ツーリングBlog [Full Notch !]

関東を拠点にあちこち旅する在住ライダーのツーリングレポート。

交通量の少ない山深い道や交通関係施設、史跡などが好物。

Ninja650(13)
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→Ninja1000 SX(20)と乗り継いでいます。




タイトルの通り、タイヤをPILOT ROAD 4へ履き替えて800kmくらい走ってきたのでインプレッション・レビューを書きます。
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これまで使っていたタイヤは、2010年発売のPirelliのAngel ST
70,700kmくらいで履いて、83,000kmくらいまで履きましたが、あと1,000kmくらいはいけそうだったので私の乗り方だと寿命は13,000km前後かな。
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‪Ninja1000SX‬あるあるで、フロントだけ先減りしたのですが、Bridgestone系の時ほど極端にフロントが減るというわけではなく、リアもまぁあと3,000km程度か、といった残り具合でした。
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新しく履いたPILOT ROAD 4は2014年に発売されたタイヤで、もう8年のラインナップになります。
特徴的なのはサイプと呼ばれる細い溝で、同シリーズの3から導入。
これが雨での水掃けをよくしています。
PILOT ROADシリーズは2014〜2015年に‪Ninja1000で履いたことがありますが、PILOT ROAD 2時点ではサイプがまだありませんでした。
サイプのせいで縦G(高加減速)した時にブロックが動き、偏摩耗してしまうという欠点は、3から4になってサイプの角の面取りが行われるXCT+という技術で克服。
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リアにもサイプが入っていて、有機的な・・・70年代サイバーのような雰囲気です。
実はPILOT ROADはこのサイプの感じが好きではなくて、履くのを避けていた銘柄なんですよね。
2017年に登場したROAD 5、今年登場したばかりの新製品RORAD 6では随分とおとなしくなったので、本当はこれを狙ってショップに行ったのでした。
・・・しかし、AngelSTの時とおなじく、在庫あり、値引きありに負けましたw
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コンパウンドは前後とも2CTで、センターとサイドで硬さの違うコンパウンドを採用。
これは最近のタイヤだとベーシックな技術ですね。
溝の配置は、フロントはかなりエッジの方まで切られています。
反面、リアのエッジはかなり平滑で、ほとんどレースタイヤ。
私は雨の日ここまで倒すことなんて絶対にないので、ここはドライ特化で嬉しいです。
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前述の通り、8年前に発発売開始して、5年前には最新でなくなったタイヤですが、製造はフロントが2022年21週、リアが2022年1週でした。
21週って5月の後半なので、今でもバリバリ生産が続いているということがわかります。
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走行した感想としては、2の頃と同じく、変な癖が一歳なく、荷重に対するタイヤの変形がわかりやすい、ライダーフレンドリーな性格。
2の時に感じていた高速での「しなり」感の強さは確実に軽減されており、一般的なツーリングタイヤと同等です。
バンクさせた時の感触は、どの角度でも好き嫌いのない個性。
「この辺まで倒すと気持ちいい」「ここまで一気に倒すとよく曲がる」がはっきりしているタイヤも多いですが、PILOT ROAD4はどこでも好きなバンクが使える優等生ですね。
Angel STがまさに「俺の好きな角度はここ!」というタイヤだったので、対比がすごいw
倒し込みの機敏さは、パタパタとかスイスイとかではなく、ダンパーが効いたような「ススス・・・ッ」という穏やかなイメージ。
タイトなS字では「付いてこない」感がありますが、緩和曲線のあるような大きなカーブだとリズムが掴みやすいです。
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フロントのパターンが規則的に並んでいるので、共振音が多少あります。
力行(スロットル開いて走行)している時は気にならないのですが、クラッチ切って惰性走行していると「ヒューーン・・・」と音がします。
遠くから救急車きたのかな?と一瞬w
一定した高い音なので不快ではないですし、大きな音でもないので、言われないと気づかない人も多いかも。
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ウエットから高速、市街地、オフロードまで一通り走りましたが、
車体の特性が決まっていてタイヤによる自己主張があまり欲しくない人とか、景色に集中して走りはほどほどでいい人に特におすすめしやすいタイヤですね。
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