久しぶりに土日とも晴れだ!ということで、久々に箱をつけて一泊のプチ遠出を計画。
北日本や北陸はあまり天気がよくなく、オクシズや北関東は台風の影響と紅葉シーズンで混雑必至・・・ということで、福島をメインに走ることにします。
ルートはだいたいこんな感じ
出発は3:30、まずは東北道で白河ICまでです。
東北道は10/12から、岩槻IC〜佐野藤岡ICで最高速度が120km/hに引き上げられました。
もうちょっと寒くなってくると120km/h巡航は苦行になってしまいますが、この日は早朝でも安定して10度を越えていたので恩恵に与ります。
とはいえ快適穂は程遠い寒さで、都賀西方で一度休憩を挟みます。
白河ICを降りたら近隣でまず給油。
ここまで200kmなのでまだまだ走れますが、この先セルフスタンドのあるような市街地は通らないですし、そのまま行くとちょうど人気のないところで切れてしまうんですよね。
白河からは、下郷を目指して国道289号を走ります。
日の出はすっかり遅くなり、5:30過ぎには明るくなっているものの、背中から登ってくるはずの太陽はまだ地平線の向こうです。
国道289号の向かう先は甲子道路。
甲子峠を越えるこの道は現在トンネル内の地盤工事のために平日夜間通行止め。
11/7からは月・火・水・木と書いてあるので、金曜夜間が通れるってことかな。
もちろん土曜日は問題なく通れるので、そのまま進みます。
奥甲子へ向かう旧道を分岐したら、あとは峠を越えるのみの一本道です。
まだ街灯が消えないままの走りやすい峠越えの国道を走ります。
トンネルを越えるところで6:00、空は徐々に赤から青に近くなってきました。
甲子峠の標高は1,400m弱、道路の標高は1,000mなので400mほど「得している」のですが、それでもめちゃくちゃ寒い!
橋を渡っている時にはメーターの気温表示は4度から5度、トンネル内は少し暖かいですが、それでも7度を指します。
いくつもの長大トンネルとそれをつなぐ橋を使って峠を越えたら、下郷方面へ下り坂。
こちら側も峠道とは言い難い、土木パワーにものを言わせた幹線道路です。
道の駅しもごうに近づくと、眼下には美しい雲海が見えます。
嬉しい反面、今からあそこに降っていくことがわかっているので微妙な気持ちに・・・w
覚悟を決めるために道の駅に寄ってホットティーで体を温めます。
時間は6:00を過ぎたばかり、当然まだ売店は閉まっています。
道の駅から雲海をじっくり眺めます。
遠くの空が朝焼けしていて、高いところにも薄く雲がかかっているのが本当に美しいですね。
これで気温が15度くらいあってくれたら最高なんですけど、5度しかない。
国道を下る間も空はリアルタイムで晴れ間を増やしていきます。
先ほど完全に眼下に見下ろす形だった雲も目線の高さに。
下郷の市街地へ入ると、当然こうなります。
街の中心部で国道121号に突き当ったら、これを左折して南西方面へ。
西の空は谷間に霧が立ち込めているものの、全体的に雲は薄め。
このまま晴れていてくれよーと祈りながら進みます。
阿賀川沿いに走ると、南会津町に到着。
時間は7:00、幸いにもここで青空が回復。
南会津からは国道289号に入り、西へ進みます。
標高が高く、山に囲まれた南会津。
このあたりはまだ稲刈りが終わり切っていないようで、黄金色の稲穂がみっちりと詰まった田んぼが何面も並びます。
甲府のあたりが9月には刈り入れを始めていたことを考えると、結構差があるんですね。
稲の刈り入れが遅い反面、紅葉は早いです。
会津高原に向けて登り始めた国道の正面に、どどーんとオレンジの山。
まるでそびえる壁のよう。
駒止トンネルを抜けると、国道は伊南川沿いへ。
つきあたって国道289号は右折し、北へ向かいます。
と、ここで眼前の空気が怪しくなってきて・・・
南郷のあたりでひどい霧に包まれます。
正面の山も空も何も見えない・・・。
まさに五里霧中といった景色の中、国道は川に沿って進路を西に向けつつ進みます。
単に視界が悪いだけでも嫌なのに、太陽を遮ってしまうので気温も下がります。
メーターは低音警告が出る気温3度を指しており、スクリーンを上げてグリップヒーターを入れてもまだ寒い。
霧による水分がウエアにつき、気加熱を奪って体感温度はさらに下がります。
真冬のような寒さの中、たどり着いたのはこちら。
只見線の只見駅です。
5月末と8月半ばにレポートした通り、只見線は10/01に10年ぶりに全線で運転を再開しました。
初日から運行トラブルがあったりと苦労も絶えないようですが、再開して何よりです。
ということでご挨拶がてら150円をお布施します。
駅員さんの常駐している駅舎をくぐり、まず最初に目につくのは横断幕。
おかえり只見線の文字と、只見町のキャラクターであるブナりんのイラストですね。
ホームへつながる構内通路にも運転再開を祝う幟が立てられています。
もう来月には雪がしんしんと積もる只見界隈、これらの賑やかしがみれるのも今のうちだけ。
豪雪地帯ゆえ、ホーム至近のポイントレールにはガッツリとヒーターがついています。
みた感じ、ダクトを通ってきた熱風が熱交換器にあたって上へ抜ける仕組みで、熱交換器で作った温水が循環してレールを温めるのかな。
ホーム上にはJR路線お馴染みの名所案内が立っています・・・が、最寄りの田子倉ダムで8km、尾瀬沼に至っては70kmと途方もないアクセス距離。
バスも廃止されて目隠しされており、結局ここまで列車に乗ってきても車に乗り換えることになるんですよね。
世知辛い。
その列車自体も1日片道3本だけ、ターミナルである会津若松も小出も決して利便性が高いとは言えない立地です。
首都圏や仙台圏からのアクセスを考えると使うに使えない列車もあるので、「只見線に乗る」のが目的以外の観光はやや厳しい感じです。
応援はしたいですが、いくらなんでも無理ゲーなのでは・・・という気持ちになります。
入場券で応援するか、乗らずに切符を買って応援するか、気合を入れて数日休みをとって乗りにくるか・・・ですね。
只見駅自体は、先んじて復旧した小出方面との折り返し運行の拠点となっていたので、再開したのは会津蒲生方面への列車。
今回会津川口までが開通したことにより、むしろ通過駅となってしまいます。
賑わいが減るかもしれませんが、それをカバーすべく駅前に「只見線広場」なる施設ができていました。
鉄道駅を盛り上げるという性格から、道の駅にするわけにはいかなかったんでしょうね・・・
大白川が不自然に上貼りされているのは、2013年に田子倉駅が廃止されたからです。
只見駅からは、国道252号に入ってこれを西へ。
只見線と絡みつつ、魚沼方面へ抜けます。
相変わらず霧は深く立ち込めており、只見ダムのダム湖も真っ白。
そのまま走って田子倉ダムへ。
いつもなら、堂々とコンクリートの壁がそびえる様が見事なこのアングルも、今日は霞の先に植え込みが見えるだけ。
国道はダムの脇をぐねぐねと登って、天端へ。
折り返して久しぶりに東を向くと、太陽がそれなりの高さまで登っていました。
ここで時間は8:00を回ったところ。
ダムの上に抜けると雲の層の上に出たのか、天候は一変。
稜線を覆う灰色の霧はまだ残るものの、久々に空も見えて、色づきはじめた山肌も顔を出し、上々の景色です。
この時間に只見川から登り始める人は多くはなく、それなりにすれ違う対向車はあれど前走車には追い付かずに進みます。
西へ進むにつれてどんどん空も青さを増し、霧の面積も減っていきます。
只見駅からおおよそ20分走り、おとなりの駅だった田子倉駅の跡地に到着。
いつもなら建設・工事用資材が置きっぱなしになっている駅前の砂利敷きは、久々にクリア。
しかし、見れば見るほど物置。
言われなければこれが駅だったなんてわかりませんよね。
田子倉駅跡を越えたあたりから、峠は下り基調に。
スッキリしないながらも眺望は十分に楽しめる天候の中、上がり始めた気温も手伝って快適な山道走行を楽しみます。
見下ろす田子倉湖は、そよぐ風にゆられた水面が朝日に反射して雄大な景色。
崩落して片側交互通行6分待ちとなっているあいよし橋の信号が運良く目の前で変わり、スルー走行。
南に見えるのは横山か大川猿倉山?
新潟方面に向かうにつれ、どんどんと紅葉の色も深まってきます。
射し始めた陽の光もあわさって、山肌は綺麗なグラデーション。
邪魔にならない路肩と「紅葉の壁」をバックに写真を撮りつつ休憩。
肉眼で見るともう少し黄色がつよくてビビッドなのですが、iPhone 14 proのカメラはやや暖色が大人し目に出ますね。
赤や黄色だけではなく、ススキの白もあちこちで目に入ってきます。
路肩に荒くスプレーしたような穂先が風に揺れて目に優しい。
只見線と付きつ離れつ、どんどん下って川底がすぐそこに近づいてくると・・・
大白川駅です。
時間は8:30を回りました。
途中、休憩なども挟んだとはいえ50分の旅路。
トンネルで直線的に抜ける只見線も、この1駅を25〜30分ほど掛けて走ります。
優等列車ならいざ知らず、各駅停車でこの駅間の長さはすごい。
大白川から先は、勾配もカーブもゆったりとした川沿いの道。
空も綺麗なブルーになり、秋の花がよく映えます。
道の駅いりひろせをスルーし、そのまま国道252号を進みます。
大倉沢で破間川の対岸に渡って県道70号へ。
・・・せっかく晴れていた空がまた怪しい感じに。
晴れと曇りの間、すこし曇り寄り・・・といった天気のまま、道の駅ゆのたに深雪の里に到着。
ここで小休止して、折り返しに入ります。
時間は9:00を回りましたが、いまいち気温が上がりきらず13度ほど。
道の駅ゆのたにからは、国道353号に乗り換えて東へ向かいます。
このまま太平洋まで走るぞ!
奥只見ダムに続くシルバーラインとの分岐に入らず、国道を走ります。
2輪車では通行できませんからね。
鬱蒼とした林の中を、早くも国道の格式を捨てて東へ進んでいきます。
先日、読者の方から奥只見樹海ラインが開通した旨の情報をいただいたので、余すことなく走ります。
通行止めだったのは駒の湯から先、枝折峠までの区間。
どこが原因かなーと探しながら走っていると、真新しいパッチが。
この位置は路面だけでなく、路肩の擁壁まで新しくなっていたので、ここの修繕が通行止めの要因の一つとみて間違いなさそう。
一部の崩落跡以外は、いつもの樹海ラインといった感じ。
東へ向かう交通量はすでにやや多い時間帯なので、何台かの前走車に阻まれつつ進みます。
スイスイとカーブを描きながら走る狭い道がこのルートの醍醐味。
バイクの幅であれば直線的に突っ切ることもできますが、あえて道路に沿ってくねくね走るのが楽しい。
あっというまに標高をあげ、枝折峠に到着です。
路肩に停めて、振り返って肩越しにズボラな一枚。
通行止めだった時はこんな感じでしたね。
途中の崩落跡もそうですが、一番大きな修繕はここの法面でしょうか。
枝折峠から先は、すでに今年往復とも走った奥只見湖沿いの区間へ向かうため、銀山平へ。
同じなのはバイクと道、違うのは天気と季節。
せっかくの紅葉ですが、青空と日光がないのでややくすんで見えます。
往路の国道252号より南を走る国道352号ですが、紅葉はこちらのほうが進んでいるように見えますね。
遠くの稜線までばっちり赤茶色に化粧しています。
重ね重ね、天気が惜しい。
当然ですが、公園のように同じ生育状況の同じ植物が揃っているわけではありません。
紅葉の度合いは様々で、ビビッドにキラキラしたものもあれば、いろづきかけのもの、もう葉を落とし始めているもの。
銀山平のコテージ群が見えてきたら・・・
最後の九十九折りを下り、銀山平へ。
ここで峠はひと段落しますが、またすぐに山へ。
樹海ラインの本番、奥只見湖沿いの沢渡り。
雪解けの季節ではないですが、週の前半にまとめて降っていた雨が残っているのか、沢の水量はそれなり。
靴の中までびっしょりにならない程度に水飛沫をあげつつ走ります。
山が深くなるにつれ紅葉も色濃くなります。
しかし交通量が増え始め、対向車も前走車もそれなりに出てきました。
景色に気を取られすぎないようにしつつ、はみ出す車にも気をつけて、ややペースを落として走ります。
どんよりと暗い色の空と湖、色づいた山肌。
まるで合成写真のような「自然っぽくない自然」の配色。
この辺とか太陽光が燦々と照りつけていればものすごい絶景だったんだろうな・・・!
まだ目立つ落ち葉は少ないので、来週くらいまでが見ごろではないでしょうか。
だいぶん走って10:30ですが、まだまだ檜枝岐まで46km。
引き続き走行を続けましょう!
沢を渡って丘を越え、湖を眺めてどんどん走ります。
奥只見ダムの影響がなくなり、ダム湖が川になる頃、峠はひと段落。
川沿いのおだやかな平地に立つ山小屋やヒュッテを左右に見て走ります。
あれほど巨大な只見川を上流で小さく渡って、福島県へ戻ります。
ついに天候は回復しないままの走行になりそう。
尾瀬の入り口、御池を経由して檜枝岐まで戻るため、もう1度峠へ挑みます。
時計は11:00を指し、昼といってもいい時間ですが、まだまだお空はどんより。
このあたりの紅葉は3分か4分といった感じで、2週間ほどの猶予がありそう。
どんどん登ると、路肩には落ち葉が積もり眼前は真っ赤に。
太陽・・・なんとか顔を出してくれ・・・!
とか思っている間に御池ロッジを通過。
・・・だめでしたね。
とはいえ、今日は紅葉を観にくるのが主目的ではなかったですし、道は十分楽しめたので良しとしましょう。
尾瀬口からいくつかヘアピンをこなしてミニ尾瀬公園を通過。
そろそろ腹の虫が呻き出したので、ここいらでお昼にしましょう。
道の駅尾瀬檜枝岐のお食事処、山人家にてお昼にします。
田舎セットと迷いましたが、お肉の気分だったので特製豚丼。
厚めに切った豚バラ肉を甘辛で炒め、キャベツと一緒にお米に乗せた一品です。
きのこ汁や椎茸と山菜のつけあわせもサクッとたいらげ、ご馳走様。
寒い中の甘辛い肉と熱いきのこ汁は体の芯に効きますね。
さて、今日の宿は太平洋沿い、浜通りの浪江の予定。
実にここから250kmあります。
普段のツーリングの下道走行距離全部あわせたくらいの長さですね・・・
そのまま走っても当然つまらないですし、高速を使うには不便なルートなので、いくつか峠を経由することにします。
まずは国道352号から道なりに国道401号に乗り移り、北西へ。
そのまま走ると間も無く国道289号の合流を受けます。
ここでやや朝のルートと重複します。
もちろん只見駅には至らず、途中で国道401号は鹿水川沿いに右折、これに従います。
登っていくのは、最近ややおなじみ感も出てきた新鳥居峠。
前半となる西側は、狭いながらもやや大きいRのカーブが続きます。
このあたりは落ち葉がそれなりに積もっていますね。
サミットを越えると道はややゆるやかになり、中休み。
時間は12:30、ここにきて青空が再び見え始めましたが、残念ながら太陽はまだ雲の向こう。
後半はクネクネとツイスティな道。
路面が沢水でやや湿っており、ここは慎重に抜けます。
昭和村の大芦地区に着弾。
豪雪地帯特有の角度のきついトタン屋根を左右にみて、そのまま国道400号につきあたります。
国道400号を右折・・・とみせかけ、国道401号との重複区間なので、そのまま401号ですね。
喰丸ですぐに単独区間を取り戻します。
喰丸といえば喰丸小学校跡地の観光施設があり、大銀杏があったはず・・・ですが、インスタを見る限りもうちょっと早いようなので見送り。
沿道の木々もこのあたりはまだ緑が優勢です。
国道401号がこんど登っていくのは博士峠。
ここは2023年度にバイパスが竣工予定で、早いとこ通っておかないと旧道封鎖の可能性がありそう。
峠は背の高い林の中を颯爽と駆ける快走路。
こういう道端の整った林で、樹種が杉じゃないというのは新鮮ですね!
落ち葉が少し多いものの、滑るほどの量ではなし。
新鳥居峠の西側にも似た、狭いながらもほどよいRの道が続きます。
サミットを越えると、会津美里町に入ります。
東側のほうが長く、似たような楽しい道がまだまだ続きます。
雲はこの後に及んで薄く空を覆っており、直射日光が当たるのも時折といった程度。
予報では晴れ時々曇りなんだけど、まぁ雨が降らなかっただけ良しとしますか・・・。
バイパス工事もたけなわ、2021年7月に貫通済みのメインのトンネルを横目に、峠は終わり。
トンネルの出口から先は、ゆるやかで走りやすい線形のアプローチ部が絶賛工事中。
バックホーとロードローラーとの対比で、その工事の規模がわかるはず。
そういえば、この辺の地質は青白い変わった色をしていますね。
途中で道路脇に積んであったズリも青かったです。面白いですね。
改良済みの新宮川ダム沿いの区間は、甲子道路と同じような高規格道路となっていました。
バイクでツーリングする分にはクネクネ道のほうがいいのですが、ここで生活する人にはこの道が便利に違いないです。
特に冬季閉鎖になると、道そのものが用を為さなくなってしまいますからね。
峠を下ってくると、会津盆地の先に磐梯山のシルエット。
これを見ると会津に来たなーと思いますね。
会津若松中心部の喧騒を避けるように、盆地の南側をスルスルと回り込んで進みます。
博士峠の下りからガソリン警告灯がついていたので、総合運動公園の脇で給油。
時間は14:00を回り、200+350km走りましたが、宿まではまだまだ!
総合運動公園の裏道の果樹園の間を抜けて進み・・・
見覚えのある観光施設の脇を通り
見覚えのある宿の前を抜けたら・・・
背あぶり山に登ります。
狙って走る道としては、これが本日最後の峠。
ヘアピンの連続、ほとんど交通量のない道を気持ちよく駆け上がると、電波塔が見えます。
頂上付近で景色を眺めて一息。
うーん、東の空も期待できなさそうですね。
そのまま背あぶり山を東に下って、国道294号にとりつきます。
これを右折し、南へ。
14:30ちょうど、黒森峠を越えて湖南に入り・・・
県道6号でなおも東へ。
駆られた薄茶色の田んぼ、まだ実っている黄色の田んぼ、パネルゲームみたいで面白いですね。
県道は三森トンネルを越えて東へどんどん進みます。
トンネルの先は、これまた甲子峠のような高規格道路。
トンネルと巨大な橋をいくつも使い、Ω(オメガ)を描いて下ります。
その先は、もう郡山のテリトリー。いわゆる中通り地域ですね。
この辺は今週収穫を始めたばかり、という感じで、コンバインが忙しく走り回っていました。
そのままナビ任せで郡山の市街を抜けます。
地図読みでも走れるのですが、土地勘のない市街地は渋滞情報次第でリルートしてくれるナビに任せるほうが精神衛生的に良しです。
15:30、東北新幹線と東北本線を一把にくぐり抜け、東へ。
国道288号の郡山東BPで阿武隈川を渡って、そのまま宿のある浪江へ向かい・・・
たいところですが、そうはいきません。
以前と同じく、国道288号は二輪車でまだ通り抜けできない・・・はず。
はず、というのは、「軽車両及び歩行者は通行できません」って書いてある上の2020/12/02更新のページと、こちらの資料の「自動二輪・原動機付自転車も特別通過交通制度の対象となります」はOKですが、そこに添付された別紙の色は「特別通過交通ルート(四輪のみ)」の黒線だから。
行ってみればわかるんでしょうけど、迂回してもたいして時間を食わないので迂回します。
ということで、以前と同じく川内村経由で県道112号/36号へ。
あぶくま洞の玄関口である神俣駅の脇を通過して東へ。
ここで時間は16:00を回りました。
結局まともに陽の光を浴びないまま夕方になってしまった。
四度登場の高規格道路でどんどんすすんで川内へ。
川内村で右折して国道399号に入り、すぐにまた県道36号単独。
富岡川の滝川ダム沿いにトンネルと穏やかなカーブをスイスイと進むお馴染みの道。
ここの道が早くて楽しいのも、無理に国道でまっすぐ行かなかった理由ですね。
やや暮れてきた頃合いで富岡に到着。
あとは国道6号で浪江へ。
時間は17:00、ほどよく暗くなる前に走行を終えることができました。
郡山で東北道をくぐったのが15:00だと考えると、正直日帰りでも17:30には自宅にたどり着けたな、というルートですが、福島で一泊。
ここで泊まる利点は、明日クソ寒い明け方に高速を走らずに済むという一点につきます!
高速代・ガソリン代と宿代も釣り合うくらいですしね。
ということで、この日は高速200km、下道500km(!)の702.1kmでした。
ODOは87889kmになりました。
2日目に続きます!
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