ツーリングBlog [Full Notch !]

関東を拠点にあちこち旅する在住ライダーのツーリングレポート。

交通量の少ない山深い道や交通関係施設、史跡などが好物。

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→Ninja1000 SX(20)と乗り継いでいます。



21日の日曜日は関東一円が高気圧の影響で春模様!
なんと東京都内は20度にも達するとか。
2月としては破格のこの天気、逃すわけにはいきますまい、ということで足を伸ばしてきました。
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ルートはこちら

 



もう冬場に行ける太平洋岸は去年11月から今月にかけてかなり走って、目ぼしい目的地はなし。
気温を調べたところ、諏訪あたりでも18度なので、十分にいける気温ですが・・・この時期の晴れの日は放射冷却で明け方あたりが寒いんだなあ・・・。
と、悩んだ末の選択は「我慢」
ということで、出発は6:30として、気温1度の中央道上野原を凍えながら抜けたら、甲府昭和ICで下道へ。
南アルプスが美しいですね。
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休憩したコンビニでちょっと離れたところに停めたら、思わぬ注意書き。
わかっています・・・大型自動車のことであることは!
しかし一瞬ドキッとした大型自動二輪でした。
コーヒーと肉まんでカロリー補給し、20号を北へ進みます。
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目指すは諏訪湖の立石公園。
去年の夏に来た時は曇り空でイマイチな眺望だったので、冬晴れのリベンジが本日のメインディッシュです。
さすが街道筋、「59km先右折」という案内が出ます。ルートに迷いがない。
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韮崎のあたりから先は甲府盆地がどんどん狭くなり、左は駒ヶ岳、右は八ヶ岳に挟まれて進みます。
8:00頃にはこのあたりでもすでに気温が5度を超え、下道の速度では寒さを感じません。
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武川を越え白州、小淵沢で川の左岸にとりついたら長野県に入ります。
このあたりからは、ひたすら自然の作った回廊のような、山の間を縫う道。
日曜日のもう早朝とは言えない時間帯、当然交通量はそれなりにあるので、ずっと車の後ろでペースをあわせての走行です。
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そこからさらに走り、坂室トンネルを越えたら一気に視界が開けました。
諏訪盆地の南端、茅野の中心部が一望できます。
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茅野の市街地をかすめれば、ほどなく諏訪市に。
2月の標高767mとは思えないほどあたたかく、気温は10度に近づいてきました。
ここで国道20号はずーっと右手に見えていた中央本線を、赤羽根踏切でひとまたぎします。
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その先で脇道に逸れて峠を登っていくと、立石公園に到着!
時間は10:00目前、天気は上々です!!
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諏訪湖からさらに登るので凍結を警戒していましたが、公園内には残雪もほとんどなく、まるで春のよう。
除雪されていない日陰の駐車場や、草の上にほんのちょっとだけ残っているくらいで、路面は完全ドライでした。
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舞台の上から諏訪湖を一望。
雲ひとつない青空ですね。これはリベンジ大成功と言えるでしょう。
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湖に浮かぶ諏訪湖花火の打ち上げ台もバッチリ視認。
ここから見ると美しいんだろうなあ。
しばし景色を満喫し、山を降りて湖畔へ戻ります。
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せっかく諏訪湖に来たんだからと、ぐるっと湖畔を反時計回りに周回します。
ジョギングロートはたくさんの人で賑わっていました。
こんなにぽかぽかと暖かいのに、街路の垣根は完全に落葉しているのに違和感を覚えます。
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東側からぐるっと回り込み、最西端にあるの天竜川の起点、釜口水門へ。
天竜川はいわずもがな浜松まで流れる激流ですが、源流は諏訪湖。
てっきり南から流れ出るものかと思いきや、西から出てぐるっとターンするんですね。
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諏訪湖に流れ込む川は30を超えるようですが、なんと流れ出る川は天竜川のみ!
天竜川自身も、その200kmを超える流路でさまざまな川の合流を受けますが、そもそも根本となるのが巨大な諏訪湖ともなれば、あの暴れ川もうなずけます。
日本最大の湖である琵琶湖も同じように流出が瀬田川のみですが以下のような感じ。格が違いすぎますね。
・諏訪湖〜天竜川
  標高759mスタートで213kmの流下(1kmあたり3.56m)
・琵琶湖〜瀬田川〜宇治川〜淀川
  標高84mスタートで75km流下(1kmあたり1.12m)
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河口にかかるのは釜口橋真っ赤なアーチが青空に映えます。
奥に見えるのが岡谷JCTから分岐したばかりの長野道です。
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水門脇には小さくてかわいい機関車が展示されていました。
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大正時代のガソリン機関車だそうです。
ガソリン4気筒なら‪Ninja1000SX‬とお揃いだな!
屋根がかかってるだけあって保存状態が(見た目には)よさそうですね。
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サイドの刻印がイカします。
細い書体で凸型の文字、しかもプレートじゃなく車体埋め込みなんてのは、なかなか見ない様式ですよね。
トロッコ用の機関車だけあって2軸リジット、軸距もすごく短いです。
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運転台内部のフリクションドライブも見えます。
奥の円盤がエンジンの出力軸につながっていて、手前の横軸についているプーリーを円盤に押し当てることで駆動していたよう。
中心付近に当てれば低いギア、外縁付近では高いギアになる、CVTのような機構だとか。
車軸もチェーンも丸見えだし、手ブレーキのテコもしっかり仕組みがわかって、これはよだれ出ますね・・・
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さて、閑話休題。
引き続き諏訪湖の沿岸をぐるっと回り込み、南端へ向かいます。
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南端からはそのまま県道16号に入り、諏訪ICを越えたあたりで国道152号へ。
ここからまた峠を登っていきます。
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眼下には茅野の街並み、向こうには八ヶ岳が綺麗に見えます。
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こちらの斜面は北向きということで、立石公園よりも200mほど高いということもあり、雪がたくさん残っていました。
とはいえそこはさすがに国道、融雪剤もバッチリですし、今日の暖かさでは凍結の心配もなさそうです。
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登りきって、やってきたのはこちら、杖突峠の峠の茶屋です。
時間は11:00を回ったところ、こんな高いところでも気温が7度もあってすばらしい!
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駐車場は雪捨て場になっているようで、雪の塊がこんもり。
今年は自粛していましたし、都内に積もるほどの大雪がなかったので、そういえば雪に触れるのは今シーズンはじめてかも。
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峠の茶屋が冬季休業中のため、自販機とトイレは使用OKですが、展望台へは入れず。
ここからの景色は過去の記事を参照していただければわかる通り、最高なんですけどね。
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ホットコーヒーで一息入れつつ、金網越しに景色を覗き見して、峠を降ります。
この先は予定をふわっとしか組んでいなかったのですが、中央道から20号走行中まで、さらには杖突峠・・・ずっと八ヶ岳の絶景を見せられたので、これは行かざるを得ません。
午前中の杖突峠で気温7度なら、この先一番暖かい時間のエコーラインは凍結の心配はないでしょう。
ということで、八ヶ岳ズームライン・エコーライン・高原ラインとハシゴすべく東へ。
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道なりにちょうど中央本線をくぐったところで、休憩所を見つけたのでふと立ち止まったところ、この看板。
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御柱大祭の木落坂でした。
ちょうどこの舞台から柱を落とすのが祭りの見どころで、ニュースで見たことがあります。
まったくもってノーチェックでした。
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次回は平成34年ということで、令和4年ですから2022年ですね。
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坂のてっぺんから見下ろす景色。
広角なのでなだらかな丘に見えますが、相当な斜度がありました・・・
しかしその分眺望がいいというもの。ここで夜列車が通るのを眺めてみたいなあという情景です。
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思わぬ寄り道を終了、八ヶ岳へ目を向けます。
御柱道は、山裾の高原を走る気持ちいい道。
というか、このあたりはどこを走っても快走路ですね。
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左を見れば美しい山々。尖った山は蓼科山かな?
雪を被った連峰は本当に美しいですね。
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右を見れば、こちらも美しい山々。
白い筋が富士見パノラマリゾートのコースですね。
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正面を見れば、これもまた美しい山々。
向かう先は当然のことながら八ヶ岳です。
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たらたらーっと流すのが気持ちいい道で、ついつい50km/h以下の速度で走ってしまいます。
この時期に八ヶ岳を目指す人は少ないのか、交通量も極小です。
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御柱道から右折し、エコーラインへ入ります。
風景が完全に天然水のパッケージですねこれは。
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そのあとはズームラインに少し入り、高原ラインへ。
融雪剤の流れあとがそこかしこにあるものの、連日の晴れ模様ですっかり乾いていました。
雪解け水もほとんどなく、後続車も前走車もいないまったり走行。





高原道路を楽しんだら、八ヶ岳高原まきばレストランに立ち寄ります。
時間は12:30といったところでお昼時。
ここまでくると背後の山々もだいぶ距離が近くなりました。
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一人飯とはいえ密集するのもよくないので、混雑していたら時間をずらそうと思ったのですが、空席がそこそこあったので今食べてしまいましょう!
隣接するまきば公園も休業中のため、駐車場にも空き目立ちました。
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シチューかステーキかソーセージか・・・はたまたハンバーガーか。
迷った結果、食事はステーキ丼で。
米の安心感には勝てなかったよ・・・
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山の美しい景色と牧草地(枯れてるけど)を眺めながらのオシャレランチ、黙食で一人飯。
甘酸っぱいソースと濃厚な半熟卵、そしてピリッとわさびがレアなステーキ肉と最高に合います。
ボトルウォーターのオシャレさがヘルメットでぺちゃんこになった頭の恥ずかしさを倍増させます。
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さて、八ヶ岳清里まで来たら・・・ここ。
清泉寮はジャージーハット
ここも有名観光地なので、覗いてみて人が多ければ見送ろうと思って立ち寄り・・・。
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密度、低!
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ここのソフトクリーム、雨が降ってても長蛇の列なのにガラガラなのは初めてでした。
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ということでいただきます。
2月の八ヶ岳でソフトクリームが美味しく食えるとは思ってなかった。
気温も14度ほどあり、日差しもしっかりしているので冬装備ならあったかいくらい。
時間はまだ13:00、雪解け水で汚れたバイクを明るいうちに洗車するために早めに帰るにしても、もう少し寄り道できるな。
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デザートのソフトクリームの余韻も消えぬうち、少し移動して清里駅。
オフシーズンおそるべし、ここもほとんど人出なし。
この辺り、ツーリングでは何度も来てるんですが、人が多すぎて散策したことなかったんですよね。
ということで、小綺麗な欧風の駅前広場独り占め。
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SLの展示もあるんですね。
C56の149号機。大きな除煙板(デフレクタ)と降雪地向けの排雪機(スノープラウ)が美しいですね。
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ながらくキャンプ場の敷地に放置されていたものを再整備したものだとか。
復元でここまで綺麗になるんですね。 
とはいえさすがに圧力のかかるところなんかはダメなんでしょうけど、見栄えとしては現役のような美しさ。
 




小海線沿線にはこれの他にも数機のC56が保存されているとか。
愛されてるんですねえ。
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さて、清里からはそのまま国道を南にくだり、須玉から中央道。
八ヶ岳の麓ですが、ここも山梨県。うっすらと見える富士山のの方を目指して帰路につきました。
帰りの須玉で気温は20度・・・予報通りとはいえ、暖かすぎて季節感狂います。
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今日の距離は486.4kmでした。
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ODOは19113kmになりました。
あと1000kmでオイル交換なので、来月早々ですかね!
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