ツーリングBlog [Full Notch !]

関東を拠点にあちこち旅する在住ライダーのツーリングレポート。

交通量の少ない山深い道や交通関係施設、史跡などが好物。

Ninja650(13)
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→Ninja1000 SX(20)と乗り継いでいます。

さて、せっかくレンタルバイクでR1を借りて乗り回したので、インプレを書きます。
 
借りたのは2016年式です。
2015年にフルモデルチェンジした、いわゆる「新型R1」ですね。 
IMG_3604



 




まず一番最初にスタイリング。
これはカワサキ贔屓の僕からみても、正直嫉妬するほど格好いいです。
MotoGPマシンであるYZF-M1譲りのフロントカウルスタイリングに
切れ長でシャープなポジションランプ。主張せずにうまく隠したヘッドライトなどなど。
IMG_3653




リアスタイリングもかなり決まってます。
大胆に穴のあいたテールカウルに、ウイングレットのようなフェンダー。
シャープな縦長のテールランプもいいですね。全方位隙がない。
マフラーの排気口もでっけえです。これ純正なんだよね・・・?
IMG_3730

 


肉抜きされたトップブリッジとフルアジャスタブルなFサスペンション。
装備が豪華ですね。R1Mになるともっと豪華なんですが、
R1も市販車としては最上級です。
IMG_3733
 



メーターはフル液晶+インジケータ+光るエンブレムw
調整可能な設定項目はかなりありますが、
プリセットをMODEで作って変更する使い方がメインでしょう。
ストリートでPWR1はピーキーすぎてパーシャル域が使えないので、
ツーリング中は基本的に3で乗っていました。

あとは前後のGセンサ(右下の車体が描かれたグラフ)と
Fブレーキの油圧(Gセンサの左隣)がかなり面白いですね。

2TRIP、燃費計、燃料消費量、外気温、吸気温など、表示項目も多いです。
温度系の表示が華氏(℉)のみっぽいのが日本人にはちょっと不便かな?
IMG_3706
 


ライト・ポジション・ウインカーは全てLEDを採用。
明るくて見やすいです。
ライトの配光はかなりクッキリした逆三角形で、
夕闇の峠道での視認性も抜群でした。
IMG_3705
 


以前(〜2014)のR1はエンジンが熱くなりすぎて火傷するなんて話もありましたが、
1日乗ってみたり環七で30分ほど渋滞にはまってみたりしたものの
火傷することはありませんでした。ラジエータもかなりデカイので冷却能力は十分ではないかと。
つーか2段式のラジエータコアって贅沢だよねえ。

贅沢といえば、フロントブレーキのホースもメッシュホースでした。
IMG_3732
 

 


隙がなさすぎてテールカウルの中、タンデムシート下はなんにも入りません!
IMG_3725
 



ETCはここにひっついてました。正気か・・・?
IMG_3724
 




車体重量200kgなので、取り回しは楽チンです。
シート高は855mmと正直クソ高いです。シートも決してスリムではないです。
身長168cmの自分は両足ツンツンのギリギリでした。またがっての移動は不可能w
でも600km走ってコケることはなかったので、170cmある人なら基本的には大丈夫でしょう。
IMG_3722
 




肝心の走行性能ですが、まずはエンジン。
不等間隔爆発なので、アイドリングや加速音はパラレルツインに近いですね。
回転数は2200くらい回していないとノッキングしたみたいにカタカタと暴れるので、
ちょっと回し気味に走ったほうがいいでしょう。
Ninja1000みたいに40km/hで6速に入れたりすると痛い目を見ます(見ました)

パワーに関しては、もはや言うことはないでしょう・・・
国内モデルで145PSです。 Ninja1000と10PS差くらいしかないんですが、
なんせ軽いのとガンガン吹けあがるので加速が暴力的です。
というか怖くて全開にしてません。免許が何枚あっても足りないよー
4000rpmも回せばガツンと脳みそ揺らされるくらいトルクが上がってきます。
2017年モデルのデータだと最高出力は200PSだそうです。
コメント指摘いただきましたので訂正します。

Ninja1000(2014)の最大トルクが11.1kgf.m、YZF-R1(2016)が11.5kgf.mなので
トルクは同じくらいの筈なのに、加速の体感差がすごかったですねー。


次に車体。リアは長いスイングアームもあいまって、街乗りでもかなりよく動きます。
フロントはデフォルトのままでは低速ではちょっと硬いですね。
速度が乗ったりハードブレーキングではかなりしっかり踏ん張ってくれるので、
これは単にそういうセッティングということで、プリロード等下げましょう。
IMG_3682
 




タンク容量は17L。平均18〜19km/L、高速では22km/Lを超えます。
航続距離は正直SSにしては過剰なほどでしょう。

航続距離計は残量に余裕があると表示されませんが、
残り容量が少なくなると表示できるようになります。
残り3.1LでTRIP-Fモードが出現するようですね。


旋回性はハンドルが低いぶん、体感の重心が若干高めなので
思い切って深く倒すと予想以上に曲がります。逆に倒すのを躊躇うと曲がりません。
この辺はフルバンク上等のSSならどれもこんなものかも?
IMG_3601
 


速い、強い、格好いい・・・ですかね。
ただし、楽なバイクではないですw 

回した時の気持ち良さとか、タラタラ流す時の快適さとか、
タンデムや積載の使い勝手とか、巡航時の防風性能とか、
そういうのを削って持てるものを全て性能向上につぎ込んだって感じがするモデルです。


おまけ

 

 
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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. 名無しさん
    • 2017年06月20日 10:11
    • 古い記事に申し訳ありません。2015年以降のR1には国内仕様はないので全てのモデルが200psのフルパワーになります。
      145psモデルは先代までです
    • 2. 大根
    • 2017年06月20日 11:40
    • 指摘ありがとうございます!
      記事修正しておきますー。

      Presto公式で2015〜2016年モデルの出力がN/Aになっていたので
      別のサイトから引用しましたが、2017年モデルは200PSと明記されてますね。
      あの時期Euro4対応検査が遅れてたので書いてなかったのかな?

      http://www.presto-corp.jp/lineups/15_yzf_r1/15_yzf-r1_catalog.pdf
      http://www.presto-corp.jp/lineups/16_yzf_r1/16_yzf-r1_catalog.pdf
      http://www.presto-corp.jp/lineups/17_yzf_r1/17_yzf-r1_catalog.pdf
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