いわき中央から終点の亘理までは
暫定2車線での開業となっていて、ペースは前走車次第といったところ。
普通に走るなら東北道のほうがベターですが、
こちらのほうが海に近いので線形と気候はいいですね。
途中の楢葉から南相馬にかけては、ところどころに線量計も設置されています。
当然のことながら走行中人体には影響のない程度。

沿線は除染された土壌や津波の瓦礫がならんでいたり、
4年たった今も震災の影響が色濃く残ります。

常磐道は問題なく走行できますが、並行する下道の国道6号線は
二輪車通行禁止。車も通過のみが許される状況です。
帰宅困難区域も遠目には普通の田園風景ですが、
注意深く見れば手入れされない畑に草が生い茂っていたりと、
影響を思い知らされます。

事故の被災地域を抜けて、南相馬鹿島で一服。
南相馬鹿島SAは、今のところ物販施設がなく
ガソリンスタンドと簡素な休憩所のみ。4月末にオープン予定だそうです。

常磐道を走りきってからは、東北道に少し入り込み大和で現地組と集合。

Ninja1000 2015の方と、その友人のVFR800Fと合流します。
狙ったわけではないですが、この日の参加者は全員大型のパニアケース付き!
並べた時の威圧感が半端ないです・・・!w

大和からは国道4号沿いに北上し、道の駅三本木やまなみへ向かいます。
雲は多いですが、気温は20度を超えてインナーを脱げる気温。
ツーリングにも熱が入りますw

三本木では名物?のひまわり卵かけごはんを頂きます。
ひまわりの種だけで育てた鶏の卵だとか。
ひまわりのたねの甘さを考えると、カロリー高くてまるまる太りそうだな・・・w

三本木で腹を満たしてからは、敢えて一本裏道の広域農道をチョイスして
車通りの少ないたのしいルートを快走。
路面温度もほどよく、融雪剤も砂もなく、気持よく流せました!

観光前に道の駅厳美渓で軽く休息。
あったかくなるとソフトクリームが美味いですね!

厳美渓は、思ったより街中に近く、小川に唐突に渓谷が現れるという印象。
高千穂峡をイメージして行ったので、予想外の利便性のよさに時間がだだ余りw

川の流れもそこそこ。これは桜の季節を選んで来ないとだめですね・・・w

厳美渓の隣にはガラスパーク。
なんというか、昭和中期の遊園地を見ているような錯覚に陥りますw
渓谷の景色や国宝の金色堂を推している平泉地区だけに、
唐突に現れるガラスパークの異質さは半端なかったですw

厳美渓で時間があまったので、平泉に移動して中尊寺の金色堂を拝観。
場内撮影禁止のため写真はありませんが、予想外に大きなお堂が
見事に金色一色に彩られていて壮観でした。
金色堂で現地組と解散し、関東組は一路宿場の気仙沼へ。
20時前にチェックインして、フラフラと街に繰り出します。

駅前のホテルだったので駅に出てみたのですが、
ほとんどのお店が閉店状態。
タクシーの運転手さんに聞いた、唯一開いている地元のお店も本日は満席とのこと。
生活スタイルが電車に頼らないがゆえ、駅前より港が繁盛しているんでしょうね。

とはいえ、港のほうも夜まで開けているお店はほとんどなく。
個人で切り盛りしているお店が、震災の影響で軒並み潰れてしまったようで。
そんな中、明かりを頼りに通りを歩いてみると、ひときわ明るい一角が。
プレハブ2階建ての長屋がまるまる一ブロック商店街になっていました。
なるほど。ここが復興の拠点になっているんですね。
美味しい刺身と、泊まりツーリングだけに許されたビールをたらふく腹にいれて満足です!

一夜あけて翌日。都内の予報では晴後雨ですが、東北は一日快晴。
牡鹿半島を目指してぐいぐいと下道を南下します。

市内で踏切を発見しましたが、レールがない。
このあたりの鉄道はBRTに転換して復旧しているのでした。

45号〜398号と国道を海沿いに南下します。
リアス式海岸を縫うように走るので、山、海、また山と、
めまぐるしく地形が変わっていきます。
低い所では、街がまるまる更地になってしまっているところや、
沈下した地盤を直すために大規模に土木工事しているところが目立ちました。

ずっと気仙沼線と並行するように走るのですが、
川や谷に架かる橋梁の多くが落橋したまま。
国道も迂回路になっているところが幾つか残されていました。

こちらの駅もBRTとして国道上に復旧していますが

こちらがかつての駅跡。築堤ごと持って行かれてしまっています。

歌津駅前も更地。
瓦礫の撤去は目に見えて進んでいるので、町並みの復旧もあと一息ですね。

沿道にはプレハブのセブンイレブンが目立ちました。
プレハブながらも、ちゃんと「例のレンガ」のデザインになっているところが秀逸。

南三陸町の防災庁舎も。観光バスが数台やってきていました。
この庁舎も解体して周囲とともに復旧を進めるとのこと。
感傷的になって遺構を保存するよりは、
作りなおしてあたりまえの生活を取り戻すほうに賛成です。

女川町を過ぎてからは国道を外れ、牡鹿半島へ。
海沿いの道で鮎川の街を抜け、一旦給油。
先端で折り返してコバルトラインで石巻へ戻ります。
ホエールランドは展示物の捕鯨船だけが残されていました。

コバルトラインは最高の快走路。
舗装は直され、地震の影響は感じられません。
コバルトラインは今まで走ったワインディングロードの中でも屈指の線形。
ゆったりしたペースで流すもよし、カーブを楽しむもよし。
またリピートしたいです。

石巻市街に戻ってから、牛たんやで昼食。
ガッツリ食って帰りの走行に備えます。
仙台市内でくわずに、敢えて石巻でというあたりが、ひねくれてますねw

帰りは安達太良と佐野で休憩。
都内が雨マークだったので雨を覚悟していたのですが、
福島県境で湿る程度の雨に打たれただけで戻ってこれました。

40kmほど伸びていた渋滞もトロトロながら流れはじめていて、
割りといいペースで走行できました。佐野でTiger800と解散し、最後の帰一息。

都内は道に水分が残っていたものの、雲は既に薄くなっていました。
雨上がりの澄んだ空気があまりにも綺麗だったので軽く寄り道して帰ってしまいました。

この日はカメラを持って出ていたので、
先日みつけたゲートブリッジのビュースポットで一枚。
水面が落ち着いていて綺麗に写っています。

夜の港の空気は独特でいいですね。
バイクを停めてコーヒーを飲んでいると、
数時間前までいた被災した三陸の港の風景と
都内の湾岸の風景を比べずにはいられません。
色々思う所あるツーリングでした。

そんなこんなで、2日間の走行は1245.2km

ODOは16464+26232で42696kmとなりました。
チャレンジクルーズは現時点で4708km。このペースで15000kmを目指します!

コメント
コメント一覧 (2)
パニアケース(トップ)具合良好ですか?
参考になります。
無事に帰宅出来て良かったですね。
トップケースは非常に良好です。
サイドに入らない大きめの荷物が積めるので重宝してます!