例年に遅れること11日、やっと梅雨が明けました!!!
ご存知の通り、線状降水帯によって日本全国で大雨が降り、記録的な晴天率の低さをたたき出し、台風は1つも発生しないという珍しい気候になった7月。
8月に入った途端台風はやってくるわ全国的に晴れるわで一気に気候が変わったので、ここぞとばかりにツーリングに行って参りました。

今日のルートはこんな感じ
本当は土曜日(8/1)にもツーリングしたかったのですが、早朝3時半に起床したところ、ご覧のように雨が接近。
もちろんすぐ止むのは目に見えているのですが、行手を完全に塞がれてしまいました。
これを待っていると6時すぎの出発になりそうだったうえ、路面が乾くまでの時間も考えると・・・ということで、日曜日に改めて走行となりました。

目的地はほとんど毎年のように行っている国道152号。
全く同じルートであろうが、シーズン中に是非とも1度は走っておきたい「推しスポット」はいくつかありますが、そのうちの一つですね。
日帰りで行けて今日の天気で安心な場所というチョイスで決定。
午前の涼しい時間を有効活用して帰りの渋滞を回避すべく、出発は3:30です。

前回走行時は南下ルートだったので、今回は北上ルートにしました。
ということでスタートは東名高速から。
新東名下り線は長泉沼津から藤枝岡部までの6車線化工事が7/16に完了していて、走りやすさが数段あがりました。
5時台なので交通量は少なく、渋滞にはとうていならないとはいえ、どうしても片側2車線だと速度差の小さい遅いトラックが追い抜き合いをするタイミングがありますからね。
片側3車線だと規制速度の上限で流していてもひっかかることはほとんどなく、一定のペースで気持ちよくエコに走行できます。(悲しきかなゼロではない・・・)

国道152号へ行く前にちょっと寄り道。
浜松浜北で降りずに浜松SAまでいって給油し、浜松いなさJCTから三遠南信自動車道の完成部分を乗り継いで原田橋・・・もとい、新々原田橋へ。
去年訪れた時はまだ架橋中でしたが、めでたく2/29に開通していたので、その勇姿を眺めにいきますw

2011年の老朽化発見、2015年の原田橋、新原田橋(架設中)の崩落・・・色々あって9年あまり、やっと満足に通れる橋ができました・・・。
もちろん千葉在住の自分は生活道路になりませんが、崩落後からたびたび訪れて追いかけてきていたので、立派にそびえる姿を見ると来るものがありますね。

崩れた旧橋の接続部は橋台と法面が生々しく残ります。
あそこに赤い橋があったんだよなー。

さて、新々原田橋をしっかり渡ったらそのまま東へ進んで、152との交差点へ。
ここで時間は7:00、太陽がのぼって暖かくなってきました。

相月から水窪までは飯田線と併走。
ただでさえ本数の少ない飯田線ですが、現在平岡〜大嵐までは先月の大雨のため運転見合わせ。
一番の秘境となる部分が分断されたままになっています。

国道の方も崩落のつめあとが生々しく残る箇所が点在。
道路も線路も、作ったら作りっぱなしじゃなく、メンテナンスしたり災害復旧したり、手がかかるんですよね。

水窪からはさらに北上し、お馴染み兵越林道で青崩をバイパスします。
三遠南信道は新しいトンネルに付け替えてこの難所を突破すべく鋭意工事中。
この点線国道をつなぐ林道がメインの往来から外れてしまうのも時間の問題です・・・。

あんなに雨続きだった陰鬱な7月とはうってかわって、気持ちいい木漏れ日のあふれるさわやかな8月の朝。
雨が降らないのも困りますが、日照がないのも困りますし、一気に降りすぎるのももちろん困る。
自然環境のバランス、ちょっと薄氷すぎる。

いつものビュースポットは残念ながら朝霧が多くて稜線見えず。
ちょっと時間が早すぎたのもありますね。
これも山の表情の一つだと思って進みます。

兵越峠を降ったら、いつもの休憩スポットである道の駅遠山郷で小休止。
時間は8:00を回ったところ。スカッと晴れてきました!!

今日はゲリラ豪雨に備えて荷物を守るべく箱を付けてきてるのですが、うーんやっぱり後ろからみるとゴツくてセクシーですね。
このフルアーマー感がたまらん・・・

というのはさておき、道の駅に入る手前でちょっと気になるものがあったので足を伸ばしてみました。
よーく見ると、なんだか違和感が・・・

そう、これです。
ここも7月の豪雨で被害を受けていました。
「中橋」という古い橋のようで、地元に愛される古い橋だったとのこと。
新しい橋を見たのと同じ日に、こうなった橋をまた見てしまうとは。

周囲には洗堀されてしまって路盤を失った道なんかもあり、今のせせらぎからは想像できない濁流が流れたことが見て取れます。

遠山を離れたら、地蔵峠を越えるべくもう一つの迂回区間、蛇洞林道へ。
・・・と思いましたが、ごらんの通り。
通行止め情報は調べてきたつもりでしたが、あまりにも数が多くて読み損ねていたようです。
粘っても仕方ないので進路変更よーそろー。

飯田までそのまま抜けてまた大鹿あたりの152に戻ってきてもいいのですが、ここの区間が走れないとなると楽しみは半減。
2つの点線区間を両方結んでこそ縦走。
ということで、別の目的地を設定します。
遠山まで戻って国道418号で平岡に抜け、為栗駅を目指します。

平岡の手前、開けたところから見下ろす市街。
街の地形が全部一望できる素敵なスポットですね。
川沿いの広場は校庭です。裏がすぐ河原っていいなー。

さて、やってきました為栗駅。
ゆるやかにカーブした、川沿いの開けた場所に位置する静かな駅です。

この駅も飯田線あるある(飯田線以外にはそうそうない)の秘境駅なのですが、ツーリングのついでに来れちゃうなら秘境じゃなくね?との声もごもっとも。
しかしここの珍しさはこれ。この細い吊り橋一本でしか駅にアクセスできないんですよね。

たもとにあるこの標識は「二輪の自動車以外の自動車通行止め」であるので・・・

二輪車は通っても大丈夫なのです。ちょっと怖いけどw

ちょうどただでさえ少ない上に減便されている飯田線の、さらに少ない213系が来たので動画でどうぞ。
ちなみに乗車ゼロ、降車ゼロでした。半自動ドアは開きすらせず。
この豊橋方面・・・というか災害で平岡止まりの列車が来たということは、時間は9:47ですね。
10時台の列車は1本もなく、このあとは反対方向が11:40。
12時台の列車もまたなく、次の豊橋方面は13:18です。まじか。

秘境をたっぷり満喫したので、あとは素直に国道151号を北上。
ちょっと走り足りないので、伊那か岡谷あたりまで下道で・・・とも考えましたが、炎天下トラックの後ろについて国道を走っても仕方ない。
都内に向かう中央道の渋滞も避けたいので、飯田から高速。

帰りはもこもこと気持ちの良い入道雲の湧き立つのを眺めつつ、まっすぐ帰宅しました。

この日の走行距離は、高速成分多めで悲しいけれども746.0km

ODOは9163kmとなりました。

コメント
コメント一覧 (2)
いやー沢山走っていますね!
ワタクシは2019モデルなのに大根さんの
半分くらいしか走っていません。
コロナ、長梅雨で近場への散歩程度しか走っておらんのです。
梅雨明けしたので、そろそろ本格稼働したいです。
いずれ天竜川遡上ツーリングをしたいと思っていたので
今回の記事は参考になります。
天竜川沿いは年中通行止め箇所があるので、思ったとおり走れるかどうかは運任せです。それがいいんですけど笑