BikeBlog [Full Notch !]

最盛期は月間平均3000kmほど走ってた関東在住ライダーのツーリングBlog。

ツーリングレポートやKawasakiの話題を中心に書いていきます。

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成人の日も晴れ。
成人式はとうの昔に済ませたおじさんは、富士山をぐるっと回って気になっていたスポットをめぐるツーリングをしてきました。
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走行ルートはこちら




 



今回は最後に富士五湖周辺を回りたいと思っているので、一番暖かい時間に帳尻が合うよう狙って7:30の出発。
空はすでに朝焼けを終えつつあり、黄色から青へ移り変わっていきます。
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遅く出発するとたくさん眠れますし、気温も上がるのですが、渋滞もはじまってしまいます。
首都圏発のツーリングだと、1時間遅く出たら1時間半遅く到着するのがいつものケース。
この日は三連休最終日というだけあって、混雑はしているものの渋滞にまではなっていませんでした。
泊まりがけの旅行なら、今日は帰る日ですからね。
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海老名を越えると交通量は減り、自分のペースで走れます。
空気の透明度は上々で、今日も富士山はよく見えますね。
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昨日の走行より1時間遅い足柄の通過は、2度上昇して氷点下2度。
寒いのは寒いんですが、この2度の差は大きい・・・
今日は慣らし運転のことを気にしなくていいため、御殿場からは新東名に入り、さらに西へ。
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愛鷹山をぐるっと回り込み、海岸線に近づきます。
眼下に沼津の市街地が見えたところで、駿河湾沼津サービスエリアにピットイン。
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午前9時のSAはすでに賑わいが始まっていました。
気温も3度か5度くらいまであがり、バイクを降りて歩くと固まった体がほぐれます。
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凍結が怖いのであまり早く行動できない反面、混雑が嫌で早く帰りたい。
このジレンマを打ち消すために、朝昼兼用という選択で少し多めに朝食を取ります。
今日は連休最終日なので朝の下りは混雑がマシでしたが、逆を言えば夕方の上りはピークですからね。
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炭水化物+炭水化物の朝食でしっかり栄養を補給したら、そのままSA併設のスマートICで下道へ降ります。
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駿河湾には朝靄がかかっており、湾の向こうにある西伊豆の稜線が海から浮き上がって見えます。
海に向かって降っていき、東名高速・新幹線・国道1号、3つの東海道を越え、4つ目の東海道である在来線の東海道本線に向かいます。
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東海道線の原駅の南側を、少し東に走った地点。
目的はこの観音様・・・
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ではなく、脇にあるこの思わせぶりな敷地です。
よくよく見ていただくと分かる通り、観音様の真横でぶつ切りになったレールが見えます。
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反対側、原駅方向を見るとこんな感じ。
こちら側にもレールが伸びており、東海道線と並行して走っています。
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このレールは、原駅から東へ向け、図書印刷の沼津工場まで伸びていた専用貨物線跡。
専用線であるが故に敷地の所有がJRではないからなのか、こうして立ち入り可能な状態で残されています。
JR所有だったら残して使うなり、レールを剥がして活用するなりすると思いますし、そもそも鉄道敷地なので立ち入りは禁じられるはずですからね。
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距離は短く、1kmほど。
途中で立ち入り不可な場所を挟むので全て見てあるくことはできませんが、踏切がいくつかあるため全体を断片的に眺めることができます。
終端にある工場は、海岸沿いの県道380号と東海道線を挟むような形で今も存在し、現役で稼働しています。
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線路は工場敷地の北端に入っていましたが、石垣に突き刺さるような形で無造作に残存区間の終端を迎えます。
建設当時は原町工場と呼ばれていたこの沼津工場への専用線は、JRが国鉄に民営化する前には廃止されていたようです。
そう考えると40年近くそのままになっているんですね。
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工場の向かいはごらんの通り、近隣の家屋の駐車場になっています。
・・・ここ車庫証明取れるんだろうかw
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右が現役の東海道線。
ちゃんと柵もされているので、こちら側が敷地外であることがわかります。
レールはそれなりに重い規格、つまり背の高いものが使われているので、リッターバイクで斜めに乗り越えるのは大変。
並行してどこまで行けるか入っていってみましたが、途中からは枯れ藪が深くて走行はちょっとつらいですね。
民家の裏庭のように使われており、住人の方にお会いしたので会釈してしずしずと引き返しました。
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不思議な廃線跡をあとにし、コンビニでコーヒーブレイクして押し歩きで上がった息を整えます。
ちょうど10:00を回った頃合いで、国道1号線を西に向かって走行再開。
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走るにつれ、愛鷹山の西側の稜線に隠れていた富士山が顔を出し・・・
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徐々に全景が見えてきます。
画面中央右の巨大な並行の高架道路は新東名の中里橋でしょうか。
地平付近には他の2本の東海道も通っているはずですが、見えません。
とにかく新東名は土木の規模が段違いですね・・・
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国道は吉原で新幹線と並行。
ものすごい速度で追い抜いていく新幹線とちょうどランデブーできました。
昨日写真を撮っていた場所もこの周辺ですね。
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富士川を渡った直後、右岸に沿うように北へ進路を変えます。
浄水場の向こうにまた富士山が見え始めました。
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県道396号は富士川の市街地を抜けて北へ走り、東名富士川SAの脇を通り抜け、県道10号に変わります。
このあたりは河原の狭い場所にSA、スマートIC、道の駅、工場地帯までもが密集していて、なかなか面白いですね。
富士川SAの上りには観覧車もあるみたい。
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富士川と富士山をのぞみながら北上。
今日は雲もかかっておらず、沢筋の1本1本までよく見えますね。
冷え込んでいるはずですが、地表と同じくしばらく降雪がないようで、北面はずいぶん雪が溶けていますね。
東名と新東名のちょうど間くらいには、新しく富士川かりがね橋の架橋工事も行われていました。
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県道をずんずん進み、富原橋でふたたび左岸へ。
隣には旧橋の立派な橋脚が取り残されていました。
旧橋は1930年完成の吊橋で、新橋は1956年ということは、旧橋はわずか26年しか使われなかったんですね。
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県道10号は新内房橋で再び右岸に戻りますが、そのまま県道398号で身延線沿いの左岸を走ります。
すれ違いに気を遣う狭い道をゆったりと走行。
川砂利が堆積しまくって河床を広げまくっている富士川、もはや水流が見えない。
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稲子駅の脇で国道469号に移ったら、そのまま川沿いの走行が続きます。
ここで県境を越えて山梨県へ。
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次の十島駅の脇で県道10号がふたたび左岸に戻ってくると、これに合流。
少し走ったところに見えてくるのが富士川第一発電所です。
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発電所の脇の道は町道になっていて、少し奥まで入っていくことができます。
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タービンを回した水が放流されてくるトンネルが間近で見えます。
まるで扇形機関庫みたいで格好いいですね。
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その脇はちょうど身延線の線路に沿うような道になっているので、時間潰しついでに列車の通過を待って1枚。
身延線は集中的に工事をしているようで、沿線あちこちで工事の人を見かけました。
もう少し奥に踏切もあるのですが、お邪魔になってもいけないのでこの辺で妥協。
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撮影した甲府行きの身延線に追いつき、並走しつつどんどん北へ進んでいきます。
富士山が見えなくなったとて、眺望の主役は山。
富士川は釜無川や笛吹川が合流して甲府から流れてくる川なので、富士山はもう手前の山々の向こう側です。
「富士川」なのに富士山に源流がないのちょっと詐欺っぽくないですか?w
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延々と山間の小さな街をつないで走ってきて、久々に沿道が賑やかになってきたら、身延の中心地です。
ここで県道は9号にチェンジ。
しっかしまあ、オフシーズンとはいえ、連休の11:30だというのにこの駅前の商店街の寂しさよ・・・
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少し走ると見えてくるのは巨大な仮設桟橋。
これは山側を走る中部横断道路の、下八木沢第一トンネルやその南側の切り通しの建設用ですね。
紆余曲折あったもののもう開通済みで、工事は終わっているはずですが、そのままになっているということは何かに使っているのかな。
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開通前の航空写真だとこんな感じに写っていますね。
スクリーンショット 2023-01-09 19.18.02


次に賑わいが見えてくると、波高島。
ここで身延線は富士川を一度離れ、常葉川沿いに東の山へ入っていきます。
あわせて県道9号は本栖みちこと国道300号につきあたり、同じく東へ。
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本栖みち、というからには本栖湖に向かう道なのですが、そのまま登っていくまえに寄り道です。
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県道415号に逸れて下部川沿いに走り、見えてきたのは下部温泉街。
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寄り道の先は、このトイレ!
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ではなく、その向こうに見える下部温泉会館です。
温泉街自体は川に沿って折れ曲がり、さらに上流まで続きます。
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こちらはいわゆる日帰り温泉施設ですが、特徴的なのは公営であること。
地元の商工会が運営していて、会議室やホールも併設されているようであり、温泉会館という名前も頷けますね。
入浴は大人500円、身延町の町民であれば400円です。
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いつもカバンに放り込んでいるタオルを土曜日に使って洗濯したまま、新しいものを入れ忘れたのでタオル購入。
ご当地タオルだったので土産として許せるかな。200円なり。
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公営の浴場らしく、シンプルでこじんまりとした印象で、お風呂は屋内のみです。
しかしながら施設・浴室ともにきれいに維持管理されていて好印象。
自分が入って数分後に他の方達が入浴を終え、後半は独占一人風呂でした。
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が、残念なことに今月末で閉館となります。
これを知らずに訪れたので、ギリギリセーフだったということですね。
割と満足度が高かったのでちょっとショック・・・ですが、帰宅後に調べたところ、どうやらこれは発展的解消のよう。
というのも、4月には下流にある下部温泉駅前に新たな町営の日帰り温泉施設がオープンする予定だから。
雪降っちゃうと来れない場所ですし、次に来る時は新施設かな。
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温泉でたっぷり温まって、ロビーでコーヒーブレイクも済ませたら、時間はもう13:00。
次へ向かいます。
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本栖みちに戻り、常葉川沿いに山を登ります。
ここからのルートがまさに「一番暖かい時間に帳尻が合うよう狙って」いた場所。
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いやー、お昼過ぎでもこれですか!
前からバイクが来ていること、国道であることから凍結はないと思われますが、それも凍結防止剤の濃密な散布があってこそ。
道路管理者様ありがとうございます・・・
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このあたりでも目立った降雪はないようで、雪こそほとんど詰まっていないものの、擁壁から流れ出た水や側溝はばっちり凍っています。
路面も妖しく黒光りしていて、細心の注意をもっての走行。
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そこまでしてなぜこの道を登るのか、というと、これが答えです。
甲州いろは坂こと中之倉峠を上る、中之倉バイパスが昨年末、12/18に一部開通しました
この道は幾度か通るたびに追いかけていたこともあり、走っておきたかったんですよね。
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リッチに作られた橋や擁壁を贅沢に駆け上がります。
これまでの道はかなり狭隘かつ折り返しの激しいものだったので、一般車には随分と助かる改良です。
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登坂車線まである嬉しい上り坂。
向かいには通行止めとなった旧道の九十九折りが見えます。
あれはあれで、相当労力をかけて作られたことがわかりますね。
あちらからこちらを見ると、こんな感じ
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路肩の擁壁には開通記念のステッカーもつけられていました。
開通式か何かで使ったやつの流用かなw
しかしこれ、機器箱の床面が水平になるように撮影したのですが、勾配が相当ですよね・・・。
地形が険しく、目的地が登った先だからトンネルで抜けるわけにはいかず、となると、ある程度は仕方ないんでしょうね。
まーでもこれ、凍結したらマジで地獄です。
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目立つところは地表の巨大擁壁ですが、土木的な目玉は2本のトンネル。
下からだと灯第二トンネル、灯第一トンネルとつづく、左カーブしっぱなしのトンネルです。
第二トンネル内に白くカバーされた標識がありましたが・・・
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第一トンネルと第二トンネルの間に旧道が横切っていることから、おそらく交差点注意の看板でしょう。
バイパスの途中にいくつか集落があるので、そのアクセス路等も整備が必要なことから、順次進めていっているものと思います。
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抜けたらまた左カーブのトンネル。
そんなに曲がってどこへ向かうの・・・と思いきや、明かり区間をあわせて変則的な360度ターンを決める線形となっています。
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トンネルを抜けたら旧道と合流。
超狭隘な4本のヘアピンをバイパスで解消しましたが、残念ながらまだ山の上半分は未改良です。
いやまあ、残念ながらとかいいつつ、バイクではぐちゃぐちゃした道のほうが楽しいんですけどもw
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ということで残りの区間を走っていきます。
一般的に標高が高いほうが気温は低いのですが、下部あたりの場合は谷が深くて日当たりが悪いので、むしろ開けている高いところのほうがコンディションは良いです。
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生き残った甲州いろは坂区間をスイスイと駆け上がります。
いつなんどき凍結していてもいいように、安全速度で。
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見上げていた山の稜線が気付けば目線の先や下。
下部温泉の280m程度から、本栖湖の900mまで一気に600m近くを稼ぎました。
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稜線まで来たら、比較的走りやすい平坦区間。
トンネルを抜けてトンネル。
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そしてもう一本抜けると・・・
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やぁ、ひさしぶり。
野口英世の後ろ頭でお馴染みの本栖湖富士です。
富士川から先、眼前にそびえる山の背になって見えなかった富士山ですが、その山を直登して稜線から望むというパワープレイなのが本栖みちです。
自転車で上がった女子高生キャラ、とんでもないゴリラ設定ですよ。
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とりあえずこれで目的達成。
本栖湖の東岸へまわって、湖畔で一息いれたら13:30。
あとは帰路です。
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富士五湖周辺、青木ヶ原樹海を抜けて東へ。
この辺は観光バスもウヨウヨしているので凍結がないことは確実なのですが、代わりに砂が大量に撒かれていて別の意味で怖い。
アスファルトの上にサラサラの砂とか実質オフロードみたいなもんです。
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雪だか塩化カルシウムだか砂だかなんだかわからないけど、とにかく汚い路面を踏み締めていきます。
人がすくなければ富士五湖をめぐってもよかったのですが、海外旅行客も入ってきていますから、さすがに結構な人出ですね。
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大人しく国道139号で東へ突っ切り、河口湖・富士吉田の中心地へ。
ガソリン残量はそのまま帰宅できるかできないかの瀬戸際だったので、渋滞が発生した場合のことも考えて給油。
そのまま河口湖ICから中央道に乗り、そのままストレートに帰宅。
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この日の走行距離は394.3km。
燃費21km/Lだったら無給油で帰ってこれた計算ですが、公道チキンレースはよくない。
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ODOは95911kmになりました。
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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. おざさん
    • 2023年01月21日 12:18
    • 5 ゆるきゃん見てから、一度下部あたりを走りに行きたいと思っていたので凄く参考になるルートですね~
      さすがにこれから2月末くらいまではデンジャラスな道になるので、春までは待ての姿勢で待機ですが(笑)

      暖かくなったら、ぜひこの富士山一周コース走りに行きたいと思います
    • 2. 守口大根 大根
    • 2023年01月22日 01:07
    • >>1

      富士周りは春・夏のコースですね笑
      朝霧高原のソフトクリームが美味しい季節にぜひどうぞ。
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