北関東や甲信地方はぐずつく予報。
首都圏は夜にかけてやや降水確率が高いものの、午前中は晴れ・・・予報だったのですが、未明には降水。
ということで、今日は欲張らずに近場を走ることにしました。
明け方から早朝は降ったり止んだりの不安定な天気。
路面が乾き始める9:30過ぎに出発し、 まずは東へ。
2021年の12月に、東関東道の千葉北ICから成田まで最高速度が引き上げられています。
110km/h区間を快調に走って北東へ。
空は薄い水色で雲も散り散りとなっており、まだまだ上空の湿気は濃そう。
成田空港へ向かう新空港自動車道・・・へは一瞬だけ乗り、成田ICで下道へ。
もくもくと積乱雲が育っている東の空を見ながら走ります。
空港の手前で県道44号に折れ、空港脇の物流街を抜けます。
このあたりは雨上がりすぐのようで、まだ路面に水溜りも残っています。
ちょうどいい時間に到着できたようですね。
天神峰トンネルでB滑走路への誘導路下を潜ったすぐ先、まずは最初の目的地です。
11時のオープンちょうどの到着、王様のまぐろ食堂で昼食。
贅沢にまぐろ三昧で。
腹ごしらえを済ませたら、空港の南へ向かいます。
空はずいぶん青くなってきて、しばらく天気は安心かな。
きた道を戻って、空港の真ん中、A滑走路とB滑走路の間を突っ切ります。
南部貨物地区をぐるっと回り込んで・・・
飛び交う飛行機を眺めながら進みます。
A滑走路の南端付近、展示されている飛行機に迎えられるのが、航空科学博物館です。
空港近傍の航空機の展示施設は全国にあり、以前も巡ったことがあります。
しかしその多くは滑走路脇のエプロンや旅客ターミナルに隣接していて、飛行機を横から眺めることになる立地。
しかしこの航空科学博物館は滑走路端にあるので、離着陸の迫力が違います。
今日は南風だったので、離陸する飛行機が屋根越しにびゅんびゅん飛び交っています。
入館前に、駐車場周辺の屋外展示機を眺めます。
さすがに現代の大型旅客機の展示はありませんが(デカすぎるw)、小型機やヘリコプターを中心に15機ほどが公開中。
飛行機の合間にひっそりと佇むのは航空神社。
空港があるからここに・・・あるのではなく、元は津田沼にあったもの。
建立者が戦後この近辺に入植したのに伴い移転してきて、そのあと空港がここにできました。
飛行機の黎明期に殉職した関係者を祀っています。
チケットを購入して入館。
現地だと700円ですが、前売りだと数十円お得に買えます。
館内は航空機の歴史を追いつつ、成田空港に出入りする旅客機を主軸とした展示です。
目玉はジャンボジェットこと747の輪切り。
1989年オープン当時からの展示なので、少し旧世代感が否めません。
何せもうジャンボジェットは国内航空会社の旅客輸送から完全引退済ですしね。
展示棟は4棟あり、そのうち東・西・中央の3棟がメインの展示棟として一体になっています。
中央棟の上層階はコントロールタワーを模したレストラン。
西棟の屋上からは屋外展示機も一覧できます・・・が、なんか微妙に屋根が邪魔w
端っこまで観覧スペースにしてくれたらいいのに。
2019年に新たにオープンした体験館の屋根越しにエプロンも見えます。
こっちも体験館の屋根が邪魔だなー・・・と思いましたがご安心、体験館にも展望スペースがあります。
別棟となっている展示館に向かう道中、建物の間にあるのが、巨大な実機の機首部分。
製造するボーイング内部での呼称を拝借した「セクション41」という展示物。
これは2011年からの新規展示で、コックピット内や機体構造などが見学できます。
これもまた機種はジャンボジェットですね。
体験館の中を見学しつつエレベーターで屋上にあがると、この景色。
奥にはフライングホヌことハワイ線のA380がいますね。
ジャンボの展示ばっかりながめていたら、ちょうど日本貨物航空のジャンボが離陸していきました。
国内航空会社の旅客輸送からは引退しましたが、貨物機としては現役の機体が8機あります。
これらは747-8という新世代機で、2012〜2014年に新造機として投入。
このレジJA17KZは2014年12月、一番最後に引き渡されたので、国内で一番新しいジャンボジェットですね。
成田を離陸したらアンカレジ(アラスカ)経由でオヘア(シカゴ)へ行く便。
飛行機をたっぷり楽しんだあとは、県道62号を南進して成田を後にします。
時間は13:00を回りました。
雲は以前もくもくと湧き立っています。
圏央道の現時点での終点となっている松尾横芝ICから、東金方面へ。
ここから北へ行く区間は、今辿ってきたルートにほぼ同じ。
順調にいけば2024年開通予定で、成田空港の北端からすぐ東にある東関東道の大栄JCTに接続されます。
東金JCTから先は、アクアラインで川崎方面へ向かいます。
そのまま圏央道を走ってもよいのですが、暫定2車線の対面通行区間が煩わしいので北回り。
ということで千葉東金道路へ入って・・・
千葉東JCTで館山道へ入って、また南へ折れ、木更津JCTまで行きます。
ちなみに圏央道をそのまま走るのと、千葉東に回るのと、距離はほとんど同じです。
木更津JCTからはアクアラインを走ります。
西の空は雲が列を成して並んでいて面白い空模様。
幸いに風は強くなく、アクアブリッジの走行も快適です。
海ほたるでトイレ休憩と水分補給。時間は14:00。
展望デッキまであがろうかと思いましたが、ちょっと人が多すぎるので見送り、駐車場でゆっくりします。
食事ももう済ませましたし、何度も来ているので景色も見知っていますからね。
川崎方面からの下り線の大渋滞は毎週末の恒例です。
やや渋滞しはじめているアクアトンネルを抜け・・・
多摩川スカイブリッジを渡ったら、そこは成田と並ぶもう一つの東京圏の要衝、羽田空港です。
A滑走路の下をくぐってC滑走路との間を走ります。
同じ東京圏の空港、昔は国内線といえば羽田、国際線といえば成田の役割分担でした。
現在は羽田空港にも大きな国際線ターミナルができたので、最近は旅客便といえば国内外ともこちらが馴染み深いですよね。
その分、成田にはLCCや貨物機がたくさん飛んできています。
空港の北に抜けて海底トンネルを通って京浜島。
更に橋を渡って城南島に入ったら、城南島海浜公園へ。
ここは北東(04)・南西(22)方面に伸びるB滑走路の北東側の端、さらに南南東(16L)・北北西(34R)に伸びるC滑走路の北北西側の端でもある美味しいスポット。
この日は南西からの風で、B滑走路(22)と沖にあるD滑走路(23)の着陸がよく見えます。
福岡から到着した787-8。
複合素材の翼を大きく反らせて飛ぶ787は美しいですね。
2011年に鳴り物入りで運行開始した787ですが、今やもう珍しくなくなりました。
黒い塗装が映えるスターフライヤーのA320も福岡からの到着。
しかしさすが日本一の大空港羽田、滑走路2本がフル稼働でもひっきりなしに飛行機がやってきます。
どのくらいの頻度かというと、このくらいの頻度・・・!
1機目の着陸から2機目の着陸までわずか1分半。
ラッシュ時の地下鉄ばりの運行間隔です。
SFJのA320は先ほど紹介したもので、続いてやってきた鶴丸の737-800は高松からの便。
世界自然遺産登録記念塗装ですね。
ということで、1日上ばかり見上げる感じで成田・羽田とハシゴして明るいうちにお散歩終了。
走行距離はとっても短い210.5kmでした。
たまにはこういうのもいいでしょう。
ODOは82338kmになりました。
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