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最盛期は月間平均3000kmほど走ってた関東在住ライダーのツーリングBlog。

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東京からみて西、佐久盆地の山間を入ったところに、標高1000mを超える高い山を擁した「南牧」という村があります。
・・・「南牧」という村が、「2つ」あります。
ということで、タイトルの通り南牧村と南牧村をめぐってきました。
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ルートはこちら
 

 


何を隠そう、2つの南牧村は「群馬県甘楽郡南牧村」と「長野県南佐久郡南牧村」です。
前者は「なんもく」で、後者は「みなみまき」です。
まずは群馬県の南牧村に向かうべく、朝は雨上がりをまって5:00前の出発。
この日の天気は曇りのち晴れ、ところによってにわか雨という感じですが、北関東南信あたりの雨は夜中と夕方以降なのでなんとかなるでしょう。
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関越道は花園ICで降り、まずは国道140号沿いに進みます。
寄居のあたりはしっかり曇っていて、太陽はしばらくお預け。
しかし時間を遅めにしたのと、標高がまだ低いので、気温は走りやすくちょうど良い程度です。
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国道は秩父鉄道と荒川沿いに進んでいきます。
6時台の国道は交通量もそこそこで、ストレスなくクルージングできます。
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皆野寄居有料道路や県道でショートカットもできますが、あえ国道を走り、長瀞経由で皆野へ。
長瀞ライン下りは秩父鉄道の運営なんですね。
冬の間は手漕ぎ船の上でこたつに入りながら川下りを楽しめるとか。面白そうw
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時間がちょうど6:30を回り、皆野からは国道を離れるので、ここで一旦コーヒーブレイク。
道の駅龍勢会館に立ち寄ります。
ちなみに龍勢というのは、龍勢祭りと呼ばれるお祭りの関連施設で、手作りロケットを飛ばすというユニークながら、一説によると戦国時代からづつ区由緒あるお祭りなんだとか。
現地ではトイレと自販機だけしか立ち寄らず、帰ってから調べたんですけどね・・・!
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秩父の街中をスルーすべく、県道37号経由で国道299号に入るコースで進みます。
そのまま国道を西へ進み、赤平川沿いに山の中へ。
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標高があがるにつれ、やや雲が濃くなってきました。
ここまでは道路の端が濡れていても轍は乾いていたのですが、ここからは路面全体がしっとり濡れています。
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国道は志賀坂峠を越えて、埼玉から群馬県の南端へ。
トンネルは再来週、10/4から12/10まで通行止めになる様子。
ここの迂回は大変ですね。
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峠越えの国道はやや頼りない道幅ながらも、舗装もセンターラインもしっかりしています。
大きいRの楽しいカーブを右へ左へ切り返しながらサミットへ。
ただし路面はウエット+落ち葉なので、ペースは最低限。
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改修工事前の志賀坂トンネルをくぐります。
2ヶ月も通行止めにするほど路面が痛んでいるような気はしなかったので、躯体を補強したり排水を強化するのかな?
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峠から先はゆるやかに下りに転じて北側へ降り、神流町へ入ります。
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神流町は日本で最初に恐竜の足跡の化石が発掘された地域で、観光は恐竜推し。
道路沿いにある恐竜センターから漂う昭和感が半端ない。
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国道はそのまままっすぐ進めば十石峠を通って佐久穂か、県道に乗り換えて湯の沢トンネルを越えて下仁田。
今日は下仁田方面へ。
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神流川を遡上して上野村。
上野村は関東の本州地域で最も人口の少ない自治体ですが、単に平地がほとんどないという側面が大きそう。
それほど過疎っぽくはなく、川沿いには綺麗な家屋が密集して建っています。
他所には合併で水増ししまくってる自治体も多いですからね。
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上野村の西側はかなり川の形があばれていて、道路は元々の線形を無視してトンネルに次ぐトンネルで抜けていきます。
この辺の旧道巡りは楽しそうだなあ・・・旧道が現存していれば、ですが。
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国道299号と県道45号の分岐点に到着。
先述の通り、十石峠は通行止めのため、否応なく右折します。
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このルートは3月に抜けたところですね。
天気がよければ旧道リベンジしてもいいかなと思ったのですが、今日は見送り。
この後、もっと酷い山道も控えていますし。
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ということで、改良されたトンネルをスーイスイっと走って1つめの南牧村に入ります。
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土曜日の早朝なのでしまっていますが、村役場で記念に一枚。
時間はここでちょうど8:00です。
こちらの南牧村は、高齢化率日本一!の不名誉なレコードホルダー。
住民の平均年齢が定年越えというものすごいことになっています。
老年人口割合も60%を突破という、凄まじい有様ですが、そもそも人口が1500人と少し。
社会システムの維持も大変そうですね。
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南牧村の中心部からは、県道93号で西へ。
ちなみに南牧村には国道が一本も通っていません。
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そのまま行けば県道108号、下仁田佐久穂線で佐久穂まで・・・ですが、そもそもこの県道は通行不能。
災害などではなく、未整備区間です。
迂回の林道大上線は十石峠から降りてきた国道299号に合流しますが、こちらは土砂崩れで通行止め。
当然ルートは93号です。
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その県道93号も工事で片側交互通行との表示。
大変だなあ・・・と思いつつ走り始めると・・・
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いきなり最初の区間がこれ。
そもそも最初からすれ違いできないじゃねえか!
工事で片側交互になってる情報は要りませんよね。
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峠は登り始めてすぐに県境を迎え、長野に入ります。
これはこの峠、楽勝なんじゃないか?とすら思えてしまいます。
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県境のすぐ先にはトンネル。
この手の峠ってだいたい峠越えが県境で、そこにトンネルがあるので、セオリーと外れますね。
古ぼけたコンクリートづくりのトンネルは、扁額が外れてしまっていますが、狭岩隧道です。
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道はやや崩れ気味ながらもしっかり舗装されていて、走るのに困ることはありません。
手入れされた植林地を抜けて進みますが、道はまだ登り坂です。
それもそのはず、この峠はまだはじまったばかり。ここからが本番。
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さて、画面に道は何条見えているでしょうか・・・w
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いやいや、いくらなんでもこのヘアピンの密度はすごい。
杉が枝打ちされているので、見通しがよくてなおさらすごい。
今立っている道路を1段目として、5段目までが見通せます。
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アップにすると2/3/4/5段めのガードレールがはっきり。
これはもう、峠道ではなくほとんど城郭です。
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上まで登ってみたら、それはそれでこの高低差。
線形はものすごいですが、舗装が綺麗なのが本当に幸い。
低速コーナーの峠道を走るためのライディングスクールが開催できるレベルですね。
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ひどいヘアピンの連続を上りきると、綺麗に補強された隧道。
こちらの扁額には「竣功 昭和二十八年三月」の字。
知りたいのはそれではなく・・・
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答えは反対側にあり、こいつは第三隧道。
さっきのトンネルは第一でも第二でもなかったので、この先に2つトンネルがあるということですね。
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第三隧道から先、大きな切り返しを2つクリアすると、第二隧道。
さすが兄弟、同じような意匠で同じような補強。
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その先さらに細かい切り返しと大きなヘアピン(まだあるのか・・・!)を抜けたら、第一隧道。
こいつだけリッチな作りで幅も広い。
さすが長男ですね。
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第一隧道の先で、やっとサミット。
「妙義荒船佐久高原国定公園」はちょっと地名を詰め込みすぎですが、そんなこと気にならないひどい峠でした。
数としては正直それほどでもないのですが、なんせ密度がやばかった。
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さてここからはやっと下り。
「下仁田臼田線」という県道名の通り、臼田に降りていきます。
こちらもさぞヘアピンの連続するカーブに違いない・・・
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と思ったら、あっというまに雨川ダムに到着。
臼田のあたりは高原地帯なので、碓氷峠と同じで片峠なんですね。
ちなみに雨川ダムは湛水している砂防ダムという珍しい部類だそうです。
さらにちなんで、このダムのほとり周辺は日本の国土で最も海から遠い場所らしいですよ。
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巨大な砂防ダムがあることもうなずける急流と一緒に少しだけ下り坂。
川の大きさに対して土砂の量がすごい。
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真夏に水遊びしたら気持ちよさそうな小さい滝もありました。
残念ながら曇りの9月末、気温は13度しかありません。
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水音とともに走ったら、視界が開けて空も青。
出発時間調整の狙い通りです。
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県道は国道141号に突き当たっておしまい。
一本手前を左折して、国道の裏道で南に向かいます。
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先日の国道254号と同じく、このあたりにはコスモスが綺麗に咲いていました。
稲穂の黄色とコスモスの桃色の取り合わせはなんだかミスマッチですが、それゆえ目に止まりやすいです。
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珍しい戦前の長大コンクリート橋である栄橋を渡って、裏道から国道に合流します。
渡っているのは最近よくお世話になっている千曲川。
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どれくらいお世話になっているかというと、ちょうどガソリンが心許なくなったので立ち寄った沿道のガソリンスタンドが先日訪れた時と同じ場所だったとかそういうレベル。
前回ここで8:00でしたが、今日は9:30。
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ガソリンと朝食を済ませたら、国道を南へ。
小海町を通過し、韮崎方面へ。
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小海町のお隣は、2つめの南牧村です。
アプローチから、峠でもなんでもないのに標高1000m越えの凄さ。
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時間は10:00を回りましたが、標高のおかげで気温は涼しいまま。
あさからずっと冬装備で快適に走行できるレベルです。
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国道をそのまま走ると、お約束である村役場に到着。
こちらの南牧村は、高原野菜の産地として有名。
湖から遠い内陸部の高原ということもあり、冬は零下2桁はあたりまえの地域です。
JRの路線で最高標高にある野辺山駅、最高の標高にある小中学校や最高の標高にある露天風呂など、とにかく標高推し。
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南牧村は役場のある海ノ口地区と、さらに登ったところにある野辺山地区とに大別されます。
国道は南に向かうにつれ標高をあげ、野辺山方面へ。
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大きく描かれたカーブの連続は「市場坂」と言うそう。
高原野菜を佐久穂の市場まで売りに行くから市場坂なのかな?
ここにはライブカメラもあります。
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高原に登り、道が東を向いたら正面に八ヶ岳。
頂上付近がやや雲に包まれてしまっていますが、その「壁」感はよくわかります。
まるで絵画のような風景。
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国道のすぐ脇にあるので、こちらにも再訪しておきましょう。
JRの線路で一番高い位置にあるのが、この1375m地点の踏切。
南牧村に入った国道が1020mでしたから、355m上がったことになります。
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モニュメントから線路を挟んで、反対側にもモニュメント。
自己主張が激しくていいですね。
「JR」のところがハメコミになっているのは、厳密に「鉄道」としてしまうとロープウェイなども該当して、1位を失ってしまうからです。
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最高地点脇からも八ヶ岳が綺麗に見えます。
もうちょっと早い時期にくれば畑も緑になっていたので見栄えがよかったかも。惜しい。
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南牧を結ぶ旅は目的達成し、ここからは帰路です。
国道をそのまま南へと走り、清里高原の中心部を抜けていきます。
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高原を降り始めるとまたやや雲が多くなってきました。
こうなるとソフトクリームという気分でもないなあ・・・と、そろそろ近づくお昼に向けておなかと相談。
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ちょうど通りかかった道の駅南きよさとで食事を・・・と思いましたが、食堂はまだ営業時間前。
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ということで、キッチンカーで燻製の盛り合わせを買ってお昼にします。
桜のチップで燻されたソーセージ・ベーコン・鶏肉はボリュームもばっちり。
時間は食後で11:15。食べてる間に食堂がオープンしていた・・・。
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まっすぐ中央道で帰るのも味がないので、そのまま八ヶ岳山麓の広域農道に入ります。
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天候はまた回復傾向で、青空のした涼しい高原を気持ちよく流していきます。
収穫用の巨大トラクターが跋扈する中、景色を楽しみながらスイスイと進みます。
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広域農道を走り終えたら、塩川沿いに降りて韮崎方面へ。
木漏れ日あふれる高原の下り坂は至高。
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韮崎からは県道42号に乗っかって南へ。
さすがにここまで降ってくると暑いですね。
都内の気温は25度まで上がる予報、このあたりでも20度を超えてきました。
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インナーを一枚脱いで涼しくなり、御勅使川を渡っていきます。
向かう先は・・・
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中部横断自動車道。
8/29に下部温泉早川IC〜南部ICが開通し、全通したので通り初めして帰ります。
ここが繋がっていると、静岡伊豆方面と長野方面とのアクセス選択肢が飛躍的に増大しますし、愛知以西から山梨へ入るのにも迂回路が成立しますし、利便性が大きいですね。
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これに乗ったらノンストップで帰宅するつもりなので、最後の休憩に道の駅しらねで最後の水分補給です。
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ここもETC 2.0の一時退出対象になったんですね。
とはいえ、関東に住んでいたらここで一時退出するようなルートはあんまり組まないかなあ。
東名が事故通行止めの時くらい・・・?
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と、いうことで、白根ICからいざ中部横断自動車道。
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13:00を回った甲府盆地は、ほどよく雲のある快晴模様。
対面通行なので速度も風の音が心地よい70km/hです。
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以前まで終点だった下部温泉早川ICの路面には、終点だったころのペイント跡もくっきり。
ここから先が開通区間です。
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高速もダムもそうですが、平成以降の土木パワーが強すぎる。
令和の開通区間はレトロフューチャーのサイバー空間のように、マス目に区切られた法面工でツライチに整えられています。
ここに、あったんだぜ・・・山。
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まもなく、下八木沢第一トンネル。
このトンネルが、道路全通を阻む施工上の問題を起こした犯人そのものです。
応力で型枠がベコっと曲がってしまって、そのまま打設したからコンクリートが凹んでしまったみたいですね。
文房具の「下敷き」を両端から押すとベコっとなるあれ。
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大変だなあ、と思いつつ、補修されて何の問題もなくなった区間を走り抜けます。
その後は、山あり谷あり・・・全部一直線に貫いてガンガン南へ。
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ICあれば山を削り
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掘割あれば山を割り。
暴れ川富士川の存在なんてちっとも意識しないまま、あっという間に新東名に到着です。
2月に下道で通過した時は結構な時間もかかったし、スノーシェッドや峠越え盛りだくさんだったので、その差は圧巻です。
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そんなこんなで、新東名からはまっすぐ帰路に。
今日の走行距離は565.6km
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ODOは51364kmになりました。
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