Blogの写真は全てiPhoneで撮っているのですか、撮影場所がGPSで管理されているのでこれまで通ったルートがどんどん埋まっていきます。
しかし、写真空白地帯がいくつかあるんですよね。
もちろん南北アルプスや乗鞍高原、尾瀬など、車両進入不可能な場所もそうなのですが、案外近場で手薄だったのが栃木県中西部。
ここを走り尽くしてやろうと、平日休みを使って1日かけて重点的に回ってきました。

まずお断りしておきましょう・・・今日のツーレポはルートが複雑なので長くなります!
出発は4:00、久々の東北道を走行します。

日の出のころに利根川を渡って、岩舟JCTで北関東道へ入って西へ。

栃木区間最後のICである足利ICで下道へ降ります。
まずここから第1スティントのスタートです。

まず目指すは飛駒。
生駒(いこま)は関西の有名な地名ですが、こちらは飛駒でひこまと読みます。
足利ICすぐ脇から始まる、県道208号を北上していきます。

須花(すばな)湿原を擁する峠道をのぼっていく路面は、いやーな感じのひび割れ補修。
水が舗装下の路盤を押し流したり、ひびに入り込んで凍結の膨張力で舗装を剥がすのを防いでくれますが、これがまた滑るんですよねえ。
骨材を一緒に練り込むわけにはいかんものか。

現役の須花トンネルの脇に隠れているのが、大正時代の道路トンネル。
さらにその脇には明治時代からの手彫りのトンネルも。
覗いてもいいかなーと訪れましたが、8月の遊歩道は藪が深くて厳しそう。
これは春先、新芽が吹き出す前に訪れるべきですね。

トンネルを抜けたら飛駒。
かつて飛駒村でしたが、今は合併して佐野市となっています。
県道はここで66号と重複し、彦間川沿いに北上していきます。

綺麗に舗装された走りやすい道。
真新しいガソリンスタンドがあったり、沿道に自販機があったりと、活気のある小さな町も今はまだぐっすり。

66号が西に分かれていき、208号単独区間になったら、すぐその一つ先の交差点を右折。

ここからは林道近沢線です。
スタートからいきなり「警笛鳴らせ」の看板で、しかも隣の林道看板は苔むして判読困難。
その狭隘さが予想できていいですね。どんとこいだ!

良くも悪くも、林道然とした林道。
路肩余地なしの白ラインに簡易舗装です。

時折待避所を挟みながら右へ左へ。
路面は比較的綺麗で、狭さ以外は文句なし。
対向車にさえ注意していれば安心して走れる道です。

頂には高規格なトンネルも鎮座しています。
旧道も脇に見えていますが、ガッツリ閉鎖されていました。

垂れてきた草に覆われて見えない扁額をあきらめ、銘板をみたところ、名前は近沢トンネル。
2003年開通なので20年くらいと、わりかし新しいですね。
道が綺麗なのもあり、地域な重要な交通路として使われているのがわかります。

トンネルから先はゆるやかに峠を下っていき・・・

林道の終点です。
入り口で感じたおどろおどろしい雰囲気は道中ぜんぜんなく、こちら側では看板も綺麗。
単にあそこが窪地だったということなのでしょう。

突き当たったのは県道201号で、地名は作原。
これを左折して北へ向かうと、作原野外活動施設が目をひきます。
最初は廃校再利用か何かかな?と思いましたが、どうやら専用に建設されたアウトドア施設のよう。
曰く、「キャンプ場、芝生広場、テニスコート(2面)、体育館、プールなどのスポーツ施設とセンターハウス、別館などの宿泊施設が一体となった総合レクリエーション施設です。」とのこと。

作原の中心部をすいすいと登っていくと、県道の終点。
ここを直進すると林道作原沢入線ですが、こちらは2019年以来、期間未定の通行止め。
右折する脇道もあり、こちらが林道牛の沢出原線となります。

おーっと、さっきより数段看板が朽ちている・・・!
呪いでも受けたのではないかという、文字の部分だけ錆びた看板がいい味出しています。
菱形の看板もツートンだったのが完全に褪色していますね。

のっけから路面を横断する砂利の天の川・・・。
「探検」感が出てきました。

天の川を渡り切って目に入る「路面凹凸あり」の注意看板。
しってる、今ここに来るまでに凸凹してきた!

酷かったのは最初の斜面を越えると、尾根近くを走ります。
中央付近は比較的平穏で、見晴らしのいい道が続きます。

時間は5:45を回らんとするところ。
まだ朝靄の残る稜線が美しいですね。

そして下りに入ると、またひどい道。
軽トラ幅の轍だけクリアで苔むしている、というのは割とよくあるのですが、ここはもうしっかり草が根を張っています。

入り口のよりは幾分か「現世み」がある看板と、幽体離脱しかかっている基幹林道の看板。
綺麗にするか撤去してやってください・・・

太陽は向かいの尾根から見えたり隠れたりを繰り返し、まだまだ早朝の気配。
空に露出を合わせると木々がシルエットになり、木々にあわせると真っ白になるので撮り方が難しい。

林道もまもなく終点というところで、ちゃんとした基幹林道前日光線の看板がありました。
なるほど、こいういうルートになるわけだな。
林道を複数つないで1つのルートとみなすのは、奥武蔵グリーンラインと似ていますね。

やがて秋山に辿り着き、ここで林道はおしまい。
県道200号に接続したら、第2スティントのスタートです。

まずは秋山の集落を北へ向かいます。
川の上にだけ霧がでていて、まるでドライアイスの舞台装置のよう。

栃木の県道を走っていると、路肩に青矢印の看板が頻発します。
これべつに左折でも一方通行でもなく、道幅が狭くなったりカーブしたりする場所に置いてあるんですよね。
他県だと黄色背景に黒の矢印とかでしょうか。
夜はライトで反射して見やすくて便利なんだろうな・・・と思う反面。

たまにこういうクソややこしい配置がされているので困り物。
これ道は左へ向かうのが正解ですが、左から来た車向けの右折を促す矢印が、こっちから見ても右折を促してしまってるんですよね。
ちなみに騙されてしまうと未舗装の作業道です。

県道は山間を秋山川に沿って北上します。

やがて曹洞宗玉雲寺が見えてくると、県道は終点。
その先はシームレスに林道大荷場木浦沢線にバトンタッチ。

お寺の敷地を回り込んだ先に見えてきたのは「通行できません」の看板。
期間も区間も書いていなければ、バリケードもない。
そしてお寺の敷地の入り口に立った三角コーン。
・・・これはこの先の道なのか、お寺の敷地なのか。

わからんので、ひとまず直進!
おだやかな川沿いの道が続きます。

時計は6:00を過ぎ、空はずいぶん青くなってきました。
雲がうっすらと空を覆っており、夕立でも来そうな雰囲気ですね。

さらに進んだあたりで、見覚えのある看板。
どうやらさっきの「通り抜けできません」はこの道のことだったようです。

ということで、この地点でゲート封鎖となってしまいました。
ここから先のルートは再考せねばなりませんね。
帰宅してから調べたところ、やはり通行止めだったよう。

ひとまず、戻り。
秋山川沿いは谷が深く日照が低いようで、廃墟がいい感じに腐って苔やシダに覆われていました。
ジメジメ感満載。

目立つ携帯電話の基地局鉄塔が見えてくると、先ほど抜けてきた林道牛の沢出原線。
ここからは第2スティント改でお送りします。

まずはおとなしく県道を南下。
とりとめのないおだやかな道なので、このまま下っても面白くありません。

氷室地区でおもむろに左折。
ここからは林道大釜線。

上りはじめて早々、石灯籠が見えてきます。
横目を見ると・・・

鹿島神社です。
正面は写真右側の狛犬のようですが、なぜこちらにも灯籠があるんだろう。

不思議な神社を通り過ぎ、登り始めると杉の枝葉の散乱した道。
こういうのは誰かが掃除しないことには積もりっぱなしになりますが、林道なので使う人次第なんですよね。
国道・県道・市町村道では行政が道路管理にある程度責任を持ってくれるんですけどね。(過疎地では全うされているとは言えませんがw)

このあたりの林道には警笛ならせの看板がよくあります。
警笛、正式には警音器と言いますが、この看板がある場所では鳴らさないと交通違反になります。
逆に、この看板がない場所では「危険を防止するためにやむをえない場合」以外の利用は違反。
街中で生活していたら正当に使う機会なんて一生訪れなさそうですね。

路面ギリギリまで迫り出す杉の木々の間から差し込む太陽がなかなかに幻想的。
しかし上ばかりみていると路面のコケでヌルっとやられかねないので、注意して走行。

峠を一つ越えると、あっというまに大釜林道は終点。
左折して北を向くと栃久保林道、右折して南を向くと県道283号です。
ここは県道へ。

走りはじめると、いきなり採石場。
このあたりは採石のメッカのようで、あちこちに採掘現場やプラントが立ち並びます。
ここは石灰の露天掘りをしているようです。
採石するのはいいんですけど、こぼして走るから路面がスリッピーで怖いんだよなあ。

路面が綺麗なマトモな区間は秋山川の支流、仙波川沿いに下る道です。

採石だけでなく林業もガッツリな地域のようで、伐採したあとの斜面にびっしりと苗木が植え付けられています。
白っぽく見えるのは鹿などの食害を防止する樹脂の筒。
山が生活に根ざしている地域なんですね。

佐野の中心部に近づくにつれ、沿道は開けた地形になっていきます。

が、ここで平野には出ずに鋭角に左折。
県道202号に乗り換えて東へ。

こちら川の山は更に採石が盛ん。
斜面という斜面全てに重機が連なり、巨大なプラント群を成しています。

一方で県道はこんな規格なもんだから、大型のすれ違いは大変。
地元のトラック同士は慣れたもので、スムーズに譲り合って進んでいきます。

丁字路に突き当たった県道は左折して続行。
右折は出流山に続く道です。

折れたら、更に更に工業地帯。
もう県道より構内道路のほうが主要交通じゃないかというくらい、プラントに挟まれた道を進んでいきます。
北の斜面も南の斜面も一面が石灰石の採掘場。

ダンプトレーラーの大群の中を気まずい感じで抜けていきます。
早朝だったので忘れていましたが、今日は平日ですからね。
そりゃ工場もバリバリ稼働しているわけだ。

加工場では雪のように積もった石灰。
こんだけダストが出ているということは・・・

トラックの後ろは石灰の煙まみれです。
マスクしたままヘルメットかぶる習慣をつけていてよかった・・・
この辺の区間は無防備だと喉がやられそうです。

太陽が霞むほどの粉塵の中を抜け、県道は終点を迎えます。
ここで時間は7:00を回りました。

突き当たった県道32号を左折し、再び山を目指します。
先ほど抜けてきた谷の斜面、見事な採掘現場。
この辺は秩父の武甲山なんかと同じですね。

粉塵はなくなったものの、まだトラックの残した轍という爪痕に痛めつけられながら北へ。

県道199号が分岐して北西へ伸びますが、この県道は行き止まりなので第2スティント改には組み込まず、引き続き32号。

リルートしてから走りやすい道が続いたため、気分転換にと大越路トンネルの旧道へ入りますが・・・

残念通行止め。
お蕎麦屋さんが営業しているので通れるかと期待したのですが、蕎麦屋専用道路と化していました。

気を取り直してトンネルを抜け、県道は15号に突き当たり。
15号をそのまま山に向かって戻ってもいいのですが、ここは去年の4月に走破済み。
県道246号を目指すべく、一旦県道15号を右折して回り込みます。

迂回完了し、県道246号へ。
似たような風景の続く別の谷へ向かって再アプローチするのが、第3スティント。

大変、代わり映えのない道でございます。
時計は7:30を回りましたが、ちょっと雲が出てきたので気温は据え置き。

道は粟野川沿いに山を登っていきます。

沿道にカラフルに立ち並ぶ幟は、鮎の塩焼き。

そしてヤマメ釣場。
このあたりは川魚の宝庫のようですね。

気持ちのいい水音を立てて流れ落ちる粟野川をひたすらに遡上。
まるで自分も川魚のようになったかのよう。

賀蘇山神社を越えると雨量通行止め規制予告の看板。
久しぶりに山道を走れそうです。

今日一番何書いてあるのかわからない看板も登場。
右上に「区域」という単語が2回出てきているっぽいので、一回上書きされているのかな?と思ったら、2014年時点ではクリアに書かれていました。
「上五月銃猟禁止区域区域図」だとか。

看板は朽ちかけていますが、県道は改良が盛んに行われているようで、真新しい法面のコンクリートと橋が架かっています。

隣には旧橋の橋台。
新旧どちらとも結構無茶な角度で架かっていて、せっかく架け直すならもう少しいい角度で・・・と思わなくはないです。

しかし、その後は橋の角度などどうでもよくなるほどの急な登坂が始まります。

10〜15の急なカーブや折り返しを経て、道は林道前日光線に突き当たって終わります。
ここで前日光線を右折し、北へ。

道はやや尾根がちになり、走りやすい状況。
急な県道で登ってきておだやかな林道というのは、いささか違和感を覚えます。

林道にあるまじき気持ちのいい直線道路を突き抜けます。
時計は8:00を回り、ふたたび青空が見え始めました。

最後に「やふれやまトンネル」をくぐって林道はおしまい。
ちなみに「やふれやま」というのは「家富連山」と書くそうで。

林道の終端には古峯神社があり、交差点付近には広い駐車場も。
しかし平日の早朝とあっては参拝客も少なく、まだ閑古鳥です。

今日はルート変更も発生しているので参拝は見送り、県道58号を左折。
木漏れ日の中の気持ちのいい道をスイスイ。

道はひらけていて、大変走りやすいです。
さっきあれだけ登りましたしね。

なんてたかをくくっていたら・・・

道幅は広いものの、結構なカーブを繰り返して登り始めます。
ここは深いバンクでぐいぐいとアクセルを開けるのが楽しい。

古峰ヶ原高原を越えると道はやや下りに転じます。

しばらくは鹿沼市と日光市の市境をいったりきたりしつつ、尾根沿いを走っていきます。
クールダウンラップみたいな感じでとてもいい。

県道58号は県道15号につきあたっておしまい。
右折すると北へ抜けて足尾、左折すると鹿沼に戻ります。
ここは・・・左折です。
15号は先ほど「過去に走ったから」とスルーしましたが、他に目ぼしい道もなく。
降りなら前回とは逆ルートとなるのでまぁいいでしょうという算段で、ここからが第4スティントです。

県道15号は、去年も触れましたがヘアピンカーブのオンパレードです。
前回走行時はそういえば気温1桁とかだったので、25度近くある今は同じ道でも安心感が違います。

まっすぐ走ってターン、まっすぐ走ってターン。

単調なようでいて勾配やRがそれぞれに違うため、バイクの挙動を楽しむのにはもってこいの道です。

ヘアピン連続区間を通り過ぎ、一息つくところで一つ確認したいこと。
それは林道大荷場木浦沢線の反対側。

入り口の分岐からしてこのように、ダメダメでございました。
しっかりゲートで蓋されてるし、藪に飲まれ始めてるしで、また今度・・・という感じですね。

県道は思川沿いにおだやかな下り。
ヘアピン連続区間とのギャップがすごいです。

集落の中を大きなカーブでつなぎながら気持ちよく走る区間が続きます。
時計は9:00を回り、標高も下がってきたので、今日初めてやや暑さを感じつつの走行。

ただでさえ快走路なのに道路は改良工事を受け続けているようで、いくつか工事区間もありました。
この辺の道、草木ダム沿いの国道122号ばかり注目されがちですが、ここも本当にいい道です。

南東に進んでいた県道は川に沿って真東を向き、鹿沼の中心部へ。

思川・南摩川・大芦川と3本の川を順々に渡っていきます。
どれも思川の支流で、このすぐ下流で合流します。

鹿沼の市街地で給油と水分補給、それから軽い携帯食でカロリー補給も済ませ、いざ第5スティント。
県道164・149・277とつないで、清滝まで北上します。

最初の区間は東武日光線との並行。
周囲の田園風景に似つかわしくない立派な複線電化は、日光の観光地としての価値ゆえ。

せっかく長時間レールと並行するので、1駅くらい立ち寄りましょう。
東武鉄道で最も利用者の少ない駅こと、板荷駅です。

只見線各駅や常磐線草野駅のプレファブに比べれば立派も立派。
それもそのはず、2012年までは終日駅員配置、2020年までは日中限定ながらも駅員配置駅だったから。
駅設備そのものに限らず、駅員配置があると居住スペースが必要なので、駅舎は大きくなりますよね。

駅前には年代物の倉庫も。
構内も広いし、貨物扱いがあったのかなとも思いましたが、別段そういう情報もなく。

ちょうど列車がやってきていました。
日比谷線でよくお世話になっていた20000系の、5扉車を3扉車に改造したという変態。
GTO VVVFの音が懐かしいですね。

寄り道を終えたら、引き続き北上。
早いもので、もう稲穂が実って頭を垂れ始めていました。
色はまだまだ緑色で、収穫にはまだ早いでしょうけどね。

日光線に分かれを告げ、道は真西に向けてカーブ。
ここで県道149号と合流して吸収されます。

黒川の縁を進みます。
時間はもう10:30、すっかり空気が夏の色。

川に沿って進路を北に曲げると、いよいよ登坂開始。

と、その前に県道14号とのクロス。
神社の敷地を取り巻くような複雑な交差点群を抜けます。
この看板、あたかも149号で日光市街へ行けるような空気を出していますが、149号はここが起点。

引き継ぐのは県道277号です。
あとはこのまま単独行。

少し走ると、いきなり容赦のない道の悪さ。
川を渡る橋で冠水注意って、ちょっと側溝掘れば排水できそうなもの。
看板立てる前に排水して・・・!

これまでと違い、谷のずいぶん東寄りからアプローチしているため、のっけから山が近いです。

林道ばりの狭い道ですが、それなりに由緒のある街道でもあり、人家が道路ギリギリまで迫り出します。

ここで対向車と出会いたくない・・・!

狭い道の次は急な道。
一度登り始めると尻に火がついたかのように急に登坂を始めます。

ガッチリ塗り固められた擁壁をよじるように抜けてどんどん北へ、かつ上へ。

カーブが深すぎてミラー1つじゃ足りないよ・・・・

と、一気に抜け切ったところで振り返り。
右側に見える道が西側から合流してきた基幹林道前日光線の最初の区間、林道河原小屋三の宿線です。

一方で前方の眺望は、はるか下方の清滝の街。
一番目立つ大きな建物は日光市民病院ですね。

行く先が見えたらあとは下り。
スイスイと幅広な道を快適に降り立って・・・

和之代大谷橋で大谷川を渡ります。
2018年秋にできたばかりの大きな橋。

日光道清滝ICと絡み合う国道には直接接続せず、一本裏手を走ったあと、細尾大谷橋で接続。
ここから先は第6スティント。

時間は11:00、細尾峠を抜けようかとも思いましたが、今日はもう峠道は十分。
別方向の寄り道をすることにして、日足トンネルを大人しく抜けます。

茹るような暑さの中、トンネルの中のひんやりした空気は格別。
急速冷凍されて出口から出荷。

バイパスは気持ちのいいカーブを連続して進んでいきます。
エンブレのほどよい振動をたのしみつつ、坂を下ります。

田本の交差点で国道は左折しますが、ここを右折。
最後の寄り道をします。

タイトですれ違いの困難な古いガードの下を抜けて、集落の中をまっすぐ進むと・・・

有名な踏切跡スポット。
かつての国鉄足尾線、現在のわたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線の廃線跡です。

立入禁止になって久しい廃線跡群は随分と朽ちてきています。
交差している鉄橋が廃線、コンクリート橋が歩道橋。
この下で列車眺めたらすごい迫力だっただろうなあ。

ぐるっと回って現役の橋を渡り・・・

本山小学校跡。
立入禁止なので敷地外から雰囲気だけ。

見たかったのはこちらのトンネル。
緑の覆われ具合が絶妙ですね。
路盤の草がそれほど深くないのは、定期的に草刈りされてる?

橋の上から見下ろす松木川は輝くようなグリーンの清流でした。

帰りに現役の終着駅である間藤駅へ立ち寄り。
駅前の自販機で水分補給し、木陰で休んで帰りのルート決めです。

駅施設そこそこ大きいので何か土産でもと思ったけど何もなかった。
レンタサイクルも陶芸教室も平日ですから、窓全開でもぬけの殻。
しかし駅内は涼しい風が抜けてとてもいい雰囲気。

帰りのルートを決めたら、最終スティント。
ナビは日足トンネルを折り返して日光道から帰ることを推奨。
それじゃちょっとつまんないので、草木ダム経由で帰ります。

庚申川の渡河は橋の展覧会のよう。
奥の青がわたらせ渓谷鐵道、真ん中のコンクリートが旧切幹橋で、現在は歩道橋。
もちろん手前の緑は今渡っている切幹橋。

国道をしばらく走り、今日初の群馬県へ。
そのままダムまで行ってもつまらないので、沢入駅の脇から県道343号に入り、左岸道路へ。

左岸道路は交通量僅少。
ゆったりと自分のペースでワインディングロードを走ります。

この時期だとさすがに落石も残っておらず、落ち葉もなくていいですね。
たまに砂が出ているのでそれにだけ用心。

最後にダムを眺めつつ一息。
12:30ですが、お昼を食べるタイミングをすっかり逃してしまいました。

ダムの堤体を渡って国道に復帰し、南へ。

最後に大間々駅前にあるコンビニで水分補給したら、あとは帰るだけ。
国道50号で佐野まで走り、東北道でまっすぐ戻ります。

この日の走行距離は485.5km

ODOは79905kmになりました。

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