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関東を拠点にあちこち旅する在住ライダーのツーリングレポート。

交通量の少ない山深い道や交通関係施設、史跡などが好物。

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スポーツの日の三連休は天候と体調と予定がうまく噛み合わずに自宅で過ごし、月半ばの土曜日には30ヶ月点検に行ってきました。
それだけでは記事にならないので、あわせて購入したLED作業灯のレビューを書いておきます。
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点検はいつものカワサキプラザ東京足立さん。
忘れ物をしたせいで朝イチの点検時間に遅れそうになり、首都高ワープで時間通りの到着。
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カワサキケアモデルなので点検は無料、忘れ物の代償として高速代は有料・・・。
30ヶ月は点検メニューとしては6ヶ月点検のものと同じ、プラザ安心点検になります
分解を伴わない各種ガタやゆるみ、消耗品の点検などなど。
電子診断も問題なくA判定で、点検だけで記事にならないのは、裏返せば問題がないということで嬉しい話です。
これが車検前最後の定期点検になるので、カワサキケアとしてのカバー範囲はここまでです。
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話は変わって、LED作業灯のこと。
日も短くなってきたので、帰宅後に暗くなってからのチェーンメンテやカウルの虫取りのために購入しました。
バッテリー内蔵なのでコードレスで使えて、調光も可能な割に3000円程度と大変お求めやすい。
 



これまではクリップに留めた100型のLED電球を使っていたのですが、照らす範囲が広いので目に入って眩しかったり、コードの引き回しが煩わしかったり、裸ソケットなので雨がパラつくと使えなかったり、世代の古いLED電球なので発熱がすごかったりで、色々不便もあったんですよね。
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照明機能は、多チップのいわゆる面発光に近いタイプで、正面を広くムラなく照らしてくれます。
LEDは8行 x 14列実装されていて、メインの照明機能は真ん中の12列。
電球色と昼白色が千鳥配置になっており、電球色・自然色(全点灯)・昼白色の3モード発光になっています。
左右のそれぞれ1列は赤と青、これはフラッシュ警告灯モード用です。
メインの3モードに関しては光量5段階調整可能。






電源はmicro USBで充電する内蔵バッテリー式です。
10,000mAhと大容量で、最大光量で10時間の点灯を謳っています。
一般的な安いLED照明はバッテリーの残量低下に伴って徐々に暗くなっていくのですが、バッテリーが減っても明るさが変らないという定電流点灯回路がこの製品のウリの一つ。
また、USB Type Aで外部への給電にも対応していて、I/Oともに5V2Aとモバイルバッテリーとしても実用十分です。
コネクタがしっかり蓋されていることからも分かる通り、IPX4相当の生活防水になっています。
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明るさは最大発光で3,000lmを謳っていますが、レビューにも書かれている通り完全に過大広告ですね。
3.7V x 10,000mAhだとバッテリーは37Whのはずなので、スペック通り10時間持つなら発光に使う電力は3.7Wです。
100型のLED電球が10.8Wで1500lm前後40型のLED電球が4.4Wで800lm前後なので、LED電球のAC100Vからの変換効率を80%と差し引いて考えても、3.7Wなら550lmあたりが納得できる数字です。
ピンとこない人向けに例えると、家庭のトイレや廊下の照明くらいの明るさってことですね。
とはいえ、同じ500lmでも、電球型と違って光源が全部正面を向いているので、照らしたい向きの明るさ(Lx)は60型相当あるかなという感じで不足はありません。
広配光のものであれば40型でも4.4Wで485lmなので、それよりは明るいと言えるでしょう。
実に5〜6倍の数字を謳っていることになりますが、そこはさすがの中華クオリティ。
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それに、本当に3,000lmあるとすれば100型のLED電球の2倍とかになるので、それはそれで作業灯の用途としてはやりすぎです。目が潰れる。
キャンプ用ランタンみたいに吊り下げて全周照らすとか、釣り用投光器みたいに水面下まで照らすなら3000lmあっても余すことはないんですけどね。
これは想像ですが、LED的にはちゃんと3000lm出せるポテンシャルがあるものの、フルパワー出せてないんじゃないかなと思います。
というのも、LEDの球数だけ見れば電球色・昼白色が半分で、自然色は全部点灯するので2倍になるはずですが、明るさに大差がないんですよね。
バッテリーは1260110を使っていると言われていて、そのキャパシティは1c(1時間で全放電可能)なので、37W程度出せるはずです。
となると残りは変換回路ですが、ここでLEDへの給電力が頭打ちしてるせいかなと。
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本体重量は439gで、スマートフォン2台分くらいです。
軽さを売りにするようなものではありませんが、あんまり軽くても風で簡単に倒れてしまいますし、ちょうどいい重さではないでしょうか。
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筐体は、背面のスタンドで自立して使えるようになっています。
軸の左右についているツマミネジを締めて固定する方式で、摺動面には細かいギザギザが切ってあるので任意の角度でしっかり止まります。
稼働範囲は収納状態を0として、180度まで展張します。
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90度以上に展張すると前に転ぶので自立しませんが、スタンドには磁石がついているので、工具箱等の鉄にくっつけて使うことができます。
やや磁石の吸着が弱いかな、という印象ですが、この角度でしっかり止まるので実用十分です。
保護のためについているゴムパッドを外すとか、100円均一でネオジム磁石買ってきて取り換えればガッツリくっつくと思います。
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下面には三脚用のネジ穴も用意されているので、三脚があれば好きな角度・高さに固定することもできます。
両手作業の場合はアクションカム用のチェストマウントとかで使うと便利かもしれませんね。
背面にはソーラーパネルが実装されていますが、流石に面積が面積ですし、バッテリーも大きいので、満充電には150時間必要。
そんなにかかるんじゃ役に立たないんじゃないのと思わなくもないですが、1.5時間で1%回復する計算ですから、日照を1日10時間と考えれば5日で33%回復します。
週末のメンテで2〜3時間使う用途なら、20〜30%しか減らないので、充電不要ということになりますね。
もちろん曇りの日は効率も落ちるので額面通りにはいきませんが、使わない週もあるわけで、窓際に置いておけば充電頻度を減らす効果は見込めそうですね。
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LEDが少ない代わりに集光レンズ付きでサーチライトのように使えるモデルもあります。

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