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最盛期は月間平均3000kmほど走ってた関東在住ライダーのツーリングBlog。

ツーリングレポートやKawasakiの話題を中心に書いていきます。

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昨日に引き続き、関東はカラッと晴れマーク。
引き続き降雪や凍結を避けるために太平洋岸しばりで、今日は伊豆に行ってきました。
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ルートはこんな感じ


 


出発は同じく6:00。
空は同じように明るくなりはじめていますが、西へ向かうので視界はまだ濃紺一色。
いつもなら伊豆へ行くには東名からアクセスしますが、より暖かい道を求めて海に近いルートを選ぶことにします。
この時間は町田あたりから渋滞も始まりますしね。
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首都高の湾岸線を走って羽田の下をもぐります。
朝日に浮かぶコントロールタワーが格好いいですね。
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鶴見つばさ橋・横浜ベイブリッジと渡って本牧方面へ。
ベイブリッジからもハッキリと富士山が見えており、今日も澄んだ冬の空気です。
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狩場線・横浜新道と経由し、国道1号線へ。
更に新湘南バイパスに乗り継いで、茅ヶ崎から海沿いへと抜けます。
新湘南BPでは正面に富士山がどーんと構えます。
昨日富津岬から見た富士山と雪の積もり方まで全く同じです。
それもそのはず、富士山から新湘南BPと富津岬はちょうど一直線で結べる立地。
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新湘南BPからは西湘BPに入り、終点石橋まで。
そのまま海沿いの国道135号に降りて、海岸沿いを走っていきます。
ちょうど根府川のあたりで時計は7:30を回りました。
さすが早朝、一部下道を挟むものの、所要時間は首都高→東名→小田原厚木道路とそれほど変わりませんね。
通行料金はこちら経由のほうが少し安い。
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真鶴から湯河原を越えて更に南へ。
このあたりの有料道路、真鶴道路・熱海ビーチラインは現金精算な上にたいした時短効果もないので、一般道が混雑している時間帯以外は安定のスルーです。
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熱海の手前で右折して裏道に入ります。
急峻な崖が海岸まで迫り出しているため、少し奥に入るだけで一気に山道。
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裏道に入った目的は、この場所、伊豆山の確認です。
2021年の7月、大雨災害による大規模な土砂崩れに見舞われたのが記憶に新しい伊豆山周辺。
130棟の家屋が全半壊し、30人近い方が犠牲になったこの災害、跡地はほとんど更地になっていました。
ここを通るのは災害前の2021年2月に通過して以来ですが、土砂の流れた谷筋の両側には当時の面影がしっかりあるだけに、更地の部分が目立ちますね・・・。
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SNSで災害の瞬間が高画質・複数アングルで見られたこともあり、かなりセンセーショナルに扱われた災害でしたが、1年以上がたった今、ほとんど続報が流れることはありません。
土砂の直撃をもろに受け、映像にも大きく映っていた道の下流側の酒店は6月に解体されました
まだ解体されずに残る家屋には支援感謝の垂れ幕と、当時のままに土砂によって突き破られた壁や、飛沫をかぶった窓が残ります。
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伊豆山からは熱海駅前を通り抜け、脇道を経由して来宮駅方面へ。
このあたりはどの道を通っても温泉施設だらけ。
旅館に保養所、土産屋に、老人ホームまでが温泉です。
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来宮駅からは県道11号。
時計は8:00を回って、東の斜面はすっかり日向に。
標高を上げ始めても幾分か安全でしょう。
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県道をスイスイと登っていきます。
さすが伊豆半島というべきか、周りの車もほとんどがノーマルタイヤ。
凍結があれば誰かが先に事故っているはずなので、交通がスムーズということは凍っていないということですw
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県道を登って到着したのは、関東のツーリングライダーにはお馴染み、伊豆スカイラインの熱海峠料金所。
今日はwith Skylinesということで、伊豆スカイラインを終点まで走ります。
冬の朝、しかも標高700m近い尾根沿いの道は凍結の危険が高いのですが、有料道路は道路管理者が毎朝しっかり見回りしてくれているため、比較的安全といえます。
地元車以外にもノーマルタイヤで訪れる観光客が多いこの道路だけに、見回りの結果凍結があるようなら冬タイヤ規制になりますからね。
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というわけで、路面は除雪や融雪剤によって安全に維持されていますが。
しかし駐車場はそうではありません。
もう料金所前の駐車場からして凍っていらっしゃいます。
料金所の係員さんにも気をつけてねとお声掛けいただきました。
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二輪の通行料金は、全線で580円。
40kmもある極上のワインディングロードでこの値段は格安ですよね。
スタートから最高の景色が出迎えてくれ、もうこれだけで展望台として500円分くらいの価値があります。
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遠く海の上に雲が少しあるものの、快晴of快晴。
南東を向けば、正面には太陽と伊豆大島。
左に見える小島は初島ですね。
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北西を向けば駿河湾の海岸線と富士山。
手前の愛鷹山越前岳も1,187mを誇る立派な山ですが、富士山の前では丘のように見えます。
更に奥には南アルプスも白い稜線を描き出しており、これらの風景がすべてワンパック。
しかも邪魔になるガードレールや茂みは一切なし。
欲張りが過ぎますね!
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玄岳ICのあたりまでは、東西両岸とも海岸線が近く、富士山もよく見えるため、眺望のよい景色が続きます。
あちこちに作られた展望駐車場に何度も立ち寄り、写真を撮ったり景色を楽しんだり。
気温は-2〜3度くらいを行き来していますが、日差しがあるので寒さはそれほどでもありません。
眼下に見える凍った池は、その名を「氷ヶ池」と言うそうです。
わかりやすくて素晴らしいw
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熱海峠から、玄岳・韮山峠・山伏峠とICが続き、亀石峠ICには大きなPAが併設。
しかしPAにあったドライブイン「スカイポート亀石」は2021年3月末に営業終了し、今はトイレとドッグランだけ。
夏なんかいつ行ってもバイクがたむろしているイメージですが、彼らは金払いが悪いのでしょうか。
亀石峠を通過すると、伊豆半島は大瀬崎に向かって一気に西に広がり、海が遠くなると同時に尾根筋も複数立ち上がります。
必然的に眺望スポットは減り、ここからは道路に集中して一気にワインディングロードを楽しむ・・・とはいきません。
路面状態がこれですからね!
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融雪剤のマーブルが浮いた霜のホワイトが美しいですねーとか言っている場合ではありません。
降水がないので凍結はしていないですが、霜が降りるということはそういう路面温度です。
低温でもそこそこ食いつくツーリングタイヤとはいえ、油断は禁物。
日陰やブラインドカーブは規制速度を下回る速度でそろりそろりと走ります。
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一方で日のあたる場所の路面はこんな感じ。夏ですか?
ギャップが激しいので自制が必要ですね。
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日陰側の植え込みは粉砂糖をかけたかのように綺麗にフロスト。
雨が降ってなくても土や草から出てくる水分が凍るんですね。
そういえばクリスマスですし、シュトーレンとか食べたくなる見た目です。
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亀石峠から冷川へかけて、途中からは沢口川沿いの谷を走り、徐々に標高を下げていきます。
広い谷は見通しもよく、標高が下がって気温が上がるので路面の安心感も段違い。
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冷川で底を打ってからは、また一気に登り、天城高原ICで終点。
時間は9:30になろうかというところ。
ここからは、タイトルの通り「伊豆半島のダム全部回る」ために進路をとります。
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といっても、実は伊豆半島にはダムが3つしかありません。(日本ダム協会しらべ)
伊豆最高峰は1,406mの天城山万三郎岳で、そこそこ高さはあるのですが、陸地の東西幅35kmそこそこ。
流域面積がたかが知れているので、ダムが必要になるような激流も超大河川もそれほど多くはありません。
その代わり冒頭のように土砂災害は多いのですが。
最初に目指すは奥野ダム、冷川ICで降りた方が近いですが、伊豆スカイラインを全線走りたかった関係で少し南に行き過ぎているため、北に戻ります。
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奥野ダムへの最短ルートである県道112号は、込み入った山中を抜け、しかも天城高原からは下り坂なので凍結が怖いです。
なので県道111号、県道351号と、南から回り込むようにしてアプローチします。
ダム脇へとづつく県道12号で一気に登ると、すぐに堤体が見えてきます。
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奥野ダムは、1989年に伊豆半島で初めて竣工したダム。
平成になってからの竣工なので、昭和の時代は伊豆にダムは一つもなかったことになります。
形態としては多目的のロックフィルダムで、ダム湖の名前は一般公募で選ばれた松川湖です。
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堤体脇の奥野トンネルに入る下流側で側道に折れると管理所があります。
銀色に妖しく光るタイル、バルコニー状の意匠、窓上のアーチ状の造作は・・・ラブホっぽいですね!!!
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管理所はちょっとセンスを疑いますが、ダムそのものはオーソドックス。
自然越流式の非常用洪水吐がデカくて迫力があります。
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耐震性を上げるために勾配が緩いのが特徴とのことで、言われてみれば確かにそうですね。
ともすれば堤体の勾配を直登できそうな感じです。
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ダム周辺で一息ついたら、天城高原に戻ります。
湖畔の県道12号を西に向かって進み、丁字路で県道112号に入って南へ。
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県道112号は予想通りこんな感じ。
冬の低い朝日で木漏れ日の直射が強く、路面状況が読みにくい。
気温も引き続き氷点付近を行き来しており、しかも交通量がそこそこあるので、対向車のためにブレーキをかけるタイミングも多いです。
これは下りで走りたくない。
登りだとずいぶんと安心感がありますから、まわり道の選択は賢かったと言わざるを得ませんね。
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天城高原からは、またもや県道111号で山を下ります。
直接は見えませんが、お子様ランチもびっくりの面白い形をした大室山を南に回り込み、伊豆高原方面へ。
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閑静な別荘地の中を車列に混じって通り抜けると、久しぶりの海岸線です。
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国道135号をオーバーパスしてからぐるっと回り込み、南行きの車線に合流。
ここで時間は10:00をまわり、次に目指すは少し遠い青野大師ダムです。
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天気は引き続き良好で、伊豆大島の南には三角の利島、平たい新島、更に丸みを帯びた神津島も見えます。
・・・たぶんあってるはずw
方角的には背後に三宅島や御蔵島があるはずですが、空気の透明度よりも水平線見通し距離的制約で見えないかも。
地球は丸いですからね。
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こんもり海に張り出した稲取岬が見えてきました。
ペースの一定しない車の後ろについてしまい、楽しく走れないので一旦ここで給油してやりすごします。
給油機の操作のためにバイクを降りたらお腹が鳴ったので、ついでにこのあたりでお昼にしてしまいましょう。
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ということで、沿道を物色した結果、少し先にある伊豆オレンヂセンターに入りました。
Webサイトのドメインが「ウルトラ3年.JP」なのがバチクソにB級感あっていいですね。
到着は11:40ですが、併設の食堂河津の庄のオープンは11:00。
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20分ほど早いので、オレンヂセンター内でお土産の物色をしつつ、オレンヂジュースを飲んで待つことに。
名物ウルトラ生ジュースは季節のみかんが配合された生搾り。
季節のみかんということは、当然季節によって味が違うということですが、この時期は早生みかんを使っています。
柑橘類の特徴である酸味の存在を忘れるくらいに甘くあっさりとした飲み口で、一気に飲めてしまいます。
早生みかんはちょうど月初に買って食べていた品種ですね。
画像のジョッキがグランデサイズ、氷もあるので案外行けちゃう量です。
みかんの他にブルーベリーのジュースもあります。
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お土産に買うついでに「河津の桜」まんじゅうをばら売りでも購入し、前菜としていただきます。
中身はこし餡と、温州みかん餡の二種類。
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みかん餡は、みかんの色と小豆の色が混ざってピンク色をしており、たいへん美味。
店内で製造しているので、みかん餡はアツアツの焼きたてでした。最高。
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そうこうしているうちに食事処もオープン。
看板にもある通り、とろろ御膳がウリ。
更に伊豆といえば金目鯛!
定番の煮付けや、あえてのトンカツとも迷いましたが、今日は「とろろきんころ定食」をチョイスしました。
「きんころ」は金目鯛のフライと金目鯛のコロッケの両方を楽しめるメニュー。
コロッケは金目鯛の塩焼きが身を崩さずに塊ではいっていて、ホクホクのポテトと絡んで美味い。
タルタルソースも伊豆ならではのワサビ味で、これがフライに最高に合い、さわやかに油っこさを中和してくれます。
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麦飯とトロロをお吸い物でかきこんでペロっと平らげ、塩辛の味を食後の缶コーヒーで中和して後半戦です。
青野大師ダムは南伊豆の山間部にあるため、下田をぐるっと回って半島の南西へ向かうべく、国道135号をそのまま南進。
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お馴染み河津の河口を通りすぎて更に海岸線を進みます。
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南進したことで見える角度が変わって、利島の隣に小さい三角の鵜渡根島、新島の隣に式根島がクッキリ見え始めました。
時間は間も無く正午ですが、太陽の高さは正面の写真に映る程度。
いやー冬ですね。
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一方で白浜で砂浜に目を向けると、海水浴ができてしまいそうなマリンブルーの海が広がります。
この景色なのに背後の山の上が氷点下とか、感覚がバグります。
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国道を下田まで走ったら、県道119号に乗り換えて内陸を西へ進みます。
下田でちょうど時計が12:00を回りました。
伊豆諸島の島々の観察はここまでですね。
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県道はカーブが続くものの、走りやすく穏やかな道。
上がりきった気温は8度前後、時折10度を超えることもあり、冬装備であればとても快適なコンディションです。
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一条川沿いに走っていた県道119号は、県道121号と出会って右折。
重複区間となって青野川沿いに鞍替えして更に西へ。
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やがて県道121号の単独区間となりますが、その先すぐに南上地区で川を渡って脇道へ折れます。
河童の看板が目印として点々と配置され、青野大師ダムへ導かれます。
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ダムは青野川ではなく、青野川水系の鈴野川にあります。
支流と分岐してそのまま山を回り込み、北西へ進んでいくと・・・
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真正面に見えるコンクリートの壁、これが青野大師ダムです。
2005年完成の新しいダムで、見ての通り重力式コンクリートダムです。
目的は洪水調節と上水の供給、灌漑用水の多目的ダム。
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ダムの下流側直下には小さな駐車場とトイレだけのスポットが整備されており、ここからダムを見上げられます。
流量が少ないのか、洪水吐が常用の小さいスリットと非常用の越流それぞれ1門だけ。
一応浄水・灌漑利水と洪水調節を担ってるはずなので、普段からからっぽでもなければ洪水が起きないわけでもないと思うんですけどね。
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上流側に上がってみるとこんな感じ。
シンプルすぎるほどシンプルな作りです。
名前となっている青野大師の青野は水系・地名からですが、大師とつくのは地域ゆかりの弘法大師を祀る石碑から。
大師様はダムの建設に伴って水没する地域にあったため、湖岸に移設されています。
移設先の石碑が置かれた広場には小さな東屋もありましたが、一面が枯れ藪に飲まれていました・・・信心が足りないw
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次は最後のダムである長瀬ダムがある伊豆の国を目指すべく、北に進路をとります。
Skyline"s"なので西伊豆スカイラインを経由して北進。
ダム上流の林道である民有林林道鈴野線が近道ですが、舗装が怪しそうなので登ってきた道で県道に戻ります。
一応ストリートビューはあるんですが、暗く鬱蒼とした道で路面には草も繁茂し、ガードレールのない擁壁の上を走るような道が続きます。
よく通ったよこんなとこ
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県道は蛇石峠を越え、岩科川沿いに北上して松崎港に向かいます。
西伊豆スカイラインへ入るためには一度海岸沿いに出ず、仁科峠方面へ向かう国道115号まで直結北進してくれれば楽なのですが、残念ながらその山越えは道がありません
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路面は朝露の影響なのか、降りた霜が解けたのか、やや湿っているものの、さすがにこの時間この標高では凍結の心配はなし。
落ち葉もそれほど落ちておらず、峠道を楽しんで蛇石峠を越えます。
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松崎港への下りは最後の最後まで海の見えない変わった地形を進みます。
この写真だけ見ると山を登っていくように見えますが、すぐそこの海に向かって走っています。
岩科川が河口付近で大きく回り込む上に、湾を挟んで向かいの山が迫り出しているのでこんな感じになっているんですね。
この場所、河口から800mで海を見て撮ってるって信じられます
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松崎港からは海岸線沿いを走り、国道136号を北へ。
時間は13:00、天気は引き続き上々です。
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さすが西伊豆とあって暖かく、気温は12度ほど。
楽しくゆるやかにカーブを楽しみ、国道を北上します。
仁科川沿いの県道59号はやや道が悪いことが予想されるため、宇久須港まで行きましょう。
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宇久須港で東に転進し、県道410号で山へ入っていきます。
おとなしく海岸線を走っていれば快適なものを、あえて山に登ってしまうのがバイク乗りの性・・・
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お馴染み宇久須川沿いのこの道は時折タイトで時折幅広、そして常時急勾配の道。
ぐいぐいと高度を稼ぎ、西天城高原に向かって一直線に高度をあげます。
11kmのうちに900mの標高を稼ぐ、平均8%の上り坂。
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昨日の房総もそうでしたが、このあたりでもまだ紅葉が終わりきっていない樹木がちらほら見えます。
植物には詳しくないですが、嬉しい目の保養です。
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2速でエンジンををうならせ、リアタイヤで地面を蹴りつけながらぐいぐいのぼり、空がひらけてくるとまもなく高原。
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西天城高原の牧場敷地に入ると、樹木が刈り払われていることも手伝って一気に空が広くなります。
澄んだブルーの青空の日はなおのこと気持ちがいい。
道もよく、快適な海岸線を捨てて登ってきた甲斐があるというものです。
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駐車スポットから宇久須の港を見下ろす定番の一枚。
ベンチに誰かの家の鍵が置き忘れられえいて悲しい・・・
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いつものアングルでも写真を撮影。
9月の時と比べても空気の透明度が段違いですね。
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更にヘアピンカーブを2〜3こなすと、見えてくるのは仁科峠。
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こちらもあまりにも透き通った青空で鞍部を越えます。

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空が美しいだけでなく、更に正面に富士山がどーん!
朝以来久々のお目見えです。
峠越えで時間は14:00少し前、早くも影が長くなってきました。
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仁科峠は標高900m付近。
更に西伊豆スカイラインは無料化されて久しく、伊豆スカイラインよりは管理が手薄です。
なので路面はこんな感じで、凍ってんだか濡れてんだかわからない、怪しく光をはなつパッチがあちこち。
逆回りルートのほうが帰りも楽なのですが、気温の上がった午後にしかここは通りたくありません。
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こりゃたまらんぜーと思いながらゆっくり走っていると、快調に飛ばす車やバイクが結構いるもんです。
ミラーに何かが映ったら早々に譲ることを繰り返し、抜きに抜かれて進んでいきます。
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土肥峠を越えてさらに北へ。
この時期にわざわざ吹き曝しの尾根筋ドライブをする物好きは多くなく、交通量僅少の楽しい走行が続きます。
夏場ならハイキング客に飛ばし屋のバイク、初心者マークのミニバン、挙げ句の果てに自転車の隊列もある道、マイペースで走れるのは嬉しい。
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太陽の角度は夕方のそれに近づき、富士山にも少し雲がかかりはじめました。
一方で空気の透明度は引き続き高く、稜線を切り裂くように引かれた道路のラインが気持ちよく見通せます。
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いやー絶景、まさにスカイライン。
今日は日当たりがよいからなのか、富士山の冠雪も少し後退した気がしますね。
もちろん角度が違うので「気がするだけ」かもしれないのですが。
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戸田峠まで走ったら、県道18号に右折して修善寺方面へ降ります。
夏はあふれんばかりに車がごった返しているだるま山高原レストハウスも駐車場は空きが目立ちます。
ここで休憩を挟んでもよかったのですが、西伊豆スカイラインをゆったり走ったので先を急ぐことにします。
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東向きの尾根は最早日陰。
テカテカでヒヤっとする路面が続きますが、気温は5度を越えているので安心。
この辺、体感でなく数字で温度が見れる最近のバイクはいいですね。
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狩野川のほとりに降りたら、川沿いに北へ。
先月訪れたかつらぎ山をぐるりと回り込みます。
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城山の岩盤剥き出しの崖が格好いいですね。
それと同時に、崩れたらやばそうだなあという不安もよぎります。
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今年何度目かの、大仁の街中を抜け・・・
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道の駅の脇でかつらぎ山の北側へ。
頭上に見えてきたのは伊豆パノラマパークのロープウェイですね。
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こうみると結構華奢な支柱で怖いですね。
片側にだけ重さがかかったら折れそう。
ちなみに上から見るとこんな感じです
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ロープウェイの掛かるかつらぎ山のすぐ西側、ひとつ隣の尾根に目的の長瀬ダムがあります。
県道130号から、熊野神社のある道へ逸れて山へ入っていきます。
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南向きの斜面は、ぐわーという感じの眩しさ。
この逆光にこの路面の悪さは結構怖い。
地元の軽トラともすれ違いつつの走行。
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苔や落ち葉だらけの、見るからに交通量の少なそうな道を少し登ると、こぢんまりしたダムが顔を見せます。
ナビによっては検索に上がらないほどマイナーなここが、伊豆3つめのダムである長瀬ダムです。
分類としては、堤高15m以上がダムでそれ以下は堰ですが、ここは16.2mとギリギリダムの範疇。
かんがい専用のアースダムで、分類はダムですが実質農業用溜池のようなものですね。
1.2mということは、下流側に土砂を積んだら堰に格下げされてしまうレベルです。
湖面に浮いているのは何だろうと思いましたが、OKIコムエコーズ(旧オキシーテック)の計測バージSEATEC3のよう。
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放水設備はどこだろうと探したところ、どうやらアプローチする道で、気づかず堤体下の放水路を通過していました。
雨水用の暗渠だと思ったこれが放水路らしい。
景色なし、目立った設備なし、駐車場もトイレもなし、天端は立ち入り禁止ときた。
事前に調べてわかっていましたが、一番最後にここを回るのはおすすめできないレベルのがっかりダムですね!
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湖岸には謎のセンスで窓や戸が青く塗られた小屋と「日本一美しい町へ」という志の高い看板。
上貼りされた「伊豆の国市」の下から覗く「伊豆長岡町」の文字といい、この苔むした風景といい、美しい街を目指すならもっと別の場所に看板を・・・と思わなくもないです。
もちろん不法投棄防止の意味を含むので、こういう場所だから必要なんでしょうけど。
あのキラキラした碧テラスの裏側にこんなうらびれたダムがあるなんて。
道を奥へ進むと登山道となっているようです。
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ということで、伊豆ダムは全て制覇しました。
書類上、というかダム便覧に乗っているのがこの3つですが、最後の長瀬ダムは規模を考えると実質2つですね。
というか長瀬ダムより大きい砂防ダムが山ほどありそうですし、多分国道の擁壁とかのほうが土木の規模が大きい。
「ダムはでっかくて景色がいいもの」というイメージとはかけはなれていて、それが逆に面白いですね。
山を降りてきたらもう15:30、影がながーく、完全に夕方の景色です。
夏ならあと3時間は走れるんですけどね!
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帰りは渋滞を考慮して、伊豆中央道から箱根峠経由で小田原厚木道路へ向かうことに。
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混雑する一般ゲートを横目に、ほぼ伊豆ツーリング専用規格ことETCXでスイっと料金所を通ります。
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抜けるような青空を背に、夕日に輝いてひときわ目立つ明太子のマスコットを横目に、伊豆縦貫道の渋滞にハマりつつ三島塚原へ。
晩御飯はたらこパスタにしようかな・・・
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箱根峠越えで16:15、まもなく日没です。
朝が遅いから仕方ないのですが、この時間に箱根新道・東名は混雑が目に見えていて悲しいですね。
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新道の下り、海老名方面にやばめの雲。
雨雲レーダーには反応がないようですが、まるで夏の積乱雲みたいなモクモクとした白い雲が脇でていました。
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関東の晴れ模様もここまでか、今夜大雪か!?と心配しましたが、平地に降りてみると全体像が見えました。
高さが全然ありませんね。
冬の上昇気流ではこの程度が席の山、と安心しつつ、雲の下のあきらかな大雨で別の心配が・・・!
この季節この気温でびしょ濡れはかなり辛いぞ。
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雨を覚悟したものの、幸いにも雨はルート上にはかからず、ドライのまま帰宅できました。
前半の絶景続きと美味い飯、最後のがっかりでオチもついて、本日の走行距離は冬場としては結構がんばった500.3kmでした。
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ODOは93824kmになりました。
ツーレポ書いてて日付変わってしまった・・・
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