‬ツーリングレポートBlog [Full Notch !]

最盛期は月間平均3000kmほど走ってた関東在住ライダーのツーリングBlog。

ツーリングレポートやKawasakiの話題を中心に書いていきます。

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→Ninja1000 SX(20)と乗り継いでいます。


オリパラも終わってワクチンも効いて、感染者も落ち着いてきたので、日帰りソロで有人スポットへの寄り道も解禁。
飛び石の秋分の日を使って、面白いスポットを巡りつつ北陸方面をたっぷり走ってきました。
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食事を挟んで1日フルで使えるからできるルートですね。
 

出発は3時過ぎ。
都心近くに降った夜明け前のにわか雨を神業で回避して、バイザーは濡れるけどウェアは濡れないくらいの霧雨の中を抜けていきます。
ここで全部運を使い果たしたかと思うくらい綺麗に本降りの雨雲を回避。
15分早くても遅くても、中央道から回っても降られていました。
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道は関越道から上信越道へ。
5:30の日の出に向けて山の向こうから後光がさすのを眺めつつ進みます。
都心の雲は所詮にわか雨、ここでは空は気持ちよく晴れ渡っています。
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拓殖JCTから長野道に一瞬だけ入り、拓殖ICで下道に降ります。
ここで時間は6:00前。
長野でも夜中に雨が降ったようで、路面は若干湿気ていました。
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国道18号で犀川を渡り、長野市の中心部を抜けて北へ向かいます。
長野県は広いので「長野の中心」というと大げんかになりますが、長野市の中心であれば異論は出ますまいw
ここですでに自宅から250kmを超える距離なので、早めにガソリンも入れておきます。
北に向かうにつれ、やや雲が多い空模様。
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長野駅からはJR長野線に沿うように国道を逸れて、善光寺の東側を抜けます。
長野盆地の端に到達して、ここから上り坂。
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浅川ループラインこと県道506号線で西へ入ります。
盆地で雲が多いからちょっと覚悟していましたが、山に登り始めると眼前には厚い雲・・・。
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道路名でもうネタバレも著しいですが、お目当てはこちら、真光寺ループ橋です。
360度ぐるりとループを描き、その後さらにヘアピン2つで登っていくという大変面白い道路。
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正面のループで一周して奥に進み、ヘアピンで戻ってきて、さらに右側に見える高架道路が2個目のヘアピンです。
ここは長野オリンピックの前年である1996年に、浅川ダムの建設に伴って付替道路として整備された比較的新しい道。
ダム自体の完成は2017年とさらに最近です。
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「ループライン」と名乗るからにはループも1つでは終わらず、さらに上流に中曽根大橋があります。
こちらは270度、つまり3/4周のループになります。
ループラインはこれら2つのループとトンネルを駆使して、飯綱高原から戸隠へアクセスを提供します。
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中曽根大橋を登り切ったところで、ちょうど雲の上にでました。
ジオラマにドライアイスの煙をぶっかけたような、嘘のようで本当の景色。
この空の青さと地表の白さ、なかなか同時に味わえるものではありません。
ループ橋区間の見通しが悪く、ハズレの日を引いたかとも思いましたが、これはこれでいいもの見れました。
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うっすら靄のかかる高原を西へ向かって進んでいきます。
前述の通り、目指すは飯綱高原。
全国の新しいダム付替道路の例に漏れず、綺麗で走りやすい道が続きます。
70年代以前のダム周辺の道路は暗くて狭いものが多いですが、80年代以降は本当良くなりました。
付け替え道路の存在が地域への補償として確立したからでしょうか。
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高原に近づくと、沿道はより整備された風景になっていきます。
長野オリンピックの開催時に一体的に開発された施設や別荘群の中を抜けるので、整然と盛り土された敷地の境界に計画的に植えられた木立が並びます。
森の中というよりは、自然公園の中の雰囲気。
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森を抜けると、大座法師池の綺麗な水面が見えてきます。
この周りにレジャー施設の受付や案内所、食事処が点在していて、高原観光の中心になっています。
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今日は高原レジャーをしにきたわけではないので、引き続き西へ抜けます。
時間はまもなく7:00、せっかく明るくなってきましたが、西向きの斜面に入るため眼前の風景はまた日陰に戻ります。
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蕎麦のメッカともいえる戸隠の街並みに少し入りますが、中心部や戸隠神社はスルー。
このまま県道36号に乗り換えて、鬼無里方面へ進みます。
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高原からは一旦里に下る道。
楠川と掛札川の合流地点あたりの谷に向かって降ります。
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戸隠・鬼無里のあたりは著名な観光地でもあり、地元にとっても無二のアクセス路であるため、道路はしっかり整備されていて走りやすい。
日陰にまだウエットパッチがあるのが惜しいですが、日向のカーブはスイスイとこなしていきます。
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道はなおも改良を続けられており、拡幅や付替が盛んに行われていました。
観光資源として大切な地域ながら、水害にも見舞われやすい地域であるため、道路の改修は護岸の改修をかねていると思われ、道も壊れるたびによくなっていきます。
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道が再び別の尾根に向かって登りに転じるところで、脇道に向かって展望台の案内を見つけました。
登っていくと、東屋のある小さな広場にたどり着きます。
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ここは標高1055m、大望峠展望台。
ここから西が戸隠、東が鬼無里の境界点です。
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この峠からは西の山々と、はるか谷の底にある鬼無里の集落がよく見えます。
雲海の向こうにある尾根筋は白馬や北アルプスですね。
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高原から下って、小川沿いの谷へ。
そのまま川沿いに進んでいきます。
ちなみに「小川」というのは一般的な小さい川の小川ではなく、固有名詞としての小川です。
途中、通行止め看板を見つけてだいぶドキッとしましたが、近づくと細い文字で「4t車以上」と注釈があったので胸を撫で下ろしました。
ここからの迂回は戸隠まで戻らないといけませんからね・・・
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川をどんどんくだっていくと、勾配は穏やかになり、田畑が増えてきます。
早くも稲刈りは終わって稲藁がしっかりと干されていました。
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鬼無里の中心部を抜けると、また道は峠を登り始めます。
整然と並んだ棚田が美しい斜面です。
このあたりは小さな集落ばかりですが、古く戦国時代から営みがある地域なので、そこかしこに歴史のありそうな神社や建物が目につきますね。
鬼無里から先は国道406号、4月に走ったルートですね
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スノーシェッドや古い隧道を抜け、小川村の端に一瞬タッチ。
白沢峠を超えると白馬村です。
下りに転じると早くも山々のお出迎え。
大望峠から見るとだいぶ近くなってきました。
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そのままするすると山を降りると、眼前に広がる北アルプス。
地球の丸さによる補正も含めて先ほどまでは見下ろしたり水平に近い位置でしたが、すっかり見上げる高さになり、異様もしとしお。
ここから先は姫川のテリトリーです。
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国道148号につきあたると、そのまま姫川の流れに沿って右折して北へ。
時間は8:00を回り、太陽の位置も気温もずいぶんと高くなりました。
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やがて白馬村の北端に達し・・・
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小谷村に入ります。
このあたりから一気に谷の地形が狭まり、高原地帯は峡谷然とした景色になっていきます。
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南小谷駅の脇では大規模なバイパス工事も進捗していました。
国道148号は日本海側地域の生活に直結する大動脈で、更にこの辺りの主要産業も外部からの観光ですからね。
ここから先、姫川が谷深い地形を通るにつれ、更に土木パワーを否応なく見せつけられる区間です。
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トンネル・シェッド・トンネル・・・と走り抜け、北小谷あたりを見下ろします。
もう谷が深いのが見てわかる地形。あそこをくぐり抜けて日本海へ。
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と、その前に。
しばらく休憩していなかったので、ちょうど道の駅おたりを通るついでにここらで小休止。
トイレとコーヒーブレイクです。
避暑シーズンとスキーシーズンの谷間、自粛ムードも影響してか、連休初日の早朝だからか、広大な駐車場はがらりとしています。
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道の駅からすぐの場所に大きなグリーンのアーチ橋は国界橋で、これを渡れば新潟県です。
この橋は3代目にあたり、初代はちょうど画面左手の谷間に見えています。
初代の橋、目視はしたのですが後続車がいたので停まって写真が撮れなかった。
旧道を遡ろうとも思いましたがそちらは進入禁止。
ちなみに2代目国界橋は3代目と同じ位置にあったのですが、土石流で破壊され解体となりました。
相当な暴れ川ですね。
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新潟側、スノーシェッドの脇にある待避スペースに停まって川の写真を一枚。
この谷の護岸の手厚さ、減勢工の量が姫川の凄さを物語っています。
危険なところはシェルターやトンネルで覆われてしまってるが故、意識して立ち止まらないと本当に危険な風景はなかなか見えません。
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今更ながら、対岸には大糸線も併走しています。
国道とはお互いに隠れたり顔を出したりしつつの関係。
木崎湖を含む仁科三湖のあたりの長閑さとは比べ物にならない、ものものしい線路の防護設備が見えます。
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河口からおおよそ10kmまで近づいたあたりで、道は右岸にとりつきます。
根知駅のあたりに来て、やっと川辺は穏やかさを見せ始めました。
肥沃な水田が広がり、大糸線がその中を真っ直ぐに貫きます。
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山から降りてくるパイプの下、姫七発電所は姫川第七発電所のこと。
この流域に7つも発電所があるということは、それだけの急流ということですね・・・
間も無く河口、ここにきてちょっと雲が増えてきた。
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姫川の河口で、来ました日本海!!!
・・・する前にちょっと脇道に入って、西へ寄り道します。
お目当てはこちら。青海川跨線橋。
浅川ループラインの2つに続いて、今日3つめのループです。
脇にある青海駅はお台場のど真ん中にあるゆりかもめの青海駅と同名ですが、片や太平洋、片や日本海に面しているという数奇な駅名。
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ループ橋を回ったら、国道8号に出て東へ。
糸魚川漁港の脇を通っていきます。
漁港があるということは・・・
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満を辞して、日本海!!!
時間は9:30を回り、空の青もチラチラと見えていて走りやすい気候です。
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この辺りは古来からの翡翠の産地として知られ、ヒスイ海岸という愛称もついています。
糸魚川の翡翠は弥生時代に発見されて以来、文化の途絶を挟みながら現代まで続く名産。
その原石の生成年代は世界最古だとか何とか・・・。
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と、宝石には興味がないながらも歴史に興味と思いを馳せながら走り、到着したのはこちら、能生駅。
元々国鉄北陸本線でしたが、現在は第3セクター路線であるえちごトキめき鉄道の、日本海ひすいラインに属する駅です。
キラキラネームがすぎる。
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用事はこちら。筒石駅の入場券。
日本海ひすいラインは、新幹線との連絡駅である糸魚川、東端のターミナル駅である直江津、そしてこの能生駅にしか駅員が配置されていません。
なので筒石駅に行くための入場券はそのいずれかの有人駅で買う必要があります。
硬券2枚セット台紙付きの販売で、300円なり。
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それだけでは能生駅に申しわけが立たない(?)ので、能生駅の入場券も購入。
ちょっぴり探検しましょう。
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駅ホームは高台にあるため、駅舎に入ると盛り土下の地下通路に直結。
ローカル線としては破格の清潔な印象で、ブルーの塗り分けが日本海っぽくていいですね。
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ホームは2面4線、プラス保線車両用の側線。
広々とした長閑な駅風景です。
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海沿いからこの場所に移転して6年間だけ貨物扱いをしていたらしく、海側・山側ともに土地がだだ余りです。
都心だと一瞬で別の建物の敷地になってしまいそうですが、こういうのが残るのが地方線のいいところですよね。
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能生駅をあとにし、目的は筒石駅。
灯台の据えられた弁天岩を横目に日本海を進みます。
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能生駅もでしたが、筒石駅も移転を経験しています。
というのも浦本駅〜有間川駅間の各駅は、かつては海岸を通る国道と並行して走っていました。
しかしフォッサマグナの影響下、あまりにも災害の多い区間だったため、トンネル主体で内陸側に新線を作って移転した歴史があります。
海沿いにある旧線敷地を活用して作られた、久比岐自転車道こと県道542号沿い、旧筒石駅のあった場所に小さな石碑が置かれています。
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旧北陸本線は白線2本に囲まれたこの道路の敷地を通っていました。
このまま運行されてればとんでもないオーシャンビューですよね。
もちろんこの線路から続く東側、信越本線には日本で一番海に近い駅があるので、当然といえば当然。
山が直接海に落ち込むような北陸日本海岸は、由比や東伊豆と同じく海岸線にしか連続した平地がないのです。
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旧駅見物の次は、東に2kmほど行ったところにある、現役の筒石駅に向けて移動します。
並行して走る旧線を利用している遊歩道は当然旧線の設備を利用しているわけで、ところどころ煉瓦造りの橋台などが現れます。
バイクで来て全線移動しながら観光すると大変な距離を歩くことになるので、自転車を持ち込める機会があれば全部走ってみたいですね。
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筒石駅の入り口の案内に従い、国道から一本入り、磯部小学校の脇にある山を登っていきます。
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二本並んで立つ巨大な北陸道の高架橋を潜ってもう少しいくと・・・
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控えめな案内看板。これに従って沢のほうに進むと・・・
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筒石駅があります。
駅というより、ここにあるのは駅舎だけといったほうが正確ですね。
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駅前の広場のコンクリートには1969-9の文字が打設時にくり抜かれています。
新駅への移転に伴い建設された月日ですね。
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駅舎の中はこじんまりとした待合室。
奥の銀色のカウンターはかつての窓口。
実は2019年までは順次縮小されつつも有人駅で、ここで入場券も買えたのでした。
無人駅になった理由は、利用者減。
こればかりは仕方ないですね。
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駅舎があるのに駅がない、という表現の理由はこちら。
何やら既視感のある通路・・・そう、上越線の土合駅にそっくり。
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何を隠そう、こちらもトンネルの奥底にホームがあるモグラ駅なのでした。
ちなみに土合駅の階段がトンネル内部で462段に対し、筒石駅は下りホームで290段なので、ちょっと足腰に優しいw
階段の1段あたりの落差も全然違うので、改札からの深さでいうと、土合が81m、筒石が40mと、約半分になっています。
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駅舎から降っていくところはこんな感じです。
トンネル内に霧が出ていて雰囲気がありますね。





階段の底にあるホームはご覧の通り、上下線がセパレートした路面電車の停留所のような配置。
トンネルの断面もそれにあわせてズレているので、実際そこに立つとかなり不思議な感覚です。
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点対象なので、反対側のホームに立っても同じようにズレて見えます。
これは行き来すると脳みそがぐるぐるしてしまうやつ・・・
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上りホームが地上にあり、下り線だけ地下にあった土合駅と違い、筒石駅の上下線ホームは地下で繋がっています。
建設用の斜坑を利用した階段で2/3ほど潜り、途中でこのスロープに接続。
手前に下りホームの分岐階段があり、奥まで行くと上りホームへの階段につながっています。
つまり地底にある跨線橋のようなものです。
そのスロープになった跨線橋の高低差が階段にして10段分なので、上りと下りでホームの深さは同じでも階段の段数が違うんですね。
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上下線とも、ホームと通路のしきりは頑丈なアルミの隔壁と引き戸で閉鎖されています。
土合駅より本線トンネルの断面は広いですが、両側から同時に到着・出発する可能性があるせいでしょうか。
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ホームそのものは北陸本線時代の列車長に対応して6〜7両分ありますが、現在は最大2両編成しか運行されていません。
なのでご覧の通り、未使用部分には仕切りがされています。
駅名標、その位置に置くならもういらないんじゃないか・・・
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土合駅より浅いところにありますが、無骨な扉があるぶん、土合駅よりもややホラーみが強い駅ですね。
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そんな薄暗くて不思議な雰囲気の駅でも、一歩外に出ればこの景色。
入口は日本海を望む高台にあるので、駅からの帰りはこの坂を降っていくことになります。
裏表が激しすぎる。
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ふたたび日本海沿いに8号線を東へ。
駅を満喫しまくったので、早くも10:30を回りました。
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旧線跡の自転車歩行者道はまだまだ続き、目を楽しませてくれます。
当時のままのゆるやかにカーブしたトンネルが向こう側を覗かせたり・・・
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めったにお目にかかれない鉄道用のスノーシェッドが手の届く位置にあったりします。
一方通行でいいからバイクでも走らせてほしい・・・!
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有間川駅で目の保養は終わり、新線と旧線が合流。
そのまま間も無くして、直江津に近づきます。
今日は直江津駅にはよらず、国道18号に折れて、南進します。
さらば日本海。
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関川の作った扇状地をゆったりと南下。
規則正しく並ぶ鉄塔、折り重なる山々、だだっぴろい道路。
異国情緒すら感じます。
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関川と矢代川の合流地点を過ぎ、国道は矢代川を選んで遡上。
沿道の田んぼが綺麗なグラデーションで色づく中、国道のゆったりしたカーブで通り抜ける風景は壮観の一言。
しかし漁港と米、この2つを散々見せられたら、もうお昼のメニュー決まったようなもんです。
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米と魚を最も美味く食う方法、それは寿司。(個人の感想です)
そして日本海なら白身魚でしょ!!!
ということで、ぶり・のどぐろを始め白身魚で固めてみました。
あと別皿でタコも食べた。
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後出しジャンケンですが、立ち寄ったのは道の駅あらい
時間は11:30と、混み始める前にお一人様滑り込み。
道の駅あらいは、上信越道の新井PAと国道沿いの道の駅を兼ねた複合施設です。
めっちゃでかい、めっちゃ広いですが、行き来に制限があったりするので訪問の際は事前調査必須ですね。
ここもETC2.0の一時退出・再進入対応になればもう少し便利かも。
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昼飯のあとは、矢代川の右岸に渡ってぐるっと回り込み・・・
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二本木駅に到着。
立派で綺麗な駅ですが、体裁としては無人駅です。
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駅前には広々とした駐車場があり、助かります。
岳南電車千葉のローカル線はこれがなくて困るんだよなー。
運賃分上乗せの有料でもいいからバイク停めさせてほしい。
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二本木駅は、能生駅や筒石駅と同様、えちごトキめき鉄道の駅です。
しかしこちらは妙高はねうまラインで、別の路線です。
駅舎は明治43年、西暦で1910年竣工の年代物。
2018年に開業当時の姿に近づけるべく改修が行われて、明治の情緒と面影が増しています。
涼しげな青の屋根と中二階の明かり取りがいいですね。
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駅舎内はレトロ調にまとめながら、小綺麗でモダンな雰囲気。
駅の扱いとしては無人駅ですが、地域のNPOである中郷区まちづくり振興会が施設の管理を受託しています。
駅併設の施設、という形でコミュニティスペースがあり、そちらには人がいるので実質は有人。
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窓口や運賃表などがつぶされずに残っています。
この辺が実用的で無骨な筒石駅との違い。
どちらの雰囲気も好きです。
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駅に立ち入るには、コミュニティスペースで入場券を購入。
こちらも同じく、大人子供と台紙セットで300円。
なぜか逆向きに装填してもらいました。
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駅舎を出ると、眼前に列車!
しかしここから直接ホームへはいけません。
この距離で出発ギリギリ間に合わないと悔しさが凄そうだ。
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ホームへは地下道を通ってアクセスできます。
駆け込み乗車はご遠慮ください。
構内踏切の痕跡も残っていたので、地下道のできる1940年までは使っていたのかな?などと。
屋根の補強が雪国って感じです。
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地下道内には観光客向けの様々な案内やアピールが掲示されています。
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旅客駅としては1面2線のシンプルな構造で、駅ホームは質実剛健なH鋼の鉄骨造。
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・・・かと思いきや、奥の方は廃レールの曲げ加工で美しく作られています。
同じ色、同じ素材でもどうしてこうもセンスが違うのか。
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駅西側には日本曹達の化学工場があり、この地は2006年まで国内最大級のタンク貨車の運用地でした。
しかし今は昔、貨物扱いは一切廃止となり、駅奥に続く専用線の敷地に線路はもうありません。
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駅前にはかつての栄華を偲ぶモニュメントも。
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が、しかし駅の魅力は失われたわけではありません。
この駅のもう一つのウリは、待合室の模型で表現されたこれ、スイッチバックです。
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以前紹介した奥羽本線の各駅は、それぞれスイッチバック構造でしたが、あくまで跡地でした。
しかしこの駅は現役でスイッチバック運用を実施。
駅の南側、本線沿い(残念ながら見えない・・・)に待避用のシェルターがあり、今でもそれを使って本線と行き来しています。
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ホーム端にはスイッチバックしてくる列車が見れるお立ち台つき。
サービス精神が旺盛すぎる。
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ちなみにホームからは業務用階段で降ります。
これの登り降りが許されるのも地味に珍しい。
貨物輸送というウリは失いましたが、明治生まれの駅舎とスイッチバックはそれでも十分観光資源になりますよね。
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二本木駅をあとにしたら、帰路・・・にはつかず、今日のツーリングにはまだ続きがあります。
書いてる自分も嫌になるくらい密度が高い。
二本木駅と離れたところにある本線の踏切を渡り、今度は東へ向かいます。
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国道292号で南東へ。
片側1車線、しっかりした国道らしい道もあれば・・・
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急にこんなことにもなります。
ゆったりペースの車につきあって、クルコンで巡航しつつ、一度長野県に舞い戻り北飯山の千曲川へ。
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千曲川に突き当たったら、今度は北東へ向かいます。
道路は国道117号。
川沿いの道は河口近くの姫川にそっくり。
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117号は左岸から右岸へ、常磐大橋で大きなS字を描いてわたります。
時間は13:30、今が一番暑い時間!
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遠くに見えるは西大滝ダム。
この辺りまで来ると、川の流れに従って国道もほぼ真東を向いて進んでいきます。
ダムは改修工事中のようで、なんだか異様な姿になっていました。
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国道が津南の町を抜ければ、目的地までもうすぐ。
千曲川沿いに再び新潟県に入り、川は信濃川と名前を変えます。
同じ距離を走るのでも、夜明け前の高速を快適に走るのと、朝の涼しい高原をマイペースで抜けるのと、炎天下に速度の一定しない前走車の後ろを走るのでは疲れが全然違いますね・・・
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信濃川に合流してくる清津川を遡るように、今度は南東方面へ。
メインルートは国道353号ですが、一本入って裏道。
田開稲荷神社の大きな鳥居をくぐって進みます。
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裏道も行き止まって国道に吸い込まれ、山に向かって登り始めます。
このあたりはほぼ収穫も終わり、田んぼが乾いた土の色。
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国道から県道389号に入ったら、本日最後の目的地である清津峡です。
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飛び石を埋めて連休にしている人が多いかも?と心配していましたが、人出はそれなり。
清津峡の駐車場一番近いところに停めて、遊歩道を奥へ。
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清津峡はその名の通り清津川によって作られた峡谷。
日本三代峡谷に数えられ、美しく深い谷を見渡せるスポットです。
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ただし、峡谷に直接アクセスすることはできません。
1988年の落石死亡事故以降、峡谷への立ち入りが禁止されてしまいました。
そこでこれを安全に見ることができるよう、1996年に開通したのがこれ。
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トンネルの中から峡谷を覗くという手法です。
袋田の滝なんかも似たような見学手法を取っていますよね。
トンネルは壁面にペイントされたように、ながーく掘って最後にUターンする形状。
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ちなみに入場券は大人800円です。
値段はいいとして、券売機の自動音声や動作音が完全になか卯の食券機なのがいただけない。
トンネル内にこだまする「券とおつりをお取りください」があまりにも親子丼臭すぎる。
(なか卯は好きです)
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なか卯の亡霊を振り切って洞内へ。
所々に設けられた広めのスペースでは周辺環境や歴史、地学的観点の展示があります。
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トンネルは2018年に現代アートとして改修を受けており、区画ごとに違う色の照明が。
場末のレンタルビデオ屋のアダルトコーナーみたいな色もあれば
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PS2ごろの3DRPGが好きそうな青い色も。
ゲーミング洞窟でしょうか?
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こちらは最初の横穴、第一見晴所。
やったー普通だ!!
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横穴からは、峡谷の生々しい岩肌を間近に見ることができます。
トンネルから見ているおかげで水音が強調されて涼しさが増します。
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こちらは第二・・・
真ん中のギンギラギンはトイレです。どうして・・・
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第三。
Nintendo64の頃の3D STGみたい。
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アートは残念ですが、第三見晴台が一番柱状節理がよく見えます。
ハニカム構造や泡の膜と同じで、均質な溶岩がゆるやかに冷却していくにつれ、均等に収縮した時に自然と割れ目がこういう形になるんですよね。
ど真ん中に斜めに断層が横切って、岩の目がズレてるのもはっきりわかります。
なまじ近いので、広角カメラが大活躍。
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第三見晴所の先、200mいくと最後の人気スポットです。
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最後はこちら。
パノラマステーション。
トンネルの内側をステンレス板で巻き、地面に水盤を作って峡谷を写し込むというアイデアだそう。
これが「映える」のでこれ目当てでくる人も多いみたい。
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水盤の周囲は浅くなっていて、奥まで歩いていけるので、洞窟の一番端でポーズが取れるという寸法です。
でも左右に「待ち」の人がいたり、歩いた本人が水盤を見出して波紋を作ってしまうので、宣材写真みたいな綺麗な水盤は朝イチ突撃とか平日狙わないとだめかも。
3割ぐらいのフォトグラファーは鏡像を合成で作ってそう。
みんなカメラ目線に夢中で峡谷を見ていなかったので、観光としては成功だけど何かこう・・・という感じでした。
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最後にやや不完全燃焼感のある清津峡を見たら、最寄りのICに向かって東へ。
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山を降りる国道353号はU字になったシェルターや
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履道が連結していて壮観。
このへんの山一帯はスキー場のメッカになるくらいですから、すごい豪雪に耐える設備が必要なんでしょうね。
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新幹線の線路まですっぽりシェルターに覆われていました。
あまりにも線路っぽくなくて、最初は水路か何かだと思ったくらい。
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魚野川まで山を降りたら、リゾートマンションの見える東側の丘に少し登り、関越道に入って帰路です。
高速に乗ったのは15:00ごろなので、下道だけで9時間は走っていた計算・・・!
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そんなこんなで、高速比率が少し高めですが観光含めて満喫できたツーリングでした。
今日の走行は774.6km
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ODOは50798kmになりました。
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