土曜日の最高気温予報は20度超えの予報。
春一番が吹いた後も涼しい日が続いていたので、待ちに待った本格的に気持ち良くバイクに乗れる気候です。
バイクのコンディションも完璧になったことですし、まずは伊豆に足を伸ばしました。
出発は5:00。
この時間に出発できるのも暖かい日だからこそ。
東名から小田原厚木道路で箱根口へ。
6:00過ぎの箱根はまだ流石に寒く、気温は0〜-2度くらい。
さすがに冬装備でも寒いですが、太陽が出て、標高が下がるまでの我慢です。
箱根峠からは富士山を見ながら国道1号をくだり、伊豆中央道経由で西伊豆へ向かいます。
早朝の箱根路はペースも早く、ウォーミングアップにぴったり。
三津から西伊豆に降りたら、駿河湾の湾岸を走ります。
時間は7:00を回り、ずいぶん明るくなってきました。
ここで一旦コンビニで軽食をとり、先へ進みます。
西伊豆からだと伊豆半島の山々が間に入るので、地表に日が差すのはちょっと遅めですが、気温はぐんぐん上がり始め、グリップヒーターはオフでOK。
西浦からはお決まりのルートで戸田峠へ向かって登り、西伊豆スカイラインに入ります。
南東の空に浮かぶ太陽が目に突き刺さる早朝走行。
側溝にはまだ少し残雪がこびりついていますが、それも今日まででしょうね。
ところどころに朝露で濡らされた融雪剤の染みが残るものの、概ねドライで楽しく走行。
気温は春の様相ですが、まだ草木の芽吹きは始まっておらず、荒涼とした風景が続きます。
上空はからっと晴れ渡っているものの、地表付近は花粉だか黄砂だかでくすぶっていて、それが却って水墨画のようなふんわりした美しい稜線を描き出します。
仁科峠を越える頃、時間は8:30近く。
もう太陽はずいぶん高くなり、標高900m弱のこの場所でも寒さは感じません。
地表に降りる頃にはもうインナーは要らないでしょうね。
西天城高原から宇久須方面へ向かってゆったりと下りでクールダウン。
首都圏からの観光客が増え始める前の時間帯なので、ここまでは道路をひとりじめするような走行が続きましたが、このあたりからはやや交通量が増えてきました。
高原の牧草地帯もまだまだ枯れ葉色。
7月の走行と比べるとギャップがすごいです。
宇久須に降りてくると、綺麗に色づいた河津桜がお出迎え。
早い株は2月半ばくらいには満開を迎えて3月頭には散り始めるので、この時期に綺麗なピンク色ものもは比較的遅咲きの河津桜です。
宇久須で海に突き当たったらコンビニで水分補給し、ふたたび駿河湾沿い。
南に向かって国道136号線をたどります。
この日は風もそよそよと弱く吹いていて、ともすれば初夏のような体感温度です。
松崎からは県道121号に入って南東へ。
あちこちに咲いている河津桜と菜の花のコントラストが美しいです。
県道は蛇石峠をくねくねと登って降ってと、狭い道がづつきます。
こういう道は冬場だと凍結や砂撒きが怖くて避けているので、本当にひさびさな感じ。
これぞ峠のツーリング!
道は小さな青野川沿いに東へ向かってずんずん進んでいきます。
小川のせせらぎと菜の花の絨毯、桜のワンポイントが大変春模様で癒し感がすごい。
途中で県道119号に乗り換え、敷根経由で下田へ。
時間は10:00を回ろうかというところで、下田の駅前は賑やかになりはじめていました。
今日は下田にはよらず、国道135号で東伊豆沿岸を走ります。
お昼間のぽかぽかで白浜海岸のマリンブルーも映えます。
海は夏色でも、まだ陸地の彩度は冬のくすんだ緑色。
そのまま河津町に入り・・・
河津桜観光交流館に着。
河津桜まつりは先週でおしまいですが、遅咲きの桜を見ていきましょう。
河津川沿いの桜並木はやや葉桜が目立つ株が多いものの、締まりのよい綺麗な青空と黄色の菜の花で美しさは十二分。
今まさに見ごろという個体もあり、ゆったりと散策します。
以下、せっかくなので花の写真をいくつか。
コメントを考えるのが面倒くさいので貼り付けるだけ!
30分ほどぶらぶらして満足したら、また西伊豆に折り返します。
東伊豆の渋滞に巻き込まれるよりは距離が伸びたほうがまだいいですからね。
国道414号経由で県道15号に入り、婆娑羅峠を越えます。
河津の近くは沿道に桜。
そしてまた桜。
あちこちに見事な桜並木があります。
海沿いは暖かい風も入ってきますし、斜面も東向きなので咲くのが早い。
反対に山の中に入ると標高も日照時間も違うので、この季節が見ごろです。
峠を越えて、11:30ごろに松崎に帰還。
那賀川堤防は去年と同じく見事な菜の花で埋め尽くされています。
松崎からは西浦まで沿岸の道をひたすら北上。
この時間はまだ南に向かう交通が主で、北に向かう交通は少なめ。
ペースもほどほどによく、退屈しない走行が続きます。
惜しむらくは空気が濁っているせいで富士山の眺望がご覧の有り様であること。
空気のコンディションだけは秋冬に利がありますね。
くねくねと沿岸の断崖を縫ってひたすら走ります。
朝と違ってバイクの感覚をだいぶ取り戻しましたし、ガソリンも軽くなっているので、切り返しが楽しい楽しい。
あっというまに朝通過した三津まで戻ってきて、時間は14:00。
ここからまた内陸に向かい、空っぽになったガソリンを帰路に向けて満タンにしたあと、最後のチェックポイントは道の駅 伊豆ゲートウェイ函南。
去年の記事へのコメントでご紹介いただいた丹那牛乳ソフトクリームで締めとします。
ご紹介いただきありがとうございます。
バニラの味でなく、牛乳の濃厚な風味がしっかり感じられる美味しいソフトでした!
帰りは沼津から高速にのり、渋滞をが始まる前にストレートに帰宅。
この日の走行距離は久方ぶりの500km超えとなり、531.6kmでした。
ODOは61057kmになりました。
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