1日目 呉と宮島
2日目 角島と秋吉台
3日目 四国の山岳地帯をスイングバイ
4日目 425号は崖の道
5日目 紀伊半島縦横
総括 ただいま
ということで、予告通りツーリングを開始しまして、初日のご報告です。
渋滞を避けるべく3:00出発。連休2日目の日程とあいまって
事前の渋滞予測でもスムーズに行きそうで、期待がもてます。
首都高から東名に入り、新東名で一路西へ。

まずはガスが切れるまで定速走行。
浜松SAで一回目の給油です。
この日は道路がすいていたのと気温がいい感じに下がったのもあって燃費がよく、
メーター読みで19.5km/L。警告点滅せずに浜松まで到着できました。(とても寒かったですが・・・w)

浜松から先の渋滞情報をチェック。いつもの鈴鹿は
連休がどうとか関係なく渋滞してるので仕方ない。
しかし日照後に3kmというのはとても短いですね。いつも30kmとかなのに。
所要時間も15分ほどと、滞留気味であるものの流れている様子だったので
迂回せずにそのまま進みます。

次の休憩は西宮名塩。
ここも渋滞のメッカ宝塚があるのですが、自然渋滞でなく事故渋滞。
ちょうど僕が通過するころに事故処理が終わって流れ始め、
とろとろペースで10kmチョイの渋滞を抜けます。まぁ順調。

ペースよく中国道に入って、神戸JCTで山陽道と分岐したらこっちのもん。
山陽道より山間部を通り距離も長い中国道は、
さながら3桁国道のようにガラガラ。
明け方の東名に負けず劣らず、自分のペースで走れます。

中国道の山岳区間は、現在の高速ほど土木に頼っていないため
R500〜R300、たまにはR250なんかのカーブが続きます。
トラックや乗用車では悪夢でしょうけど、バイクは直線のほうが退屈ですからね。
あえて時間のかかる中国道ですが、進んで走りたいルートです。

そんなこんなで七塚原。
ここでもトイレと給油のみで次へ歩みを進めます。
ほんと移動日は観光っけがなくて申し訳ないw

休憩なしで走ったとしても、さすがに広島までは800km。
時計の針もお昼に近づき、気温があがってきます。
そろそろ本日の目的地である呉に到着です。

呉市街に入ったら、まずは一直線に潜水艦を目指します。
てつのくじら館こと、海上自衛隊呉史料館。
戦後の掃海活動からはじまった海防の道筋や、
戦前からづつく潜水艦の歴史などを豊富な史料をもとに見学できる施設です。
なんと入場は無料。浜松のエアーパークと同様、広報を目的としているからこそです。

展示されている潜水艦はモックアップではなく、実際に活躍していた
海上自衛隊の潜水艦。近づくとスケールに圧倒されます。
資料室展示の最後にはこの潜水艦の中に実際に入って、設備の見学もできます。
潜望鏡を生で覗ける機会なんてそうそうないですよね。

道路を挟んでお向かいには大和ミュージアムこと呉海事歴史科学館があります。
こちらは入り口に戦艦陸奥の砲身やスクリュー、舵が展示してあって大迫力。

双方とも最近できた施設なので綺麗で手入れが行き届いています。

こちらは映画「男たちの大和」 関連のイベントなんかで随分有名なんじゃないでしょうか。
入ってすぐの1/10大和の模型なんかも迫力十二分です。

こちらも海に関連した技術や歴史、過去の海戦についての史料や旧軍の遺品など豊富に展示。
実際の艦砲の砲弾の展示も目を引きますね。
このサイズの、火薬たっぷり積んだ鉄の塊が音速で飛んでくるんだから、
そりゃ数千人乗れる大きい船もひとたまりもないですよね。

シアターなんかは割愛しつつ、展示を一通り堪能したところで
時間は14時にならんというところ。
渋滞を見越して、呉に到着するのは15時頃かなと読んでいたので、
すっかり時間があいてしまいました。
案内板を見つつ、船の見えるところへ。

どうやらアレイからすこじまなるスポットが
現役の自衛隊艦船がたくさん見られていいとのことなので、そちらに寄り道。
向こうの桟橋にたくさん停泊中の護衛艦や潜水艦が見えました。
手前の潜水艦はX舵なのでそうりゅう型でしょうか。

こちらは音響測定艦のはりまですね。特徴的な双胴船です。

しかし船もたまんないのですが、呉の海は透明で綺麗ですね。
関東だと東京湾内は基本的に汚いですし、
ましてや軍港ってイメージだと茶色く濁った海を想像してたのですが
夏なら飛び込んで遊びたいくらいの透明度です。

石積みの階段もしっかり底まで視認できますね。
海ってものの捉え方が東京と瀬戸内ではぜんぜん違うんでしょうね。

船を眺めてコーヒーを腹に入れたら、呉を離れます。
時間もたっぷりあるので、2日目に予定していた宮島観光を1日早くやってしまうことに。
しかし本当に呉の町は船の街ですね。どこにいっても造船施設が目に付きます。

地形でいうと、切り立った山から小さい平野部を経て海を望むあたりが
伊豆に似ているかもしれませんね。
伊豆と違って戦時中の遺構や工業系の建造物が多いので
またちがった趣があります。走り抜けるだけでもなんだかわくわくしますね。

宮島に向かう途中、昼食を食べ忘れていたことに気づいたので
うどんで小腹を満たします。そういえば昨夜もマトモに食べてない。
丸一日ぶりの飯は正直うまかったですw

呉から国道2号バイパスでスイスイっと宮島方面へ。
うーん天気最高。

途中JRや広電とクロスしたり並走したり。
地形もあいまって楽しいですね。

宮島口からは宮島松大汽船のフェリーで島へ。
本当は宮島口にバイク置いて渡るつもりだったんですが、
駐車場一杯とのことなのでいっそ乗ってしまえ!とw
お値段は往復搭乗者こみで1480円なり。
繁忙期は10分に1本ピストン輸送しているのと、
競合のJR西日本フェリーも同様のルートで運行中。便利ですね。

そんなこんなでフェリー初体験。超短距離で内海ですけどw
ずばーっと出港。

あっちゅうまに対岸が迫ってきます。
海流が早いので斜めにすすんでる感じがなんだか新鮮。

航路上にはたくさんのフェリーが往復します。
忙しい海域ですね。奥にチラッと厳島神社が見えます。
船酔いするひますらなくとーちゃく。

最初は島内をバイクで巡ろうかなとも思ったのですが、
予想以上に道幅が狭くて生活道路ばかりなのと
観光客も多い時期で、大型バイクは邪魔になると判断。
フェリーのりばの駐車場において徒歩で観光します。

とはいえ2〜3時間の滞在。
メインは厳島神社。それからお土産街をウロウロと。

訪れた時間が16時頃なのもあって、西日が強くて写真が全部逆光にw
もうすこし日が落ちてからゆっくり回ることにして、
アーケードのあるあたりを散策します。

宮島は杓子が有名なようで、あちこちに凝った装飾の杓子が並んでいます。
こちら巨大な杓子。これでアイスくいてえなあ

連休なので日本人ももちろん多いのですが、
欧米系の観光客もたくさんいました。
富士とか日光だとアジア系がすごく多かったりするのですが、
ここはそうでもないですね。ガイドブックの方向性が違うのかな。

時間も余っているので広島コーラなるものを飲みながらまったり・・・
してたら、まったりしすぎて鹿に襲われましたw
知らない人にめっちゃ指差して笑われてしまったよ!

憎っくきしかですが日光浴しながらウトウトしてるのを見てる限りは可愛いもんです。
スヤァ・・・

時間は17:30を回り、一気に潮が引いてきました。
と同時に、観光客の波も引いてきましたw

せっかくなので厳島神社も拝観。
開放感があってとても雰囲気のいいお堂ですね。

海辺に建立されているだけあって、
水にかかわる趣向がこらしてあったり、他にないものがたくさん。

京都や奈良の神社仏閣にも結構いきましたが、
朱色で復元されているところってあんまりないですよね。
伏見くらいかな?

奥には五重塔も。
宮島は歩いてしっかり回ればまだまだ色々見所があるので、
島内に宿をとって3日くらいかけて満喫してみたいですね。

裏手には小川も流れてたりなんかして、
夏に来ると潮風もあってとても気持ちよさそうです。

と、そんなこんなで夕焼けまで滞在して、ホテルへ直行。

空気も澄んで、気温もぽかぽか、よい1日でした。
飛行機雲が残らないから明日も晴れですね。

今日の走行距離はほとんどキャノンボールですが1040.8km

ODOは16464+61762で78226kmになりました。

いい1日でしたが、島の駐車場でピンポイント爆撃を食らったことだけが心残りです!w

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