19日はドライ路面のワインディングロードを求めて
山梨方面に足を伸ばしてきました。
出発は朝4時。いざ出陣です。
まずは中央道。大月まで走り、そこから国道20号に。
トラックの後ろをチンタラ走って
朝の5:00から対向車にピースサインをもらったあとは、笹子峠旧道に向かいます。
前日夜に雨が降ったのと、朝の霧が濃くて路面状況はひどいことに。
最近ざーっと降る大雨が多いので落ち葉も散乱しています。
まだ時間も早く、道も暗いので飛ばしても仕方ないということで
感触を確かめながら峠を登り、笹子隧道で休憩。
さすがにまだ5:30なので、車もバイクも1台もすれ違わず。
笹子峠を降りたら、勝沼からはフルーツラインこと
東山東部広域農道を走ります。
ちょっと雲が低くて見通しは悪いですが、甲府盆地を一望しながら走行。
朝の誰もいない農道をゆったり走るのも気持ちいいものですね。
ちょっと行く先に雲が多いのが気になりますが、農道を全線走って北へ抜けます。
広域農道を抜けたら、県道219号で進路をそのまま北北西へ。
この道は舗装も手入れされていて、ほどよいうねりと
ヘアピンカーブも組み合わされた超快走路。
あまり目立つ道ではありませんが、ツーリングのメッカになってもいい気がしますね。
後半に近づくとセンターラインも引かれているので、
道中安心してスイスイと登っていくことができます。
県道219号を終点まで登り切ると、琴川ダムにたどり着きます。
ここで時間は6:30。気温が上がってきました。
琴川ダムの堤体に備え付けられた点検用通路は
なんだかユニークな造形。マイクラで作ったみたいな直方体が
堤体に斜め階段状に接地されていました。
琴川ダムからは、クリスタルラインに入ります。
この道路はオレンジ色の標識が目印。
林道をつなぎ合わせて、全長68.1kmのワインディングロードを形成しています。
クリスタルラインは林道で、狭く簡素な舗装路が続くので
大型立ち入り禁止。安全速度20km/hと割り切った設計。
20km/hで走ったら、抜けるまでに3時間半くらいかかる計算ですね。
バイクだと遅すぎてかえって危ない速度ですw
まずは焼山峠を越えて、林道荒川線で乙女高原へ。
舗装は全線割と綺麗なんですが、グレーチングが多いのと
道路を横断する排水溝が浮き上がっていて段差になっている部分が多いです。
スピードを出しすぎていると乗り上げてホイールにダメージがありそうな・・・w
直線でもカーブでも速度ゆったりめで走行するのがオススメ。
途中見える山々は、かなり険しい切り立った地形ですね。
空も少しずつ晴れてきて、天気にも期待が持てます。
ガードレールやカーブミラーは割と手厚く設置されているので
道路自体は悪くないです。ひねりこむような切り返しがあったりと
楽しい走行が続きます。
落石注意の看板が多いあたりは本当に落石に注意する必要があります。
なかなかデカイ石がコロコロと転がっていました。
バイクで乗ったらジャンプ必至、下手すりゃ側溝にすっぽりです。
大きさも足より大きいくらいとなかなか。
路肩にせっせとどかして後続車の危険を排除しつつ走行。
石がある以外は路面が綺麗なことを考えると、
道路保守はしっかりされているものの、結構頻繁に落ちるんでしょうね。
気を取り直して続きの走行。
林道荒川線は下りに入り、いこいの里方面へ。
本来はここの分岐を右へ行き、木賊峠方面へ行くのが
クリスタルラインのルートですが、今日は左へ逸れます。
時間は7:00。
林道御岳線を下って南西へ。
こちらの道も快走路。路面がダンプなのが惜しい・・・
金桜神社の鳥居をかすめてさらに下っていきます。
明るい日光に朱の綺麗な鳥居が映えますね。
県道7号から、昇仙峡ラインこと県道27号に入って進路を西にとります。
このあたりはどこを走っても道が綺麗で、
それも楽しい線形ばかりで走るのに夢中になってしまいますね。
韮崎の市街に入ったら、昇仙峡ラインから保坂路に入ります。
山裾を周りこむように走る道は北西から北へ
ゆるやかに進路をかえつつ走ります。
韮崎の街を見下ろしながらの走行。
奥に見えるのは南アルプスですね。
綺麗に盆地だけ晴れているのがわかります。
保坂路は眺めのいい丘陵地帯を突っ切り、まっすぐ走っては曲がり、
まっすぐ走っては曲がり。こういう道もいいですね。
梨や葡萄の畑を左右に見ながら走り、やがて見えてくるのが明野の向日葵畑。
沿道にところせましと植えられた向日葵が南向きに顔を揃えてお出迎え。
ちょうどサンフラワーフェスの最中ということもあってまさに満開。
一面のひまわり畑のそばをまっすぐ駆け抜ける高原道路。
これは最高ですね。
アルプスが雲に隠れているのは残念ですが、
こんなにたくさんのひまわりが満開で観れたのでよしとしましょう!
ひまわり畑を抜けたら間も無く、
道は増富ラジウムラインこと県道23号につきあたります。
時間は8:00。青空の色が深くなってきました。
放射性物質であるラジウムを使った温泉「ラジウム泉」は有名ですよね。
温泉地を抜ける県道を北東へ進み、塩川ダム方面へ。
塩川トンネルを抜けた先、真正面に通行止になった新しいトンネルが。
通仙峡トンネルはわずか10年あまりで通行止になったトンネル。
この先の通仙渓が落石等で道路維持困難なのが原因とか。
紅葉のメッカなので、シーズンだけ歩行者を対象に解放されているようですね。
ラジウムラインはここまで、温泉地を越えたらそのまま東に直進。
五里山のあたりでクリスタルラインに復帰し、少しだけ走ります。
林道本谷釜瀬線で北に走り、黒森鉱泉のあたりで県道610号に入って北へ。
そのまま長野へ抜けます。
長野県側は雲も薄く、空も青い良い天気。
ここから県道番号は106号に変わり、
下りのゆったりした峠道を楽しく下ります。
川上村の県道106号沿いは畑作地帯。
夏野菜の収穫が真っ盛りのようで、
でっかいトラクターがせわしなく行き来していました。
川上村の中心部で県道2号に乗り換え、さらに北へ。
この道は切り返しの続くワインディングロード。
ここも舗装がしっかりしていて走って楽しい道ですね。
森の中を鳥のさえずりにつつまれながら登って行くと
エンジン音が煩わしくなってしまいますw
峠のてっぺんで南相木村に入り、
同じように楽しい線形で峠は下り坂へ。
南相木村も収穫真っ盛り。
トラクターが跋扈する・・・のはいいんですが、
もうちょっと泥を落としてから走行してほしいものでw
結構舗装のしっかりした県道なんですが、
ここまで泥だらけになるとまともに走行できない!
さすがに泥まみれなのは畑から倉庫までの一帯だけ。
村役場の周囲は普通の県道になっていて安心しましたw
そのまま脇道で北相木村方面に抜けます。
北相木村からは県道124号に入り、ぶどう峠を登ります。
先日のマスツーとは反対方向への通過。
峠を登って登って、頂上へ。
こっち側からだとすぐに到着しますね。
ということは下りが長いってこと。
撮り忘れた記念写真も撮っておいて、東へ下ります。
わかってはいましたが、落石や砂利が多くて大変な道だ。
下りだとスリップがなおさら怖いので、
速度を控えめにして安全に下り道。
天気は上々なので、恐怖感はそれほどありません。
気温が上がってきたので、道沿いの沢から聞こえる
せせらぎが気持ちいいですね。
路面と川床が近づくと、ついつい水浴びをしたくなってしまう。
今度着替え持ってきて水遊びしようかなw
ぶどう峠を下りきったら、国道299号に合流。
沿道にはまだ紫陽花が咲いていました。
この季節に咲く品種があるのかな?
少し下って、道の駅上野で休憩。
ここで時間は10:00と上々のペース。
プラム味のソフトを頼んだのですが、係りのおばさんがなんだか頼りない。
拙くレジを操作したあと、ソフトを作ってもらったのですが・・・
この形はないよw しかも受け取る前から溶けて水漏れ中w
巻き方を知らずに、押し込むようにまっすぐ奥へねじ込んだ感じだな・・・
文句を言っても仕方ないので粛々と食べて、そのまま国道を東へ。
切り立った崖の合間を抜けて志賀坂峠を越えて行きます。
ここは道路もしっかりしているし清掃も行き届いていて、
カーブも大回りに作られているイージーな快走路。
下りの峠も同様に。
やっぱり交通量のある国道は違いますね。
最近走行注意の険しい道が多いので、
こういうオーソドックスなツーリングルートもいいものです。
そのまま299号を秩父まで抜けたところで小休止。
時間は11:00を回って、少し眠気があったのでコーヒーブレイク。
そのまま市街地を避けて回り込み、定峰方面へ。
お昼の日差しがすっかり夏模様でヘルメットの中がサウナ。
この日、北関東でものすごい豪雨があって
ツインリンクもてぎのレーススケジュールが変更になるほどだったとか。
進路を西に向けたのが功を奏しましたね。
秩父からは県道11号に入り、定峰峠へアプローチ。
ここも交通量の多い峠道なので落石や落ち葉はまったくなく、
楽しめるペースで駆け上がります。
標高が高くなると、ちょっと雨の後がのこっていてペースダウン。
天気がいいので午後にはすっかり乾いてるだろうな。
そのまま定峰峠のてっぺんまで。
奥武蔵グリーンラインを走ろうか迷いましたが、
路面がドライではなさそうなので今日は見送り。
先日も走ったばっかりですしね。
ということで、楽しそうで見通しのよい県道172号で山を下り、
そのまま北東方面に抜けることに。
ときがわ町方面へ向かってだらだらと走行。
ここで時間がお昼をまわるくらい。
都幾川を渡る橋から見下ろす河川敷も緑が茂ってていい感じですね。
川遊びしたいなあ。
関越道で帰ろうか迷いましたが、時間にも余裕があったのと
鶴ヶ島方面によくない雲が見えたので、
そのまま桶川方面に回り込んで下道で帰路につきました。
この日の走行距離は高速100km程度、下道多めの472.1kmでした。
ODOは10584kmになりました。
帰宅後都心は豪雨に見舞われたので、早めにかえってよかった!
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