12月に入って、気温が一気に下がり、冬本番となってきました。
凍結の心配の少ない場所として、夏の間には敢えてあまり行かずに温存していた伊豆へ向かいます。

ルートはこんな感じ
出発は気温の上昇を待って7:00。
東名から小田原厚木道路に入ります。
空は快晴、空気はややチリがおおいかなというところ。

小田原からは箱根新道に入り、箱根峠を越えていきます。
9:00過ぎの通過ですが、気温は2度。
凍結防止剤で白っぽくなった路面は冬の幹線道路の風物詩。

国道1号線を前の車の後ろについてツイスティに下っていき、三島へ。
標高が下がると体感温度はずいぶん上がります。

三島からは伊豆縦貫道に入って、函南へ。
最初の休憩地点として、道の駅伊豆ゲートウェイ函南を選びました。
2019年の4月ににオープンした新しい施設で、飲食店や物産店のほかレンタルスペースがある道の駅。
道路を挟んで反対側、狩野川のほとりには、キャンプ場や水辺の広場が付帯した川の駅も一帯整備されています。

富士山がたいへん綺麗に見えて立地やよし。
ここでの川遊び・キャンプは画になりそうですね。

お向かいには、かねふくのめんたいパークも隣接していて、この一帯の開発にすごく力が入っているのがわかります。
今日はとりあえずコーヒーブレイクとお土産のお菓子だけ仕入れて先へ進みます。

ぐるっと下道を回って狩野川を渡り、おなじみ狩野川放水路の河口へ抜けて西伊豆方面へ。

西伊豆の沿岸は天気がいいものの、やや風が強くて渦巻いています。
カーブの途中に内側から巻き上げるような風を受けたり、おっかなびっくりなのでゆったりめのペースで走行します。

内浦湾から見える富士山はすっかり雪の帽子が濃くなりました。
このくらいの比率が、いかにも富士山という感じがして個人的には好き。
走るなら真夏の気温がいいんですけどね・・・

古宇で南に折れて内陸へ入ります。
ここで時間は10:30、そろそろ標高を上げても大丈夫でしょう。

戸田峠を経由して西伊豆スカイラインへ入ります。
内陸もなかなか風が強く、雲の流れが早いので路面の明るさが目まぐるしく変わります。

尾根筋から見下ろす地平の景色が美しい。
標高の低いところはやや塵が多くて白んでいますが、それが逆に空に綺麗なグラデーションを作っています。

見通しのいいところではこちらもなかなかの風速。
グルービング・横風・低温路面のコラボは恐ろしいので、景色を楽しむ方向にシフト。
早いバイクに幾度か道をゆずりつつ、まったり走行。

そのまま仁科峠まで走行。
仁科峠は太陽が陰ったのもあって気温3度ほどですが、風が強いので体感温度はさらに低めです。
早々に海沿いまで下ってしまいましょう!

7月と同じように宇久須の街を見下ろして一息。
初夏との景色の違いを比べてみたりするのも面白い。

県道410号をスルスルと下り坂。
途中、道端に一本だけ燃えるように赤い紅葉があったので、思わずUターンして記念撮影。
紅葉の度合いは8割くらいですが、それがかえって明るい色に見えて良いですね。
ちょうどいい感じに直射日光を受けつつ、風の強さのおかげでほどよく揺れていて、100点満点の眺めでした。

海岸に突き当たったら、左折して国道136号を北進します。
西伊豆沿岸は、このあたりまで来ると首都圏から訪れる人は多くなく、快調なペースでの走行です。

遠く駿河湾の先に望む沿岸、方角的には焼津のあたりでしょうか。
波はそれほど高くないながらも、水面に立つ白波が風の強さを思わせます。

土肥の温泉街を越えてさらに北へ。
そろそろマスツーの温泉旅行もやりたいなあ・・・

土肥で国道と別れ、ルートは引き続き沿岸に取ります。
県道規格になった道は狭くツイスティな場所が増えますが、これこそが西伊豆沿岸の醍醐味でもあります。
西伊豆スカイラインで楽しめなかった分、左右に立木のある風のない区間で走行を楽しみます。
時間は12:00を過ぎ、そろそろメインディッシュといきましょう。

到着したのは戸田の魚重食堂。
バイク専用駐車場があるライダーフレンドリーで美味しいお魚のお店です。
ゆったり走行だったので予定よりやや遅く、時計は12:30。
混雑して入れなかったらどうしよう・・・と思いましたが、無事カウンターに着席。

本日は天丼刺身定食をいただきます。
白身魚メインのお刺身に、甘辛いタレのたっぷりかかったはみ出すほどボリューミーな天丼。
おもむろにミカンがあるのが、さすが西浦近辺というところw

丼は海老や穴子など、食感のホクホクな素材に合う厚めの衣がタレを吸って美味しいです。
2015年以来の訪店だったのですが、お店の内装の雰囲気が少し変わったかな?と思ったら、2021年の2月に店内改装されたみたい。
2017年末で代替わりもされたみたいで、知らずに訪れましたが味は変わらずでよかった。

冬の日暮れは早いので、メインディッシュが済んだら早々に帰路につきます。
途中、去年も立ち寄った販売所でみかんを仕入れ、腰が痛くなるくらいカバンを重くしたりしつつ、美しい景色を見ながら右へ左へと切り返し、沿岸を進みます。

そういえばETCXに申し込んで一回も使ってなかったな・・・と思い立って伊豆中央道を経由。
ETCXは事前登録していれば通常のスマートICのように一時停止だけで有料道路を通過できる便利な仕組みですが、ターンパイクくらいしか導入されずいつのまにか消えたIBAのように普及が難点ですね。
公式サイトの利用可能施設も、実質中伊豆の有料道路しかないので料金所2箇所記載して水増しされている・・・

利用したらこんな感じでメールが届きました。
これからの人手不足やキャッシュレスが進む風潮の折、なんとかして普及してほしいところ。
バイクだと小銭を出さずに済むのはものすごい利点ですしね。

伊豆中央道から先は朝のルートをそのまま戻り、つつがなく帰宅。
この日の走行距離はギリギリ無給油では行けないくらいの418.1kmでした。

ODOは57892kmになりました。

コメント
コメント一覧 (2)
絶品ですよ
情報ありがとうございます!この時は気温的にアイス気分ではありませんでしたが、暖かい時期に行ったら試してみます!