昨日に引き続き関東の最高気温は上がりきらずで12〜13度。
最低気温はよく晴れたおかげでむしろ低い・・・ということで、伊豆に向かうことにしました。

ルートはこちら。
伊豆といっても、東伊豆は早朝に抜けてしまわないと混雑がひどいものの、夜明け前は凍結が怖い。
天城周辺の縦貫は先週いったし、伊豆・西伊豆スカイラインは11月に行ったし・・・と地図を眺めると、ありました行ったことのない道が。
7:00出発のつもりでしたが、外気温が氷点下だったので30分遅らせて7:30発。

ということで、静岡県道59号 伊東西伊豆線を走るべく、朝7:30出発で箱根へ。
ルートはおなじみ東名〜小田厚〜箱根新道で。
箱根峠に登る頃にはなんとか気温も0度まであがりました。
箱根新道は融雪剤たっぷりですし、ここ数日雨も降っていないので安全。

1号線をスイスイっと伊豆フルーツパークまで下ってきました。
夜明け前後の最低気温は昨日より低いものの、伊豆あたりでは昼の気温は12〜14度と少し高め。
標高を下げて時間が9:00を回ると、だいぶ寒さが和らぎます。

駐車場入り口付近には綺麗な河津桜が花をつけていました。
先週行った時はまだ蕾も多かったですが、今日は株によってはすでに2割ほど葉桜になっていました。

伊豆仁田の田んぼを抜けて、西伊豆へ。
愛鷹山と富士山のツーショット。
足元が田んぼでスッキリしているので、まるで絵画のような一枚。
電柱がなくて田んぼが青ければなおよしですw

狩野川放水路を抜けて、西伊豆沿岸へ。
ぽっかり浮かぶ淡島は、顔のように見える海岸のホテルもあいまって亀のように見えます。

戸田峠を上がってショートカットしてもいいですが、まだ気温も完全にあがっていないですし、今日は沿岸を走ります。
三津から西浦を越え、大瀬を回って戸田へと、狭くてタイトな道を切り返し切り返し、走っていきます。
すれ違いに気を遣わなくていいバイクには最高の道なんですよね。
峠と違って高低差があまりないのもいい。
楽しく走り、あっというまに戸田港が見えてきました。
まるで人口の防波堤のように張り出した美浜岬に見える赤い鳥居は諸口神社。

戸田からは、更に西伊豆沿岸を進み続け、土肥温泉を越えます。
土肥から先は先週のルートにやや重複。
今日も菜の花は綺麗に咲いていましたが、ここまで下ってくると河津桜はずいぶん葉桜ですね。

今日は宇久須の海がおだやかなので、浅瀬の色がずいぶんと違います。

県道59号は大浜から仁科川沿いに内陸へ向かいますが、給油がてらにちょっとだけオーバーラン。
那賀川(那珂川じゃないよ!)の堤防を見にきました。
菜の花が一面に咲いてすごく綺麗ですが、両岸に植っているのはソメイヨシノの桜の木なので、これが咲いたら更に壮観だろうなあ・・・
4月にまた来たいところです。

Uターンしてきた道を戻り、山に入る・・・前にもう一度寄り道。
峠越えしはじめると飯を食いっぱぐれることが目に見えているので、ここで食事です。
時間は11:00を少し過ぎたころあい。
沿道にあった茶房ぱぴよんさんにお邪魔します。

お昼には少し早いだけあって、店内には自分1人。
伊豆に来たら海の幸!なイメージですが、入り口に掲げられたとんかつの文字で完全に腹が揚げ物モードに。
ヒレカツ定食をいただきます。
やわらかくてジューシー、衣はほんのり香ばしい味がついていてサクサク。
そして大事な白米の旨さも文句なし!でした。

ずいぶん時間をつぶしましたが、ガソリン満タン腹も満タンで59号を上がっていきます。

まずは仁科峠への上り坂。
この区間は道幅が狭くて落石が多いハードな道であるものの、西伊豆スカイラインへのアクセス利便性がいいのでよく通ります。
見知ったカーブをいつものように注意しながら、3速にべったりお世話になりつつ流していきます。

大沢里でハードな道は一旦休み、深呼吸してペースを整えます。
ここまでは仁科川沿いの道ですが、ここの集落の一番奥でUターンして尾根を目指します。

更にぐいぐいと狭い峠道を上がっていくと、県道410号と合流。
ここで一気に視界が開け、山頂付近の道に変貌。
このあたりは西伊豆スカイラインの延長みたいなものですね。

奥に見えるのは仁科峠の看板。
前回来た時は雨と霧で酷い有様でしたが、今日は快晴!

尾根筋から見えるのは宇久須港かな。
うっすらとですが、駿河湾の向こうの静岡の沿岸も見えています。

風早峠からは再び59号の単独行。
木々の合間を縫うように抜けていきます。
路面に落ちた枯れ枝や落石、アスファルトのめくれはありますが、延々とタイトにくねくねするこの道、めちゃくちゃ楽しい・・・!

持越には沿道にテニスコートが。
元々山の上のゴルフ場とセットでホテルが運営していたようですが、今はふもとのオートキャンプ場の敷地になっているっぽい。

内陸のほうは沿岸よりやや気温も低いようで、満開の河津桜が。
並木になっているのも美しいですが、1本だけ生えててもすごく画になりますね。
お昼過ぎの太陽がちょうど一番綺麗な角度で差し込んでいて、神々しさすらありました。

道はまもなく湯ヶ島。
温泉街で一瞬国道414号と交わり、道はまた東へ向かいます。

ここからはまた峠道。
鬱蒼とした杉林の中を右へ左へ、がむしゃらに上って下って。
福島や奥静岡と違って、この道は適度に里道に出て休憩が挟まるので疲れを感じにくいですね。

大見川にとりついたら、また落ち着きのある風景に。
このあたりの地名は「筏場」というらしく、名前の通りに山から管流しでおろしてきた木をここで筏に組んだんでしょうね。

川沿いには見慣れない設備、これはワサビ畑だそうです。
涼しく水が綺麗な環境でしか育たないわさびですから、直射日光が当たり過ぎないようにこうやって布をかけてるんでしょうね。
こんなに開けた場所に一面わさび畑ってのは初めて見ました。

やがて大見川は冷川と合流し、狩野川方面へ。
道は川を見送って、冷川を遡上する方向へ進路を取ります。
ここで県道12号と合流し、しばし重複区間。

伊豆スカイラインと交差する地点に冷川ICがあります。
まだまだ59号を走るべく、インターを通過して、突き当たりの交差点で12号とも分かれます。

ひたすら登って冷川峠を越えたら伊東市です。
こちらの区間は交通量もほどほどにあり、すこしばかり走りやすい道。
舗装も綺麗ですし落石がない。

センターラインもあるスムースな道をスイスイっと走っていきます。
ひとくちにワインディングロードといっても、伊豆スカイラインのような広くてバンクのついた道や、落石だらけのデコボコ道もあれば、こういった程よい具合のものもあり、伊豆の道は多彩です。

道はそのまま海側に近づき、下りに入ります。
宅地開発が進んでいるので背の高い木がなく、見通しがいい。
チラチラと海も見えて、一気に展望ルートに様変わりです。

一気に降ってきたら、冷川峠の手前で分かれた12号と再開し、伊東市街で59号はゴール。
59号は北の急斜面を、12号は奥野ダム沿いをトンネルや高規格道路を駆使して越えてきました。
ここで時間は14時といったところ。
まっすぐ帰ってもつまらないので、もう一声。

とはいえ、来た道を戻るか北に行くかしか選択肢はありません。
戻るのはもったいないので、国道135号を北へ。
曽我裏の国道橋がすごい。

熱海を越え、伊豆山交差点で左折。
県道102号で脇道へ入り、七尾団地・ゆずり葉団地と切り開かれた住宅地を抜けていきます。

気持ちのいい迂回路を抜けたら、湯河原温泉です。

湯河原に来たら、そう、椿ラインですね。
(温泉に入るわけではないw)

この時間の椿ラインの登りを走る人はほとんどおらず、てっぺんまで一台も追いつき・追いつかれることなく頂上へ。
この道は、やっぱり重いバイクだと上りの方が楽しいですね。

あっという間に登りきって、スカイラウンジ。
時間は15:00、そろそろ帰路につきましょう。

椿ラインからはターンパイクに入らず、そのまままっすぐ。
今日もまた富士山を眺めてツーリングのシメです。

朝ぶりの箱根新道に入って、往路と同じ小田厚経由で東名へ。
帰りは気温がしっかり上がっても、さすがに交通量が多く、行きと別の理由でゆったり走行となりました。

そんなこんなで、西伊豆〜59号〜椿ラインとワインディングロード三昧のルートで走行距離は460.0kmでした。

ODOは30000kmを超えて30029kmとなりました。
6回目のオイル交換の予約もおっけー!

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