ということで、鈴鹿8耐の応援に来ています。
今回はPC持って来たので現地からゆるく更新しようかと。
本日、金曜日からレース終了翌日の月曜日まで滞在する予定です。
さて、 8耐の話をする前に、金曜日の見たいプログラムが
11:30開始と遅めだったので、ちょっと寄り道してから向かうことにしました。
まずは東名で西へ。浜松で一回休憩してから鈴鹿をちょっと通りすぎて、
甲賀土山ICまで高速で移動します。
土山到着は8:00といったところ。
先日まで晴れ予報だったのですが、曇りとにわか雨のお天気。
伊勢湾岸の長島あたりで軽く湿る程度の小雨に降られてしまい、
蒸した空気の中下道走行開始です。
まずは県道9号で青土ダムを通過して北へ。
ここでもう土地勘のある方はピンと来たかと思いますが、
今日の寄り道は鈴鹿スカイラインこと国道477号線の走行です。
県道からアンダーパスをくぐって鈴鹿スカイラインにアプローチ。
平日なので、甲賀市街はこの時間はちょっと交通量がありますが、
スカイライン周辺は生活道路ではないので、ガラガラ。
この鈴鹿スカイラインも、元有料道路だけあって道路設備が充実しています。
有料道路の解放で、県道でなく国道になった場所は
手入れも行き届いていてツーリング向きの道が非常に多く、期待できます。
山間部を走る道路らしく、落石注意の掲示板も。
この日は路面もウェットなので、どちらにせよおとなしくしか走れませんねw
スカイラインはまず、野洲川ダムを通過します。
コンクリートの整然とした堤体が美しいですね。
そのまま野洲川ダム湖沿いに標高をあげていきます。
この辺りはダム湖畔の道路らしく、緩いカーブが続く快走路。
湖を左に見ながら東へ進みます。
ダム湖の上流側に近づくと、短い直線とタイトなコーナーが
交互に連続するようになってきます。
結構コーナリングの楽しい線形ですが、直線でスピードが乗ったまま走ると
意外にカーブがきつくてびっくりするかも。
沢を渡る橋がコンクリート舗装なので段差にも注意が必要ですね。
ダム湖を抜けると少しずつ道が険しくなってきます。
とはいえ常時センターラインのある道で、
バンプやポットホールもないので走行には気を使いません。
有料道路の名残か、全線Uターン禁止。
無料化した今は見通しのよいところではUターンしても問題ないはずですが、
別段標識を外して回る理由もありませんからね。
標識4つ並んでるのもなんだか珍しい。
峠に差し掛かると、一気に道の様相は変化します。
ターンパイクよりすこしキツく、西伊豆よりはゆるやかなUターンが
連続して現れるツイスティロートです。
標高差はそれほどでもないですが、道の形は日光いろは坂に似ているかも?
速度抑制用の段差がちょっと邪魔ではありますが、
気持ちよく切り返して上へ上へ。
頂上に近づくと、残念ながら濃霧。
路面もヘビーウェットになってきてしまったので、
そろりそろりとスピードを落として走行。
ちょうど標高の一番高いところで、武平トンネルを潜って峠を越えます。
トンネルの中まで濃い霧につつまれていて閉口・・・。
この道は晴れた日にリベンジしたいなあ。
トンネルを抜けて、東側の斜面に差し掛かってもまだ霧。
こちら側のほうが路面の舗装はいいので、
こっちから登ってくるほうが好みかもしれない。
東側は西側より更にUターン多めの道路。
600SSとかで走るとバンク角を深く取れて楽しいんじゃないかな。
沿線には大きな施設はありませんが、駐車場がたくさん整備されていました。
もしかして景色がすごくいいのかな?展望目的なのかもしれない。
でも残念ながら今日の景色はこれ。なーんも見えない!!
ミラーも霧を食らって曇ってしまい、何も見えなくなる始末。
いくらシールドの内側に曇り止めをしても
外側に霧吹きされてしまうとどうしようもない・・・
道路自体は全線センターラインあり、舗装も良好、見通しも良い快走路ですが
ちょっと距離が短めなのが残念かなー。野洲川ダムから湯の山温泉まで20kmほどです。
そんなこんなで、寄り道は消化不良になりつつも鈴鹿サーキットに到着。
天気はグズグズですが、傘をさすほどの雨は降らず。
ここから本題に!
さて、レースに詳しくない方も多いと思いますので、
ざっくり鈴鹿8耐の説明を。知ってる方は飛ばして大丈夫w
鈴鹿8耐は、今年で40回目を迎える毎年夏開催のバイク耐久レース。
EWC(世界耐久選手権)の最終戦と、国内最高峰のバイク耐久レースを兼ねています。
2〜3人のライダーが交代で1台のバイクをかり、8時間のレースを行います。
レース自体は日曜日に行われますが、
セッティングを煮詰めるための練習走行や
出走順を決めるための予選があるので、
木曜日〜日曜日までの4日に渡って走行が行われます。
今年は40回の記念大会ということもあり、歴代のチャンピオンマシンが
ずらっと展示されていて大迫力ですね。
パンフレットも力が入っています。公式DVDつきで2000円は安い!
パンフだけならチケット買わないでも購入できますしねw
レースフォーマットは、木曜日はフリー走行(練習走行)、金曜日が予選、
土曜日が最終予選(TOP 10 TRIAL)、日曜日が決勝となっています。
並行して、スケジュールの合間に鈴鹿4耐というサブレースも開催。
8耐は市販車ベースの耐久仕様改造版であるEWCクラスと、
より改造範囲が狭く、市販車に近い仕様のSSTクラスの混走です。
EWCクラスの中でも、EWC全戦に参戦しているチームと
8耐だけにスポット参戦するチームがあります。
基本的に、8耐に特化したEWCスポット参戦チームが上位に、
その次に24時間走行等様々な耐久レースを想定したEWCクラス、
その下にSSTクラスが来ることが多いですね。
いずれも1000cc(2気筒は1200cc)のスポーツバイクです。
レースの内容解説はこの辺にして、少し早く到着したので
GPスクエアのイベントスペースを見て回ります。
メーカーブースやパーツベンダー、協賛企業のブースがたくさん。
金曜日はそれほど見にくる人もいないですし、
天気も悪いので閑散としていて回りやすいw
HONDAは大きい贅沢なブースを構えていました。展示車もたくさん。
参戦するCBR1000RRは今年から新型投入なので戦闘力は未知数!
ここ数年トラブル続きで本命チームが表彰台を逃しているので今年は雪辱戦ですね。
SUZUKIは解放的なブース。
こちらもGSX-R1000は新型投入となります。
去年のEWC全体はSuzukiがチャンピオン。最強チームです。
YAMAHAは直系3チームを押し出してきています。
今年からEWCにもファクトリーでフル参戦。
一昨年新型を投入したYZF-R1は他を寄せ付けない圧倒的な走りで2年連続トップ。
SUZUKIがEWC最強なら8耐最強はYAMAHAでしょう。
カワサキは今年もGPスクエアから離れたところでお山の大将してましたw
去年新型になったZX-10R、2位からのステップアップで優勝できるのか!!
そうそう、2018年モデルのNinja650も早速展示されていましたよ。発売間近!!
金曜日の予選は午前と午後の2回。
3ライダー(チームにより2ライダー)がそれぞれBlue、Yellow、Redの腕章を割り当てられ、
腕章の色ごとに午前20分、午後20分走行します。
3色x2セットで6回走行があるわけですね。
各セッションでのそれぞれのライダーの最速タイムを平均したものが
チームのタイムとなって、日曜日の出走順位が決まります。
更に、このチームタイムが上位の10チームは土曜日のTOP 10 TRIALに進みます。
そこで再度、台数が少ない状態でガチンコのタイムアタックをして
最終的な出走順位が確定する仕組みです。
エントリー台数が69チーム、それぞれに2〜3人のライダーがいるため、
こういった変則的な予選方式になっています。
今年もカワサキ応援席でチケットをとったので、応援グッズをもらいました。
不織布バッグに入った各グッズは、背負い紐付きトート、キャップ、
ペットボトルホルダー、サイリウム、パンフレット、そしていつものフラッグ。
ペットボトルホルダーが何気に即使えてありがたいw
そうそう、8耐の冠スポンサーはコカコーラです。
場内の自販機がコカコーラ製品オンリーになるという・・・
まぁ遊園地側でモンエナとか買えるんですけどw
朝は霧雨混じりの曇り空でしたが、
午後からは陽も出てきて、気温も30度近く。
路面が乾く反面、路面温度が上がりすぎてタイヤのグリップが落ちるデメリットも。
こういう難しいコンディションも番狂わせを呼んで、8耐の醍醐味ではあります。
今年の予選は転倒で赤旗中断多発の波乱の幕開けとなりました。
途中、売店で飯をかきこみつつ観戦。
ガラガラなのでどこで見てもよく見えていいですね。自由だ。
去年応援していたカワサキのファクトリーチームであるTeamGreen、
ライダーが移籍して今年からカワサキ系のプライベートチームに散らばったので、
応援するチームがたくさんあって迷いますw
いや、まぁ集合していてくれたほうが戦闘力は高いんですけど・・・。
今日の予選の最終順位は以下の通り。
大本命の21番、YAMAHA FACTORY RACING TEAMが圧倒的な強さを見せた1日でした。
FIM EWC@FIM_EWC#Suzuka8h #FIMEWC combined qualifying classification https://t.co/MejOzXLK0i
2017/07/28 18:11:44
予選が終わる頃にはスカッと晴れて気持ち良い空に。
この時間にスカイラインを走りたかった・・・!!
ではまた明日。
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