林道豊岡梅ヶ島線が災害復旧して開通したとの知らせを受けて、
紅葉を楽しみがてら走りに行ってまいりました。

ルートはこんな感じ。
まだ暖かい日が続き、都内では20度に達する予報とはいえ、
時期はもう11月も半ばにさしかかろうというところ。
ちょっと遅めの7:30出発で、新東名を使って新清水まで。

この日は全国的に晴れマークということでご覧のとおりいい天気。
土曜日はところにより雨が降ったので雲は少し残ってますね。

新東名110km/h区間、試行結果が良好なら
区間を増やした上で120km/hにするらしいですね。是非ともお願いしたいところ。

高速を降りたら、県道27号線で北へ向かいます。
おなじみ静岡っぽさ満点、ひらけた砂利の川床に沿って登っていきます。
ここで時間は9:30。

この道は梅ヶ島温泉へ向かうメインルート。
よく整備されていて走りやすいですね。
標高が一気に上がってくると遠くの山がほどよく霞んで綺麗に見えます。

やや雲は多いものの、雨の気配は一切なし。
この辺はまだ全然紅葉していないようで、
上の方は大丈夫なの?とちょっと心配になってきました。

途中、安倍川を左岸→右岸→左岸と2回渡ります。
下流側の1回目は平野橋、上流側の2回目は大河内橋です。
大河内橋は今まさに架け替え工事の最中。
現橋の下流側に綺麗なアーチが架けられていました。

上流側にはさらに古い橋の痕跡も。
ずっと昔から梅ヶ島街道はこのルートだったんだなーと思いを馳せます。

大河内を超えたあたりでこちらの看板を発見。
わざわざ看板が出るってことはそれなりに注目されてるのでしょうね。
この地域、秋葉街道に天竜川、大井川もそうなんですが、
東西方向の交通が絶望的に貧弱なんですよね。
安倍川沿いも例外ではなく、梅ヶ島温泉から身延へ抜ける道で
車が通行可能なのはこの林道のみ。

この道が使えないと、新東名か、国道1号線まで迂回しなければいけません。
下道だと97km、高速を使っても89kmもかかる道のり、
このルートだと30kmで越えられます。実に50kmに及ぶ迂回なんですね。
梅ヶ島大橋を渡ると、いよいよ梅ヶ島の街へ。

標高が上がってきたので雲がだいぶ近いですね。
雲で影になっている部分とそうでない部分がくっきり。

梅ヶ島を抜けると、心配していた紅葉もいい感じに色づきはじめました。
この辺りから温泉旅館や民宿が増え始めます。

紅葉を左右に見ながらゆったりのぼっていく道。
風光明媚で大変いいですね。気温も冬装備だと寒さを感じない頃合い。

黄金の湯の前にある紅葉はなかなかの威容を見せていました。
記念撮影しているバイクもちらほらと。
ここで時間は10:30といったところ。いいペースですね。

梅ヶ島温泉の奥までくると、さすがに交通量が減ってきます。
このあたりがメインストリートらしく、沿道はほとんどが旅館。
都内から3時間前後で着くと考えるといい立地ですね。

温泉宿の一番奥でUターンするように道が分かれ、
ここからがお待ちかね、林道区間です。
紅葉シーズンということは、必然的に落ち葉も多く走行は要注意。

とはいえ、上りの道はそんなに難易度が高くなく、
交通量もそこそこあります。
赤に黄色に、美しい景色を見ながら登っていく余裕がありますね。

道は概ねこんな感じ。ただでさえ狭い道幅が落ち葉で2/3になっています。
対向車を避けて迂闊に落ち葉だまりに入ると
落石があったり陥没があったりで肝を冷やしますね。
この道は徐行が正解でしょう。

吹き溜まりになっているところではご覧のとおり。
前日の雨なのか朝霧なのか、ほんのり湿ってよく滑る。
調子に乗って飛ばしてしまうと谷底真っ逆さまですね。

路面は悪いものの、県境までは林道にしては比較的ましな線形だったのですが、
身延側はご覧の通りw
なかなかにチャレンジングな道ですね!!

この峠は珍しく頂が県境ではないようで、
やや静岡寄りに小さな休憩所と登山道への入り口があります。
車は10台くらい停まって満車。結構登る人いるんだなあ。

駐車場から少し行けば県境。
静岡側から山梨側に抜けるはずなのに標識がこっち向いてるw

ひと笑いしたのもつかのま、県境超えたらいきなりこんなです。
落石・落ち葉・陥没・砂利、コケに沢水、なんでもござれですね!
カーブもタイトで対向車もあり。ここはやべえ予感しかしません。
頂上付近は紅葉も終わってしまってやや禿山。
かの楢峠にも負けず劣らず・・・。

でも景色が最高なんですよね。
景色に見とれながら走ると絶対転ぶので、
安全な場所に停まって満喫してから走りましょう!

標高を少し下げるとこちら側にも紅葉が復活。
やや天気が悪いのが残念ですね。
数少ない安全な路肩を探して記念撮影。

遠くの山をゆったり雲が流れていきます。
それにしても崩れた跡の多いこと・・・

パノラマで一枚。
紅葉が少ないのでやや色合いがくすんでいますが、
空の青と常緑樹の緑とよくなじみます。
迷彩柄みたいですね。

最後にいい感じの小橋で沢を越えたら林道は終点。
なまやさしい道ではなく、楽しいペースで走るなんて以ての外でしたが、
たまにこういう道を走るのが楽しいんですよね。
一応全線舗装ですが、工事や崩落でフラットダートになってる箇所が
結構ありました。走行はそのつもりで!

やっとひらけた川床はこんな感じ。
なんというか、「散らかってる」感じですねw
大きい石やら流木やらが転がり放題です。
砂防ダムだらけになるのも頷けます。

峠を下りたら、まもなく国道52号につきあたります。
からあげクンチャージで体力回復。時間は11:30。
こちらは雲が多くひんやりしています。

お土産を調達したら、そのまま南へ。
秋っぽくない空模様ですが、走るにはこのくらいがいいかも。

52号でそのまま抜けてしまって高速で帰ってもいいのですが、
さすがにちょっと下道の走行距離が足りなさすぎるので
タラタラと御殿場まで流して帰ることにします。
山裾の道を抜けて、身延線沿いを抜けて富士宮方面へ。

県道から見下ろす富士宮市街。
奥に見える富士山が裾と頭しか見えないのが惜しいですね!
ここはまた天気のいい日に走りにきたいところです。
県道25号が身延線と別れるあたり。

富士宮を抜けたら国道469号でさらに東へ。
トコトコと車に追いつきすぎない速度で走って景色を満喫。

東富士演習場脇のススキ野原を抜けて、御殿場から新東名で帰路へつきました。

出発前にトリップメーターをリセットし忘れたので
100kmくらいマイナスですが、今日の走行距離。
Google Map的には640kmくらい。

ODOは5000kmをこえました。

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