この土日は天気予報が微妙だったので、土曜日は近場散歩でお茶を濁し、日曜日は昼からゆったり短距離走行をしてきました。

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最初の目的は甲府での昼食。
これをピーク過ぎに食べるべく逆算して、出発は11:00。
猛暑と渋滞を避けるために時間を前に倒す夜明け前発のパターンでは、昼食は最後のチェックポイントになりますが、今日は後ろに倒すので最初が昼食です。
食後にゆったり走り、渋滞が終わった頃に帰路につく算段。
一番暑い時間帯に高速で汗を飛ばしながら走り、お昼過ぎに中央道を甲府盆地へ下ります。

一宮御坂ICで下道に入り、金川沿いに笛吹川方面へ。
薄曇りの予報だった甲府ですが、盆地は完全に晴れ。
眺望的には嬉しい誤算ですが、クソ暑い・・・!

昼食に訪れたのは、たびたび馬刺しを食べにやってきている赤富士さん。
13:00過ぎで4組ほどの待ち。

このお店はほうとうも美味しいのですが、あつあつのほうとうは30度越えの甲府盆地で食べたいものではありません。
今日は涼しくいきましょう、ということでマグロのぶつと馬刺し。

ゆったり昼食が終わって14:00過ぎ。
ここからは甲府の西部までぐるっと回り込みます。
まずは国道411号を西へ。
ファッションシティの看板が剥がれて真っ白・・・

同じ西進するにしても車通りの少ない道を選ぶべく、県道6号へ。

双葉JCTの下をくぐり、双田橋を渡って釜無川の右岸へ。
ここで時間はすでに15:00ですが、まだまだ日が高いのが夏ですね。

中部横断道沿いに少し走り・・・

西の斜面の広域農道へ。
ここはもはや定番になりつつあります。

盆地の東側には雲が立ち込めていますが、こちら側にはほとんどありません。
梅雨明けはしましたが、全国的に晴れ模様だったのは2週間程度で、今週末やこの先一週間はこんな感じのすっきりしない天気の予報。
戻り梅雨を感じますね。

桃花橋ループを通り、広域農道をゆったり南に走って富士川町方面へ。

15:30を回ってもまだまだ青空。
気温はピークを過ぎて徐々に下がり、走りやすい気温になってきました。
盆地を見下ろす道は全線が天然の展望台。
景色も楽しみながら涼しく気持ちよく走ります。

富士川町の中心部で山側に折れ、県道420号を登っていきます。
ずいぶん回り道しましたが、ここから本日2つ目の目的地へ。

420号の難読な路線名は「たかおりかじかざわせん」です。

420号は路面がキレイで、うねうねと回り込みの強い線形で登っていきます。

目的地は、この見晴らしのよい展望スポット。
関東の富士見百景に選ばれた「増穂町からの富士」です。
路線名になっている鰍沢町と、このスポットの名前になっている増穂町はどちらもすでに存在せず、合併して富士川町となっています。

残念ながら雲がかかっており富士山は見えませんでしたが、折り重なる尾根とモクモクと沸く雲がキレイですね。

このスポットは映画『ゆるキャン△』のティザービジュアルのモデル地。
富士山の頂上から太陽が登る「ダイヤモンド富士」が見えるスポットで、ここ高下の地名が劇中にも繰り返し登場します。

サクッと写真を撮って踵を返し、県道を下ります。
「ツイスティ」という言葉がこれ以上なく似合う道は、対向車に注意さえしていれば最高に楽しい道。
鳥羽先生が正月に飛ばして昇ってた道ですね。
志摩リンはこの道、真冬にバイクで上り下りしてたのかな・・・

一度国道まで戻ったら、少し離れた第三の目的地へ足を向けるべく、南へ。

富士川沿いに走り、身延の中心部へ。
時間は16:30を回りましたが、まだまだ空は青いです。

身延の中心部、寺沢川沿いの市道を右折して山へ入ります。
緑色の看板、みのぶ自然の里を目印にしてぐいぐい登っていきます。

途中、路肩の下に生簀のような構造物が。
なんだろう?と思ってバイクを止めてよく見ると、これは・・・廃プールですね。

道路のお向かいには立派な校舎もありました。
ここはどうやら、中富町立大須成小学校の跡地のよう。
1985年、昭和60年度限りで閉校、校舎は1958年築と64年ものですが、再生プロジェクトでキレイに管理されている様子です。

不意に見つけた廃校を敷地外から眺めたあと、引き続き山の奥へ。
苔むす沢沿いの道を用心しながら登っていくと・・・

急に大きくて綺麗な建物が見えます。
これは目的地であるみのぶ自然の里に併設の体育館。

その先、敷地内に2つあるキャンプサイトのうち「山サイト」へ向かいます。

ここにあるのが作中で「鳥かご」と呼ばれていた構造物。
高下にある施設として描かれていましたが、近隣別々の場所からモチーフを集めているんですね。
ちなみに管理棟と敷地は芦安キャンプサイト No.2がモデルだそうです。

時間はまもなく17:00、そろそろ帰路につきましょう。
帰りは2ヶ所ほど寄り道しつつ、渋滞の様子を見ながらルートを決めます。

国道を少し北に戻り、峡南橋を渡って左岸へ。

県道9号でひと山越え、国道300号へ入ります。

そのすぐ先にあるのが、道の駅しもべ。
ここは以前からコラボした自販機が置かれていたりしますが、敷地内にコラボキャンプ場がオープンするのだとか。
両側山に囲まれていて眺望もあまりない場所なので、あんまりキャンプ向きとは思えない立地ではありますが・・・!

道の駅で小休止してからは、本栖みちを駆け上がります。
工事中の中之倉バイパスはずいぶん工事が進んでいて、もう基礎工事はほぼ完了といったところ。

作りかけのバイパスを眺めつつ、まもなく旧道になるであろう楽しい現道を登り切ったら・・・

本栖湖に到着。
ここでも富士山は眺望できず。
惜しい・・・

舞台巡りの最後は、定番の浩庵キャンプ場・・・

・・・の前の、トイレです。
最初の舞台と最後の舞台を巡ってお後がよろしい感じ。
遅い時間のツーリングなのもあって全然お金を落とせていないので、道の駅の自販機利用とトイレの利用料を多めに投入して地元にちょっとだけ貢献しておきました。

ここからは目的地なしなので、精進湖から右左口峠を越えて最短で帰宅してもよかったのですが、中央道の渋滞がえらいことになっていたので、ひとまず東へ向かいます。
18:00を回ってもまだまだ青空の青木ヶ原樹海を抜けて、山中湖方面へ。

車列に捕まりつつも、そこそこペースよく走って18:30には山中湖。
最後にやっと富士山のシルエットを拝むことができました。

山中湖から南進して御殿場か、とも考えましたが、東名も渋滞中。
富士五湖観光という気分でもないし、箱根の山越えも流れが悪そう・・・ということで、何年かぶりの道志みちを進むことに。

19:00になってやっと夕焼け色に染まり始めた空を眺めつつ、だらだらと遅い車の速度で進行していきます。

最後の最後、楽しい区間では時折路肩で時間をつぶして間隔をあけ、マイペースで抜けていきます。
この道、線形はとてもいい道なんですが、やたら遅い車で混んでたり、カメラ向けてるおかしな人がいたりするのがアレなんですよね・・・
東北の内陸あたりに同じ線形の道を作ってほしいw

県境を越え神奈川に入る頃には急速に夜の帳が下り、あとは相模原から圏央道に乗り、八王子経由で中央道に入って帰宅です。

お昼前に出たので距離はそこそこ、411.0kmでした。

ODOは75326kmになりました。

コメント
コメント一覧 (2)
道中の景色や観光スポットを巡るのもツーリングの醍醐味ですが、やっぱり「食」も欠かせませんね。
馬刺しとマグロのブツがとっても美味しそうでした。
それでは次の旅もご安全に!
ありがとうございます。食は大事な要素ですね!