ということで今年も行ってまいりました152号線縦貫。
今回は北から南に向かって走るルートで、4人小隊での行動です。
3連休の真ん中日曜日に晴れ間を見つけて走りました。
走行ルートはこんな感じ。
ゆったり走るために集合時間を早めに設定し、談合坂SAに6:30。
ちょっと早めの5:00に自宅を出て、中央道を西へ向かいます。
朝の気温は20度くらい。メッシュジャケットではやや寒いかな。
夜が明けた談合坂は澄み渡った青空。
週の半ばくらいまで雨の予報があったので心配していましたが、
前日になって雨が深夜〜翌日に移動したため、日中は晴天に恵まれそうです。
談合坂からは中央道でさらに北へ向かいます。
9月に入ったので空に入道雲はなく、
秋晴れといった感じの爽やかな日差しでツーリング日和です。
集合時間を早めにしてマイナーな中央道スタートを設定したのが功を奏し、
高速は混雑することなくスイスイ進めます。
隊列走行で綺麗に並んで行儀よく走るのはマスツーの醍醐味ですよね。
富士見の中央道最高標高点を過ぎ、諏訪で高速を下ります。
ここから山に分け入るので一旦給油、152号線の南下を開始します。
まずは整備されて綺麗な杖突峠の道を一気に駆け上がります。
ここは片峠なので、登りきったらそのまま降りずに高原を抜ける道。
まずはこの頂上が一つ目のビュースポット。
登りきったところに峠の茶屋があり、展望台が無料開放されています。
到着が8:00と早かったためお店は開いていませんでしたが、
展望台には入れるのでお邪魔します。今度は茶屋にも寄りたいですね。
この180度パノラマの大絶景、ぜひ現地で見ていただきたい!!
弧を描いて進む中央道が美しいです。
杖突峠からはさらに南下、高遠方面を目指します。
時間が8:30を回って、気温が上がってきました。
朝は寒かったですが日中の平地は32度に達する予報。
それを裏付ける強い日差しが西の斜面を照らしはじめます。
152号線沿いは山に挟まれた谷筋をずっと抜けていく道。
ひたすらこういった川沿いの道を走り抜けることになります。
谷底の日照時間は東西の山に遮られて少なく、夏日でも朝夕は涼しくて快適。
高遠に近づくと徐々に地形がひらけていきます。
関東平野ではまだまだ台風シーズンで夏の残り香を感じますが、
さすがは高標高地、稲穂が色づき始めてコスモスも綺麗です。
高遠のコンビニで小休止を挟んだら、引き続き大鹿村方面へ。
気温の上昇と同時にテンションも上昇しますw
時間は10:00。この時間になると谷底までしっかり明るくなりますね。
大鹿村では道の駅歌舞伎の里大鹿に立ち寄って小休止。
ちょうど敷地内で和太鼓のパフォーマンスをやっていました。
どうやら大河原の秋祭りの日だった模様。
大鹿村の観光案内所@oshikamura大河原秋祭り、始まりました! https://t.co/GHevXZDG1O
2019/09/15 10:05:07
水分補給ついでに152ステッカーを購入。
そういえばこのバイクには、自分で何もステッカー貼ってなかったなー。
Winter Test Editionなので最初から季節感無視のステッカーはついてるんですけどw
大鹿村で休憩を終えたら、分杭峠を越え、
152号線の分断部分を迂回する地蔵峠の蛇洞林道を経由します。
直進ルートはそのまま林道から152号線へ戻るのですが、
今回は少し離れて、東の山へ登ります。
目的地はしらびそ峠、本日二つ目のビュースポットです。
ここで時間は11時。太陽が高くなって、どの山も綺麗に照らされて綺麗。
峠の展望駐車場からは、聖岳を含む東の斜面が一望できます。
こちらのパノラマは杖突峠と趣がことなり、
ひたすら遠くまで山、山、山。
奥行き感がものすごく、引き込まれるような絶景です。
天候も申し分なし!!
この先、高原の上には宿泊施設があり、
そこから南アルプスエコーラインで南に抜けることもできますが、
今回の主眼は国道152号線なので、そのまま来た道を戻って再合流。
道中、西側の斜面を一望できるスポットがあったのでこちらでも一枚。
西も東もものすごい眺望だ。来世はここで鳥として生きたいw
しらびそ高原を降りたら、遠山郷へ向かって進みます。
実は、このあたりの地蔵峠は9月11日の夕方まで災害のため通行止になっていました。
開通したばかりの地点は、まだ工事で片側通行のまま。
一部未舗装のままになっている場所が残っていたりと注意が必要。
前回の天竜川の時も思いましたが、本当にこのあたりは険しいところです。
地蔵峠を下りきったら三遠南信道の作りかけの橋脚を右手に、さらに南下。
ここから遠山郷周辺まで、しばし平坦な地形と整備された道が続きます。
上村でいちど給油し、ひらひらと切り返しながらどんどん進みます。
その先、おなじみ道の駅遠山郷でちょうど正午。
ここで昼食タイムとします!
かぐらの湯併設の味ゆ〜楽でお昼ご飯!
あえて地物ではなくハンバーグをチョイス。またそれもよし。
今回も温泉に後ろ髪をひかれつつ、食事が済んだら再出発です。
遠山郷から南は道路改良がどんどん進んでいて、
前回来た時に峠だったところがトンネルに、
すれ違い困難だったところが立派な二車線にと、景色が様変わりしています。
そんなバイパス道路ちっくな道を進んで腹ごなししたら、再び山道。
152号線2つ目の分断箇所、青崩峠を越えていきます。
青崩峠を越えた先、草木トンネルを横目に飯田線と合流。
水窪地域へ入って、水窪駅のすぐ裏手、塩の道国盗りで水分補給。
時間はここで13:30を回りました。
この近辺はちょうど佐久間ダムの水没区間の線路付け替えとして、
飯田線が突然山の中から現れ、再度山の中に消えるような線形になっています。
迂回したとはいえ、結局山の中に変わりはなく。
斜面に張り付くように線路は進みます。
そんな飯田線の景勝地の一つ、塩の道国盗りからほど近く、
第六水窪川橋梁が本日3つ目のビュースポットです。
この橋は綺麗なカーブを描きながら、右岸(画面左手)に一度接近して
上陸せずそのまま左岸に戻るような変わった線形。
それもこれも、トンネルすら掘れない険しい地形と難しい地層が故の、
苦肉の策の副産物なんですね。
水窪地域を離れたら、やや進んで天竜川と合流して南へ進んでいきます。
ずーっと見える広い川面は、すべて秋葉湖。秋葉ダムのダム湖です。
この辺りは交通量がそれなりに多く、ゆっくりしたサンデードライバーのペース。
やがて湖面が一気に広がると、秋葉ダムが現れます。
ほぼ満水のダムはさながら橋のようにも見えます。
あの深い谷をここまでの広さで埋めてしまうなんて、
いったいどれほどの深さの湖なのか・・・と考えると背筋がひやっとしますね。
そのまま川沿いに南へ南へ。
天竜二俣を超えたら今日の最終チェックポイント、西鹿島駅。
ここは遠鉄終着駅であると同時に、天竜浜名湖鉄道との連絡駅です。
到着したのは15:30。水窪から先が想定の倍くらいかかってしまった・・・。
せわしなく動く列車を横目に、152号線の旅は終了です。
西鹿島からは、ほど近い浜松浜北ICから新東名に乗り、
静岡SAで給油して解散。お疲れ様でした!!
その後、30kmを越えようかという酷い渋滞を避けるために
沼津あたりから市街地に入って迂回。
同行者のZRXライダーにエスコートしていただいて夕食をとったあと
箱根峠を1号線・箱根新道で越えて江ノ島方面からまわりこんで
首都高湾岸線へ向かう帰路をとることに。
朝比奈あたりから深夜の大雨に追いつかれてしまい、
土砂降りの帰宅となりました。
本日の走行距離は717.7km。
なんとか当日中に帰宅できたものの、19時間の長丁場でした。
おつかれさま!!!!
ODOはやーーっと10000kmを越えて10500kmになりました。
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