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最盛期は月間平均3000kmほど走ってた関東在住ライダーのツーリングBlog。

ツーリングレポートやKawasakiの話題を中心に書いていきます。

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昨日のロングツーリングの続きで、宿を出発して自宅方向に走ります。
いわきから帰るつもりで、あちらこちらに寄り道しながら楽しいルートを選んでの走行。
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道順はこんな感じ

 

 



宿の朝食が日曜日だけ7:00開始だったので、朝食をとってから出ることとし、出発は7:30。
日曜日以外は5:30開始なのですが、日曜日だけ遅い開始となっています。
おそらくこの宿の主な利用者が旅行者ではなく復興工事関係者の連泊需要だからでしょうか。
おかげで質実剛健でミニマムなビジネスホテルは土日ほど空いていて、しかも安上がりなので助かります。
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まずは国道6号を南へ走ります。
双葉町に入ると沿道はまだ帰宅困難区域内。
国道沿いは通過交通が許可されたこともあり、取り壊し・新設の進んだ施設も多いのですが、このあたりではまだまだ当時のままの風景が残っています。
このアウトレットショップは、お店の公式サイトまでもが当時のまま止まっています。
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県道256号、双葉ICにつながる道は、常磐線を立体交差する工事が進行中。
国道6号からも据付前の橋桁がよく見えます。
既設の桁の上にアーチが載っているので、送り出しで常磐線をまたぐのでしょう。
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当初の目論見では、昨日と同じ滝川ダム経由で内陸へ入るルートでしたが、せっかくなので国道288号の状況を偵察することにします。
今日はそれほど長距離を走らない予定なので、もし通行止めで戻ることになっても問題ないですからね。
ということで、牛踏交差点を右折して国道288号へ。
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交差点の角にある双葉郵便局も、当時から休止中のまま。
特定復興再生拠点区域や特別通過交通制度が適用されているものの、未だ戻ってきている人も多くはありません。
誰も通らない歩道はすっかり黒ずんでしまっていますが、LEDに換装された信号だけがミスマッチに新しいです。
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かつては商店の居並ぶ賑やかな通りでしたが、今は静かな国道沿い。
震災の2年後である2013年に撮影されたストリートビューが公開されていますが、目に見えて更地が増えていますね。
帰宅困難区域になっているのは原子力災害のせいですが、このあたりは地震そのものの影響もとても大きく、取り壊し前も全壊・半壊している建物が多いことがわかります。
特定復興再生拠点区域に指定されたあとは解体工事での立ち入りも自由度があがっているので、更地化が加速しているように思えます。
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国道はかつての双葉高校の敷地を回り込むように左折し、南を向きます。
沿道の建物は定期的に草刈りが実施されているようですが、それでも取りきれない屋根上の草や歩道上がジャングルになりかけていますね。
この青い平屋根は歯医者さんだった建物。
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道はゆるやかにカーブを描き、常磐線の第一前田川橋りょうをくぐります。
双葉〜大野までは短区間ながら複線だったので、橋もコンクリート桁のものが2本ありましたが、このうち海側の1本が地震で完全に折損・倒壊。
残存した内陸側のものも継続利用は無理と判断され、2本とも撤去して鋼製の橋として新たに掛け直されました。
復旧後は単線になったのですが、かつて上り線だった海側の敷地は緊急避難路として活用することになっています。
そのため、この手前側の立派な橋は避難通路専用ということに。
明らかにオーバースペックですが、将来的に複線に戻すなら鉄道橋としても使えるようにしているのでしょうね。
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道はそのまま南東へ。
福島空港への案内看板が立っていますが、ここからだと80kmはあるぞ・・・。
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町の一部に設定されている特定復興再生拠点区域を抜け、ここから先は完全に帰宅困難区域。
少なくとも、原動機付自転車・軽車両・歩行者通行禁止の区間に入ります。
写真の奥、仮設トイレが見えている位置に警備員さんのいるゲートもありましたが、車道は解放されていて声かけもされず。
二輪車の通行は問題なさそうですね。
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特定復興再生拠点区域内は、商店こそ閉まったままになっているものの、家の解体や修理も進んでいました。
しかし帰宅困難区域の範囲内は破損しているものの修理すらされていない家々が立ち並びます。
特別通過交通制度では道路の通過は可能ですが、駐停車は原則禁止です。
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庭のあった家は草が育ち放題で、何がなんだか。
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封鎖のフェンスと葛に埋もれた街並みを抜けていくと、やがて常磐道の高架が見えます。
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一度高架を潜ってから、左右に分岐するとICへアクセス可能。
双葉IC・大熊ICの間ですが、どちらかというと南の大熊のほうが近いですね。
高速に乗るのは未だ早いので、直進して国道をなぞります。
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道は大熊町に入ります。引き続き帰宅困難区域内。
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桜やあじさいの花が見られた自然公園も固く封鎖されたままです。
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駐停車禁止・・・ですが、信号では当然止まります。
実際、このあたりの区間の駐停車禁止は放射線量云々ではなく、防犯が主な目的。
空き家狙いの窃盗が後を絶たないですからね・・・。
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2010年に貫通したものの、震災でしばらく工事が止まっていた玉の湯温泉トンネルも、2013年に復興道路に指定され工事再開。
2014年の12月には晴れて開通を果たし、現在は自由通行可能。
旧道もしばらくは通行できたようですが、現在は封鎖されているため、そのトンネルの名前についた玉の湯温泉には行けない様子。
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トンネルを含めてバイパス化された道はスイスイの快走路で、気持ちよくアクセルを開けて進んでいきます。
野上トンネルを抜けたあたりで、帰宅困難区域を抜けます。
この先は以前から通行可能な区域ですので、国道288号は現在二輪車でも通行可能で間違いないですね。
ここで時間は8:00を回りました。
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続いて口を開ける望洋平トンネルの脇、旧道が閉鎖されていなかったのでチャレンジしてみます。
このトンネルの開通は1998年のようなので、24年ものの旧道です。
夜は走りたくない感じの路肩の保護なしの道をくねくねと走ります。
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落ち葉の積もった道は紅葉も始まっており、カラフルな木々が手の届くところまで迫ります。
しかし上だけ見ていると、歯抜けになったグレーチングや湿った落ち葉に足をとられます。
勾配がきつく、時折2速では不安を覚えるような道なので、リアの空転にも要注意です。
・・・ここ本当に1998年まで国道だったの?
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サミットを越えたら道はややおだやかに下っていきます。
「望洋平」と言われる場所は、かつて海(太平洋)を望む平らな地形だったのでしょうが、今はただの森でした・・・
旧道化してから植林が進んで眺望を隠したのでしょうね。
特筆すべきポイントは、この人工的な石堤によって作られた・・・
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万右ェ門溜池くらいでしょうか。
こじんまりとして、箱庭感のある池のほとりで休憩一息。
当然自販機などないので、ホテルで買って鞄につめておいた麦茶を開けます。
ここは紅葉すると美しい景色が望めそうですね。
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国道に復帰すると、道は間もなく田村市へ。
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引き続き走りやすい道をたんたんと進んでいきます。
地元の車もガンガン飛ばしているので、何度か道をゆずりつつまったり走行。
いやーしかし、このカーブなら飛ばしたくなるのもわからんでもないw
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都路の中心部で国道399号との分岐を迎えます。
288号の通行確認は完了したので、ここからは399号で南へ。
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国道399号はあぶくまロマンチック街道と名前がつけられていて、まぁ何がロマンチックなのかはわかりませんが快走路です。
案内にある大久保小学校は2008年に古道小学校と合併して消滅、その古道小学校も2016年に岩井沢小学校と合併して都路小学校となっています。
実態がなくなった今も案内だけが残っているパターンは全国にたくさんありますね。
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都路を抜けると川内村に入り、国道は引き続き穏やかにくねりつつ、南に進み続けます。
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交通結節点である川内村を昨日ぶりに通り抜けます。
なんだかんだでここを通りますが、なんだかんだで用事がない。
道の駅があれば繁盛すると思うんですけどね。
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今日は県道36号に向かわずに国道399号を引き続き走行するので、右折です。
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ゆったり走行ゆえ時間は9:00を回りましたが、太陽はまだこの位置。
いやーあらためて、夏は終わってしまったのですね・・・
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2019年の7月に開通した戸渡トンネルを抜けたら、いわき市。
国道399号のこのあたりはすいーっと気持ちよく流して走るのに最適。
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次に見えてくるのは十文字トンネル。
ここは先月、9/17に開通したばかりのピカピカの新トンネル。
2,875mのながーいトンネルで旧峠道区間を一発で貫きます。
去年の7月末にはこの旧道区間に途中から合流する県道249号を走りました
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トンネルを含むバイパスは6.2kmと長大。
一直線の道路から分岐するように道路も作られていますが、これは先述の県道249へのアクセスを狙ったものとみてよさそう。
・・・ということは、このアクセス路の前後を除いた旧国道は通行止めになる公算が大ですね。
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道は山をくり抜いてガンガン直線で走ります。
使っているナビではまだバイパスが反映されておらず、山の中を突っ切る軌道を描いています。
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バイパス区間の終点で旧道が合流してきました。
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振り返って一枚。
ここは去年はこう見えていた地点ですね。
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バイパスを抜けると、改良済みの大きなカーブの連続する区間を走り抜け、磐越東線をオーバーパス。
夏井川のほとりに到着したら国道はここで左折し、いわきの中心部へ向かいます。
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国道399号の走行はここまで。
ここからは夏井川の右岸に回り込み、磐越東線沿いに走っていきます。
時計はここで10:00を回りました。
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いわき市中央部の西側を回り込むように避け、工業団地の中を通って湯本方面に抜けます。
休日なのでこのあたりの道はガラガラ。
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湯本トンネルを抜け、いわき湯本の温泉街。

しかしハワイアンズはじめ、温泉に立ち寄りはせず、そのまま西へ抜けます。
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県道14号は、国道顔負けに改良された広く快適な道路。
国道399号の改良区間にそっくりな、近年の山道です。
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改良され新設されたトンネル群とその旧道がいくつも続きます。
相変わらず地元車はかっ飛んでいるため、3台4台と道を譲りながら走ります。
これをひたすら西に進み、いわき市から古殿町へ入ります。
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古殿町の中心部で、県道は国道349号と合流して重複区間となります。
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県道14号は間もなく単独区間に戻り、北西のいわき石川方面に向かいますが、これに抗って国道へ左折。
さらにまもなくして県道275号の分岐を右折し、西へ。
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数字の上では県道275号→県道274号→県道71号と乗り継ぎますが、進路としては一貫して西へ進みます。
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いわき浅川で国道118号に入るとやや南へ進み、水郡線沿いにいわき棚倉方面へ。
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国道走行はいわき棚倉を少しすぎたところで終了。
今度は県道60号に折れて、また西への道が続きます。
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時間は正午となりましたが、今日も空は晴れたり曇ったり。
昨日と違うのは走行する緯度や標高の差もありますが、17〜18度と大変暖かく、走りやすいこと。
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大梅の集落で県道177号へ分岐します。
この県道の名前は八溝山線、当然向かうは八溝山。
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・・・ですが、集落の端に通行止め看板。
とりあえずあと少しなので、行けるところまで行ってみましょう。
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あきらかに交通量の少ない葉の積もり方をしている道をのぼっていくと・・・
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幾分もいかずに、通行止めゲートです。
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左の看板「お急ぎの方は迂回ください。」
右の看板「(迂回路はありません)」
以前の情報だと10/3まで通行止めだったのですが、翌日以降も延長されてしまっているよう
右の看板の通り、棚倉町方面から八溝山へ上がる道はこれしかなく、東に回って下野宮方面から登り直しても、西の大田原から登り直しても、+50kmで2時間弱はかかります。
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すでに時間はお昼を回っていますし、あまり遅くなると帰りの高速の渋滞が地獄になります。
八溝山は行ったことないしちょっと回ってみるか、程度のものだったので、後日またくることにしましょう。
ということで、そそくさと退散。
棚倉まで戻って国道289号に入ると・・・
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そのまま289号をひたすら東へ抜け切ることにします。
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延々といわき市内を抜けてきた西行きの道と違い、国道は細かく市区町村を渡ります。
棚倉町を抜けて塙町を通り、鮫川村へ。
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このあたりもさすが国道という改良を受けていますが、国道399号十文字区間ほどの強引さはなく、ほどよいカーブを残しています。
舗装の状態もよくカーブもほどほどで、最高のワインディングロードです。
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鮫川村では刈り取りを終えた藁を、いわゆる三角帽子にして並べてありました。
規則的に並ぶ稲藁のオブジェはまるで対戦車障害のよう!
・・・きっと他にもっといい例えがありますね。
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路面温度も上々の国道はペースもよく、道に吸い付くように気持ちよく曲がって進みます。
周りの車も時折相当なペースで走っている人がいるので、何度か譲ったり譲られたり。
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鮫川村を東に抜け、青生野で国道349と一瞬合流してまた単独区間。
進路は変わらず東へ。
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いわき市との境界あたりでは、例の強引な改良工事が進んでおり、ド直線の広い道が現れます。
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野を越え山を越え・・・ではなく、野を飛び山を割きといった感じですね。
朝日トンネル・朝日橋・貝泊大橋・荷路夫トンネルと続く荷路夫バイパスはまさにその典型。
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いわき市に入ると、ほぼ直線のようなもの。
四時ダムの脇を通り抜け、一気に太平洋に向かって下ります。
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最後に四時大橋で四時川を渡り、直近のいわき勿来ICで常磐道に乗って、本日の走行は完遂です。
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2日目の走行距離は控えめな399.9kmでした。
とはいえ高速180kmくらい、下道210kmと考えるとそれなりに走ったとはいえるかな。
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2日間合計の走行距離は1102.0kmとなりました。
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ODOは88289kmになりました。
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