この週末は成人の日で土曜〜月曜の3連休でしたが、ご存じの通り首都圏は木曜日に雪に見舞われました。
日曜日の朝時点でもまだ日陰の道路にはアイスバーンが残っていたので大事をとり、月曜になってから出撃。
新年一発目のツーリングですし、欲張らず県内を短距離走行することとして、房総半島をゆるっと走ってきました。

ルートはこんな感じ
まずはぐるっと湾岸を流して川崎に回り、浮島ICからアクアラインへ。
アクアトンネルを抜けたら、関東ライダーにはお馴染みの海ほたるに到着。
出発を遅くして10:00過ぎにしたので、ここで早くも時間は12:00前です。
ちょうど良いタイミングなので、ここでお昼を済ませてから先に進むことにします。

土日は快晴だったのですが、残念ながら月曜日は曇り空で気温も低め。
選べるなら晴れ空で暖かい日が良いですが、良い日和に凍結に怯えるよりは、曇っていても雪解けしている方が良いですから仕方ない。

アクアラインを渡ったら、木更津金田で下道へ。
国道127号を南下してから県道163号で内陸に入り、九十九谷展望公園に立ち寄ります。
薄曇りからちらほらと覗く青空と、昼過ぎの太陽が作る光線が美しく、良い眺め。
房総半島は「平地がないのに高い山もない」という地形ですが、ここからの展望ではそれがよくわかります。

九十九谷からは房総スカイラインこと県道92号で東へ。
ここは2013年ごろから暫定無料化措置が実施されていましたが、2019年に晴れて正式に無料化。
結局一度も料金を払って通過せずに徴収が終わってしまいました。

笹川湖につきあたったら、左折して県道24号経由で亀山ダムの天端を渡り、国道465号へ入ります。
ここで時間は13:30ですが、東側はやや雲が厚く、一番暖かい時間でもひんやり8度程度。

国道でそのまま東へ抜けていきます。
このあたりは房総の中でも一番海から遠い場所で、暖かい海風の影響が薄く、雪もちらほらと残っていました。
とはいえさすがにこの時間帯では路面の凍結は心配なさそう。
地元車も多くがノーマルタイヤのままです。

途中、蔵玉トンネルの拡幅工事で片側1車線規制がかかっています。
元々すれ違いの難しい狭小トンネルだったところ、周辺のバイパス工事とあわせて同一箇所に掘り直しをする大規模な工事です。
房総のトンネルは地盤が安定しているため、自動車交通が盛んになる以前のものがそのまま使われている例が多く、近年になって東京湾岸の国道127号あたりなど、同様の工事がいくつか行われています。
工事中の交通確保のための仮覆いが青色LEDで照らされていて独特で、その情景が俄に話題になっている様子。

トンネルを抜けて少しいったところにある、養老川沿いの山の駅 養老渓谷 喜楽里にて小休止です。
お土産でも買うかーと立ち寄りましたが、そういえばカバンを持たずに来たため積んで帰る手段がない。
ツーリングネットが車体に入れば常備しておくんですけど、最近のおけつとんがりバイクはドラレコとETC車載器つけたらもうシート下は一杯一杯ですからねえ。

冬の走行は融雪剤で足回りがこんなことになるので、パニアケースをつけるのも憚られます。
飛沫を思いっきり喰らうので帰ってから掃除が大変ですからね。
仕方なくコーヒーブレイクにとどめておきます。

道は国道297号に合流したあと、そのまま走って太平洋岸へつきあたります。
国道128号へ右折し、南へ向かい始めたころ、時計は15:00を回ります。
はるか東の洋上はがっつり雨が降っている様子です。

道の先、南西方向に目を向けると、雲の合間から太陽光線が綺麗な帯を描いて降り注いでいました。
こういうのは雨上がりならではの景色ですし、曇り空の中走りに来た甲斐がありますよね。

そのまま走り続けてひたすら南へ。
千倉のあたりで16:00前、この時間で太陽はもうほぼ水平線近くです。
ギラギラと照りつける西日を浴びつつ、目指すは最南端。

ここに来てやや晴れ間が覗き、まだらな雲が綺麗に染まります。
ちょうど道も七浦の住宅地を蛇行するところにさしかかり、空を眺めるタイミングとしてはもってこいです。

そうこうしているうちに、野島に到着。
日没まであと30分ほどですが、早くも太陽は雲の向こう。

日が落ちないうちに厳島神社に参拝します。
名前は広島の有名な厳島神社と同じですね。

境内には人もおらず、ひっそり。
正月に実家で初詣は済ませているので、普通のお参りということで。

去年に引き続き自動のおみくじ機にもコインを投入。
今年は末吉でした。
誰もいない境内でこのサウンド、結構ホラーなんですよね・・・。
ひきつづいて灯台へ。
公開時間は終わっているのでふもとから見上げるだけですが、ここで今日一番の青空を拝めたので、締めとしては大変よし。

16:30には野島崎を発ち、沿岸経由で帰ります。
最短は内陸を突っ切る410号ルートですが、これから日が暮れるので、少しでも残雪や凍結のリスクのない道をチョイス。
太陽はあっというまに水平線の向こうにある三浦半島の彼方に消え、真っ暗に。

帰りは佐貫のコンビニで一回だけ休憩。

コーヒーを飲んでいる間にパラパラと雨粒が落ちましたが、レーダーを確認すると幸いにも霧雨程度。
ものの15分程度、シールドは濡れてもジャケットは濡れない程度の雨に打たれつつ、そのまま帰宅です。

帰る頃にはすっかり雨もあがり、せっかく乾いたバイクをまた水洗いで濡らしてツーリングおしまい。
距離は給油の必要がない程度の短距離で、317.8kmでした。

ODOは59271kmになりました。

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