ツーリングBlog [Full Notch !]

関東を拠点にあちこち旅する在住ライダーのツーリングレポート。

交通量の少ない山深い道や交通関係施設、史跡などが好物。

Ninja650(13)
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→Ninja250(17 WTE)
→Ninja1000 SX(20)と乗り継いでいます。



雨上がりの土曜日は車両のメンテナンスやバイク以外のレジャーに使い、薄曇り予報の日曜日はコンパクトに山道を走ってきました。
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ルートはこんなかんじ 

 



この日は2台でのツーリング。
去年7月以来のF3 800ライダーに声をかけて走ります。
集合は道の駅八王子滝山に6:30ということで、早起きして4:00発、下道で集合場所まで。
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ガラガラの東八道路と日野バイパスであっというまに辿り着きます。
道の駅はがらんとしているものの、車中泊の車で駐車場だけ一杯という異様な光景。
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施設内には燕が大量に営巣しており、頭上は大変な賑わい。
見る分にはいいのですが、バイクに糞を落とされてしまいました・・・
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集合してからは、ひとまず北上。
冒頭で書いた通り、今日は山をメインに走るので、早速北西の山地へ向かいます。
空は薄曇りですが、十分に明るい日差しが抜けてきており、気温も13度程度。
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国道411号を経由して成木街道を北へ進みます。
このあたりは民家が少なくなってきたとはいえ、まだ街道筋といったところ。
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新吹上トンネルを越えて県道53号へ。
吹上トンネルの旧道、面白そうなんですが車両通行止めになっているのが惜しい。
吹上峠を越えるとまもなく、埼玉県に入ります。
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やや勾配が出てきて、峠道がはじまるかな・・・?というところで、まずは有間ダムで小休止。
ロックフィルダムの堤体に草が茂っていて綺麗ですね。
この場所はツーリングの定番らしく、ダムにはバイクや車がたくさん集まっていました。
時間はここで7:30です。
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ダムからは入間川沿いに県道53号で進み、山伏峠を越えます。
舗装の良い気持ちのいい峠を登って降って、まず肩慣らしといったところ。
この時間だとまだバイクも車も少なくて、走行は快適です。
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正丸トンネルの西側出口で国道299号に突き当たったら、そのまま秩父方面へ走ります。
時間は8:00を回りましたが、薄雲のおかげで気温は思うように上がらず、涼しめな走行が続きます。
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芝桜の季節が終わり、レジャーもひと段落した秩父の中心部をスムースに抜けて、国道140号へ乗り移ります。
ここでガソリンを満タンにし、このあとの走行へ向けて準備は万端。
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北側から見る武甲山は石灰岩の採掘の影響で城壁のよう。
自然破壊だとか言われたりしますが、これがコンクリートになって国の建設を支えてるんですよね。
個人的に、これはこれで格好いいと思うんですけどね。
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奥秩父行きの140号ではお馴染みの荒川橋を越えて、さらに西へ。
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途中、真新しいながらも不自然に右側が消された青看に出会います。
道路が通行不能になったりバイパスの開通で消された古い標識ではよくあることですが、表面にツヤのある標識では不思議な表示だなーと思っていたら・・・
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まもなく建設現場が見えました。
おそらくマスクを1枚剥がすとトンネル通過を案内する表示が出てくるんでしょうね。
大滝トンネルは、荒川に沿って大血川との合流地点を通り、大きく南に迂回している現状の道をぶち抜いてまっすぐに貫く道路改良工事です。
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やがて旧道となるであろう崖沿いの道を車列に混ざって通り抜け、その先の新旧道分岐を左折して旧道へ。
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旧駒ヶ滝トンネルの脇の新道で左折し、二瀬ダムの堤体上を渡って南側へ。
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ピンクの花が沿道に美しく先並ぶ山道をアクセルを開け気味に登っていけば・・・
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お馴染み、三峰神社です。
駐車場にバイクを止め、参道を上がっていきます。
まずは三ツ鳥居。
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重厚な隨身門をくぐって・・・
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石段を登ると・・・
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本殿です。
2019年に御鎮座2100年(!)の奉祝事業により改修作業が実施されたとのことで、以前の訪問時よりも鮮やかで美しく彩られています。
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本殿に手をあわせたら、駐車場上まで戻って山麓亭で朝食。
やや涼しいので温ざるそば(せいろそば的な・・・)のきのこ蕎麦をいただきます。
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参拝と朝食を済ませたら、時間は10:00を回りました。
まずはヘアピンのつづく山道をダムまで戻り、140号に復帰。
旧道をダム湖沿いに西へ進みます。
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V字に切り立つ荒川の谷を高巻きに抜ける狭い道を、対向車に気をつけながら進みます。
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荒川と滝川の合流地点で旧道は新道と合流。
ここで西には向かわず、新道で折り返します。
新道は大峰トンネルを抜けて、一気に一山くぐりぬけ、中津川の流れる谷へワープ。
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さらに中津川大橋で左岸に移り、トンネルと橋を駆使して川下へ。
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こちらは旧道沿いにある荒川の二瀬ダム・秩父湖に対を成す、中津川の滝沢ダム・奥秩父もみじ湖。
エメラルドグリーンの湖面が美しいですが、水量がずいぶん少ないですね。
台風シーズンに向けた減水かな?
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そのまま滝沢トンネルでダム脇を抜けると、下流に向けてダムの高さ分一気に降ります。
九十九折りや長大トンネルで下るのがダムのお約束ですが、ここは雷電廿六木橋でぐるっとループして降っていきます。





ループ橋の先は、しばらく進んで県道37号を経由、秩父で一度別れた国道299号に再会します。
これを西に向かって、志賀坂峠へ。
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峠の道は、短いながらも国道らしくしっかり整備された綺麗な道。
安心してスイスイと車体を倒しながら登り切ったら、志賀坂トンネルでフィニッシュ。
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トンネルを抜けると、そこからは群馬県になります。
下の道も楽しくスイスイですが、時間は11:30を回ったこともあり交通量がやや多く、前の車にあわせての走行。
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空は鱗雲がうっすら広がり、ほぼ晴れと言って良いような天気。
気温も20度付近まで上がってきて、5月らしい気候です。
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志賀坂峠を降り切り、神流川沿いにつきあたったら道を右折。
国道462号で東へ向かい、神流湖沿岸の道を下ります。
車列に飲み込まれつつトロトロ走行で下久保ダムを通りすぎたところで、道の駅上州おにしで小休止です。
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この道の駅は、廃校になった譲原小学校の跡地を利用して建てられていて、駐車場脇には当時の校舎や石碑がそのまま残ります。
木造平家で横に長い、たくさん明かりの入りそうな校舎。
現役当時は中央の三角屋根を中心に左右対称だったようですが、今は向かって左半分は解体され、道の駅の建物があります。
駐車場端に新校舎竣工記念の碑が残っていたりしますが、その「新」校舎が1930年代のこれという・・・
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道の駅でしばし休息したあとは、御荷鉾スーパー林道に入ります。
林道といっても、昨年も通過した舗装区間のみ。
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空も晴れてきて、気持ちのいい線形が続く反面、路面には落石と砂が多し。
注意しつつも楽しみながら、スイスイと20kmほどの舗装林道区間を一気に走り抜けます。
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塩沢峠に突き当たったら林道走行を終えますが、ワインディングロードはとどまることを知らず。
今度は県道46号で下り坂。
急峻とはいえないまでも、決して穏やかではない、カーブの続く道を下って北へ向かいます。
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時間は13:30となり、気温は20度を超えてきました。
走りやすい気候と走りやすい道、すずやかに萌える若葉の中を通り抜け、富岡方面へ。
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鮎川沿いを少し走って離脱し、県道177号の分岐点をすぎてなおも県道46号。
隣の斜面や正面の盆地に見える街並みに目配せしつつ、ヘアピンを連続して走ります。
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最後の峠区間を抜け切ったら、雄川沿いにゆったりとした道。
クールダウンにちょうどよい道で、林道から延々と長く続いた山道での緊張がほぐれます。
延々とリアブレーキを踏んだり緩めたりしてたので、右足が攣りそうw
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最後は鏑川を渡って富岡の中心部に入り、時間は14:00。
ここで少し遅い昼食をとって、今日はこの辺で切り上げとしましょう。
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富岡からは上信越道経由で関越道に入り、都心方面へ帰還。
自分のペースでソロツーリングも楽しいですが、他人のペースで峠を抜けるのも楽しいと再確認。
この日の走行は462.5m、帰りの高速を除いて300kmほど下道をたっぷり走りました。
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ODOは70779kmとなりました。
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