戻り梅雨に加えて台風がウロウロしているせいで、
天候が不安定な日が続きますね。
最近は平日のあいだに2〜3個ルートを考えておいて、
土日早起きして未明の予報で行き先を決めたりしてます。
ということで、今日は日光方面へ向かうことに。
ルートはこんな感じ。
さて、今日は首都圏ツーリングプランの
関越道・上信越道・東北道コースを使うため、
下道で草加まで行って外環道、東北道で栃木ICまで移動し、県道32号経由で県道15号へ。
今日の目的のうち一つ目の峠、粕尾峠を目指します。
3:30出発で高速を降り立ったのは5:00くらい。
日はもう出ていますが、雲が濃いですね。
県より小さく、地区町村よりは大きい地域単位の予報では
曇り時々雨。降られるか降られないかは50:50といったところ。
今の所雨は降っていませんが、夜中に降った雨がまだ路面を覆っています。
標高があがるにつれ、霧が濃くなってきます。
前日雨が降ったら夜明けで霧深くなるのは予想していましたが、
ちょっとこれは濃いぞ・・・!
洞門の中はコンクリート舗装だったり析出物が路面に広がっていて
滑ることがが多いので、ツルッといかないようにソロソロ走行。
こんな天気ですが気温はそれほど低くなく、走行自体は快適。
日が昇りきっていないので気づかなかったのですが、
雲は案外薄いようで、上粕尾のあたりでは雲の向こうに青空が。
路面も水はけのいいところはドライになってきました。
そうこうしているうちに、峠はつづら折れ。
地図で見た通り、切り返しが多くヘアピンもそれなりにある楽しい線形。
ただ、ウェット路面の比率が高いことと、昨今の雨の影響か
折れた太い枝が散乱していて、油断するとたいへん危険。
せっかくの楽しい道ですがスピードを落としに落として
2速メインの安全運転です。
ほどなくして峠の頂に到着。地名は鹿沼市から日光市へ。
こぶし大のデカイ落石が落ちていることもあって、
途中バイクをとめて路肩にどかしながらの走行でした。
路面清掃が入っていて晴れた日だったら楽しそうなんだけど、惜しい道だった・・・
下りはなおさら慎重に走り、粕尾峠をゆっくり降ったら
国道122号、わたらせ渓谷鉄道にぶつかります。
南側はすっかり晴れましたね!時間は6:00。そのまま進路は南西へ。
草木湖を見下ろしてちょっと休憩。水位はソコソコかな。
貯水率95%くらいで、洪水貯留準備水位に届きそうなので
渇水ってほどではない感じ。
少しいったところ、花輪駅のあたりで幟の出ている小屋が目についたので
水分補給ついでに止まってみることに。
何度か通ったけど、前にトラックが止まってることが多くて目に入らなかったなー。
中にはレトロな食品自販機が。
そういえば自販機食堂とかで同じタイプのが展示されてたような?
うどん・そばには「激辛青唐辛子入り」なんて物騒なものまでw
これは初めて見たかも。トーストサンドの自販機。
なかなか面白そう・・・ではありましたが、買うのはちょっと躊躇しましたw
まだ時間が時間で、腹も減ってないですしね!
自販機を物色し、コーヒーを一気飲みしたら再出発。
水沼のあたりで北へ折れ、県道62号で北西へ折り返します。
県道62号は改良が進んでいて、トンネルと橋が続く快走路。
路面が乾いているのもあいまって、粕尾峠のリベンジとばかりに快走。
スピード出して飛ばすというよりは、
コーナーの切り返しをスピード落とさずに楽しむのがいいですよね。
峠の頂上は県境標識のみだったので、あっさり通過。
一部未改良区間はタイトな場所もありますが、
交通量が多いのか路面は綺麗で走りやすい。
登って降って、薗原ダムに行き着きます。
高低差のある立派なダムで見晴らしがいい!
薗原ダムからは、望郷ラインへ入って更に北西へ。
曇り時々雨とかの予報が嘘のように綺麗な青空です。ありがたい!
望郷ラインは通しで走ったことがなかったですが、
とてもいい道ですね。ずっと開放的な田園風景をみつつ、
若干の高低差と綺麗な舗装、ゆるやかな曲線を描く道です。
これは全線ツーリングに組み込んでみたい・・・。
後を髮をひかれつつ、川場村をこえたあたりで県道265号に乗り換え。
県道265号で小さな峠を越えたら、今度は県道61号に入ります。
そのまま国道291水上温泉を抜けて、関越道沿いに進路は北へ。
湯檜曾からは、県道63号で進路を東へとります。
このあたりはダムの密集地帯。
県道に入ってすぐ、藤原ダム、須田貝ダム、奈良俣ダムと
「奥利根三湖」を連続して通り過ぎます。
県道から見える圧倒的な勇姿は奈良俣ダム。
急に目に入ってくる堤体のスケール感たるや・・・!
ダム地帯を通り過ぎたら、県道63号はガンガン標高をあげていきます。
ここもなかなかの快走路。ちょっと舗装の荒れたところはありますが、
ヘアピンが多く見通しもよい道が続きます。
「奥利根湯けむり街道」と名前のつく、温泉やスキー場の多いリゾート路線です。
時間は8:30を周り、気温も上がってきました。
路面にさす太陽のコントラストも強くなってきて、
いよいよ8月に入ったことを実感させられます。
ただ、標高がそこそこあるので気温はきもちよく、20〜25度程度。
道は坤六峠で下りへ転じます。ここは紅葉のメッカらしいですね。
峠を越えてまもなく、尾瀬方面の鳩待峠への分岐があり、
そこから先は観光バスの行き交う高規格道路。
峠道は一旦ここまでで一段落といった感じ。
県道63号は南へ折れたあと、終点で国道401号と合流します。
こちらはゆるやかに谷を縫う道。
シールドをあけて気持ちいい空気を吸い込みながらゆったり下ります。
やがて国道401号は国道120号に突き当たります。
尾瀬大橋は何度見てもデカイ。以前逆側から通った時のことを思い出します。
国道120号で進路を東にとり、中禅寺湖方面へ。
ちょっと怪しい雲が出ているのが心配。
ここまで来たからには降られたくない!が、迂回路はない!w
国道120号は日本ロマンチック街道と名付けられています。
どのへんがロマンチックなのかはさておき、
沿道に観光地が点在していることから
バスでも走りやすい広くて綺麗な道が続きます。
国道120号から湯の湖を見下ろす風景がとっても綺麗。
奥に見える山は男体山ですね。
予定ルートは湯の湖を越えたら高徳方面ですが、
ガソリンが心許ないので中禅寺湖方面へ寄り道。
戦場ヶ原を抜けて南へ下ります。
華厳の滝入り口で給油したら、せっかくなのでそのまま直進。
日光いろは坂を下り、馬返まで下りて第二いろは坂で再び戻ります。
いろは坂の下りは観光バスが多くて嫌になるくらいゆっくり走行ですが、
上りは二車線なので割とマイペース走行ができていいですね。
観光バス達ときたら、意地でも譲らないんだよなあ・・・
さて、ルートへ復帰です。
中禅寺湖のほとりを抜けて北へ戻ります。
先ほどのいやーな雲は消えてしまったようで、カラッと晴れ。
うっすらかかっている雲も昼には消えてしまいそうですね。
中禅寺湖周辺って、春先に閉鎖解除された直後とか
早朝にばかり通るので、こうやってお土産屋が賑わってる風景を見るのは
修学旅行で来て以来かも?新鮮ですね。
紅葉シーズンほど賑わってしまうと渋滞で辟易するので
これくらいの季節がいいかもしれないですね。
高徳牧場から奥鬼怒林道に入り、川俣温泉方面へ。
時間は10時。木漏れ日が真上からさすようになってきましたね。
こちらの林道は緑が深い。序盤はゆったりした線形で盆地を抜けます。
山が深くなってくると、線形は徐々にタイトに。
ヘアピン多めで標高を稼いで、しばらくゆるやかな道がつづいて・・・の繰り返し。
路面はちょっと荒れ気味。落ち葉が多いので道路の両サイドは危険ですね。
途中、崖に穿たれたトンネルの手前で警笛鳴らせの標識を発見。
たしかにすれ違いはできないけど、
警笛鳴らすほどかな・・・?と思ったら、なんと
「トンネル+カーブ+トンネル+カーブ+トンネル」の3連続でした。
その途中、一切離合不可。
そりゃ警笛鳴らせの標識もつくわなーと納得のスポットでした。
落石や落ち葉に注意しつつ、ヘアピンにつぐヘアピンをクリアしたら
林道の終点に到着。ここからは県道23号で東へ進みます。
ここで時間は11時。そろそろ腹が減って来た!
県道は川俣大橋を抜けて川俣ダムへ。
ロングスパンの吊り橋はワクワクしますねー!!
せっかくなので川俣ダムを歩いてみようと思っていたんですが、
遊歩道への駐車場にバイクを止めた時点で蜂やら虻やらに集られてしまい
二進も三進も行かなかったので断念w
虫除けは携行して来るべきでしたね・・・・
仕方ないので瀬戸合峡に登って上から眺めてきました。
いやー峡谷にもほどがある。切り立った斜面の角度がとんでもないですね。
川俣ダムの先は青柳大橋で黒部ダム湖をまたぎます。
黒部ダムといっても、富山の黒部ダムとは違い、鬼怒川にある同名の別のダムです。
こちらも日本初の発電用コンクリートダムという由緒を持っているとか。
なんて、帰ってから調べたのでダムを見学してなかったのが悔やまれる・・・
県道23号からは霧降高原道路に入り、大笹牧場へ。
到着はちょうど12時!飯を食わねばなるまいて!!
大笹牧場に来たらこれを食わねばなりません。
おなじみジンギスカンセット。今日は肉増しやめときましたw
ジュージュー焼いていただきます。
朝3時から何も食べてないのであっという間に食べきります。最高に美味い。
先週、8耐初日の夜も宿の近くで一人焼肉したんですけど、
今週も一人焼肉となるとちょっとハートが折れそうになりますねw
一人焼肉と同じくらいイタイのが一人ソフトクリーム。
美少女に生まれていればきっと画になったんだろうなあ・・・
などと思いつつ、結局食べてしまうのでした。おいしい。
気を取り直して再出発。霧降高原道路を日光方面へ降ります。
北側の斜面を登ってきた時は全然霧がなかったんですが、
南側はなかなかに濃霧ですね。まぁでもこのくらいなら大丈夫かな?
と思ってたら、尾根筋はさらに深い霧に包まれていました。
実はこれ30mほど先に車がいるんですが、
ライトつけてくれてないので全く見えず。
ほんと危ないのでスモールでもいいから霧の中はライトつけましょうね
こちらは六方沢橋。絶景の楽しめるアーチ橋のはずなんですが・・・
これ橋の先が落ちてても気づかずに突進するパターンのやつですねw
さすがは霧降高原道路といったところ。夜だったら泣いてた。
そんなこんなで日光まで下りたら、
県道247号、77号、国道461号と経由して東へ向かいます。
塩谷町の中心部で北へ折れ、県道63号へ。
県民の森を突っ切って県道56号へ出ます。
この辺、道が複雑すぎて抜ける道を探すのに苦労しました。
未舗装路とか行き止まりの道も多いですからね・・・
自分でもどう走ったのかイマイチ定かではないのですが、
どうやらナビの履歴によるとこのルートで抜けた様子w
県民の森キャンプ場までの道は比較的穏やか。
子供を連れてキャンプに来るにも困らない道路ですね。
舗装もしっかりしていて、清掃も行き届いているので楽しく走れる道です。
県民の森から56号に抜ける道はあまり使われていないのか
舗装がそんなに綺麗ではありませんでした。
とはいえ落石や落ち葉はないので、デコボコにさえ気をつければ
楽しいワインディングロードです。
県道56号はとにかくヘアピンの多い道。
北側の斜面で交通量が多くないのもあって、路面の苔が目立ちました。
落ち葉や落石は数は少ないけど注意が必要ですね。
線形はとてもよく、途中のつづら折れもがっつり改良されていました。
ここまでするならトンネルの方が安上がりなんじゃ?と思うくらい。
もちろんライダーとしてはつづら折れのほうが嬉しいですがw
56号を下りきったら、国道400号で塩原ダムの脇を抜け、県道30号で南へ。
時間は14:30といったところ。お昼のあたたかい陽気に田園風景が映えます。
そのまま首都圏ツーリングプラン適用エリアの
宇都宮ICまで南下してから高速に乗り、帰路につきました。
今日の走行距離は698.2km
ODOは8156kmになりました。
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