ツーリングBlog [Full Notch !]

関東を拠点にあちこち旅する在住ライダーのツーリングレポート。

交通量の少ない山深い道や交通関係施設、史跡などが好物。

Ninja650(13)
→Ninja1000(14)
→Ninja650(17)
→Ninja250(17 WTE)
→Ninja1000 SX(20)と乗り継いでいます。


関東は台風一過、金曜日からお盆休みがはじまるということで
ツーリングの予定立案に励んでいる方も多いのではないでしょうか。

そんな折、PCやスマフォユーザなら誰しも一度は使ったことのあるであろう
Google Mapsについて少しお話をしてみようと思います。
Google Maps

 


一昔前までは地図といえば紙の地図、
たとえばツーリングマップルを旅のお供にするのが基本のお作法で、
タンクにルートメモを貼ったりと工夫されていた方も多いと思います。
もう少し時代が進めば専用のバイクナビゲーションもありますね。

しかしスマートフォンがここまで普及し、
納車時にはスマートフォンホルダーと
USB電源の設置が定番となっている昨今、
ツーリングのルートを立てる際にGoogle Mapsを
メインのツールとして使う方もずいぶん増えたのではないでしょうか。

かくいう自分も、おおまかなルート策定やスポットの検索は
PCのGoogle Mapsで行い、現地での詳細なルート案内や
距離の確認はカーナビタイムで行うという使い方がメインとなっています。
カーナビタイム




土地勘をつけるため、ナビゲーションは設定しても
可能な限り看板と勘で走るようにはしていますが、
それでも使い分けを行う理由は、交差点の車線案内や高速のSA/PA情報、
それにガソリンスタンドやコンビニ等のスポット表示、
更には圏外オフライン環境での可用性など様々あります。

とはいえ、結局のところ、俯瞰して楽しそうな道やスポットを探したり
ツーリングメンバに共有する場合、Google Mapsが一番優秀なんですよね。
しかしながら、Google Mapsに頼る場合、
注意しなければならないことがあります。



たとえばこの場所
美ヶ原高原にほど近い三才山トンネルのすぐ脇、長野県道464号です。
ビーナスラインからも近く、地図からは
楽しそうなワインディングロードを思わせる線形が読み取れます。
長野県道464号線





県道は比較的太い白の実線で描かれているので地図上も目立ちますし、
ナビゲーションをGoogle Mapsを任せるとこのルートを案内してくれます。
しかしここに罠があります。
長野県道464号線





以前の記事を覚えている方はピンときたかも。
何を隠そうこの県道のこの区間、車両どころか人間も通行できません
それも1年や2年ではなく、かれこれ10年以上も。
県道464号線





こういう事態を避けるためにオススメなのが、ストリートビューです。
最近はストリートビューのカバレッジも拡大してきて、
林道であろうが農道であろうが、一般の通行に供された舗装路であれば
ほとんどの場所で撮影されています。

逆に撮影されていないということは、
何らかの理由で通行できないことがほとんど。
PCだとペグマン(黄色い人形マーク)をクリックすれば
ストリートビュー撮影済みの道は青くハイライトされるため、
注意すべき道は一目瞭然。
長野県道464号線




同じように、この場所
富山県道378号線についても地図上はハッキリと記載があります。
富山県道378号線



もちろんルート案内も行われます。
富山県道378号線



この道もまた同じケースで、訪れたことがありますが、通行不能でした。
奥地まで踏破された方レポートが公開されていますが、
実に50年近く不通のままで、未舗装路の先は完全に廃道化しています。
やっぱりここにもストリートビューはない。

「ストリートビューがない道は通れない」と言えば嘘になりますが、
「ストリートビューのない道は通行できるか確認すべき」
であることは間違いないですね。
この画像における南側の林道筋のように、
迂回路が見つかることも多々あります。
富山県道378号線






さて、通れそうで通れない道の見つけ方をご紹介しましたが、
注意すべきはもう一点。通りやすいのに見つからない道の話を。

こちらもビーナスラインに至近。諏訪のこの位置に、
この画像の縮尺だと表示すらされない楽しい道があります。
八ヶ岳エコーライン




八ヶ岳エコーラインこと、八ヶ岳西麓広域農道です。
入り口には大業な看板まで設置されているにもかかわらず、
あくまで「農道」であるためGoogle Mapsでは
表示が田んぼの畦道と同じ太さです。
八ヶ岳エコーライン




同様にこちら、塩山フルーツラインこと東山東部広域農道。
観光推進機構のサイトにページがあり、
大規模なトンネルや立体交差、合流ランプまで存在するにもかかわらず、
農道扱いで表示は極細か省略。
塩山フルーツライン



この道のルートはここ。
八ヶ岳エコーラインはまだ道路を拡大すると
路線名のキャプションが出てくるので
発見できる可能性も高いですが、こちらは地図上完全に無視で
Goole Mapsだけ見ていれば取りつく島もない。
塩山フルーツライン




同様に、全国にある広域農道やスーパー林道、
有料期間が終わって無料開放されたあとの数々の観光道路など、
Google Mapsでは見つけられないタイプの道はたくさんあるんですよね。

普段Google Mapsだけで道の選定をしている人は、
他の地図サービスや紙の地図、ツーリングの特集記事やレポートなど、
いろんなソースを参照しながらそういう道を探すことで
ツーリングの幅が広がるんじゃないかなと思います。
逆に面白そうな道を見つけた人は教えてほしいなあ。





































 























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