車検上がったあとの本格ツーリングは晴れ模様を待って、群馬県方面を重点的に走ってきました。
ルートは分けて前半と後半でこんな感じ
出発は5:00。
ちょうど夜明けを迎えた東の空を横目に、ぐるりと外環道を回って東北道へ。
今日は寒波が来てやや涼しい一日とはいえ、この時間でもしっかり気温はあがってきていて、快適な走行。
念の為持ってきたインナーは使わずに済みそう。
集合は蓮田SA6:30ですが、120km/hに上がった東北道の効果もあって早めの到着。
サンプルを見ずに豚汁定食を購入したら納豆がついてきて、納豆好きとしては歓喜。
朝から腐った豆を頬張っている最中に無事集合し、ツーリングスタートです。
先頭の画像のとおり、今日はGSX-S100GTとの2台体制。
重量級ツアラーの編隊ですがゆったりと行こうということで、加須ICで下道に降りて、国道を走ります。
国道354号、国道17号と乗り継いで、利根川を渡って群馬県へ入ります。
まず目指すは正面にそびえる赤城山。
県道16号で南面から赤城山麓を登っていきます。
時間は8:00をまわって空は青々としており、花桃だか菊桃のピンクが映えます。
ヘアピンに次ぐヘアピンでガンガン標高を上げ、下界はもうあんなに遠く。
空気は濁っているとも澄んでいるともいえませんが、天気がいいことは間違いありません。
長く並行に残る飛行機雲が、上空の気温の低さを物語ります。
どんどん標高をあげ、気温は3〜5度くらい。
平地では真冬並みの気温ですが、幸いにも日差しが強くて額面ほどの寒さは感じません。
大沼の手前、ビジターセンターの駐車場で一息。
ここで時間は8:30をまわります。
ホットコーヒーが沁みる。
今日は山道を楽しむことが目的なので長居はしません。
大沼の湖畔を少し走り、登山客を横目にすぐに峠を降ります。
県道4号をミニバンの後ろについてゆったり走り、西へ。
頂上付近では枯れ枝が目立ちましたが、降りてくるとまた花が目立つようになります。
季節の変わり目のこの標高差による景色の差は、山道ツーリングの楽しみの一つ。
国道353号に折れたら、渋川市街のわずかな平野を挟んで、榛名山を望みます。
次に向かうはあの山のてっぺん。
どんどんと近づいてくる市街地を見下ろす、きもちのいい高原道路。
交通量は思ったより少なく、ペースのいい走行が続きます。
コンビニで休憩を挟み、坂東橋で利根川を渡ったところで時間は9:30を過ぎます。
平地に降りてくるとずいぶん暖かいですね。
綺麗な芝桜が点々と広がる榛名の山麓を走り・・・山に登る前に寄り道です。
やってきたのは松島屋。
ちょっと遅い朝食か、ちょっと早い昼食か、水沢うどんをいただきます。
開店の10:00少し前に到着し、一番乗りの入店。
落ち着いた明るい店内は、まだ肌寒いのでストーブが稼働中。
注文は、太めでつるんとした質感が特徴である水沢うどんの食感を活かす、ざるうどん。
朝食を多めに食べたため、お米のつかない竹セットにします。
つけ汁は醤油/山菜/なめこ/胡麻と揃っていて、もみじおろしや柚子の薬味も入れてお好みの味で。
天ぷらは50円増しでまいたけ天にしました。
腹ごしらえをすませたら、間髪入れずに山道へ。
伊香保の温泉街を抜けて県道33号を走ります。
車列と距離をとりながらスイスイと登って、榛名の名物とも言える眺望のいい直線道路でシメ。
都内では3週間も前に散った桜が、ここでは満開の一歩手前といったところです。
赤城とおなじく、榛名もタッチアンドゴー。
榛名湖の湖畔に立ち寄ることすらなく、県道28号で山を降ります。
しかし平地までは降りず、途中で林道東榛名線へ突入し、裾野を時計回りに走ります。
緑の木漏れ日が美しい林道は、まさに春真っ盛りの景色といえるでしょう。
林道をぐるりと回って、再び県道33号へ。
さきほど東から登った道路の反対側、今度は南南西の斜面からの登りです。
榛名神社の立派な鳥居をくぐって、上へ上へ。
二度目の榛名山頂上、今度は榛名湖もしっかり見えます。
次は県道28号で北西へ下り・・・るつもりが交差点を間違え、せっかくだからと榛名湖を一周。
湖畔には大量のスイセンが咲き乱れ、見頃を迎えていました。
これは怪我の功名といってもよいでしょう。
一周回って時間はちょうど正午を過ぎたころ、県道28号へ改めて入ります。
気持ちの良いヘアピンをこなしながら下界へ。
そのまま道なりに吾妻側を渡り、郷原の駅前を左折して国道145号に入ります。
八ッ場ダム周辺の付け替え道路を快適に流して、更に西へ。
今日も山肌からぽっかりと突き出た特徴的なシルエットの丸山が目を楽しませてくれます。
ダム湖もすっかりエメラルドグリーンの春の装い。
気温もぐんぐん上がってきて、快適なツーリング日和です。
そのまま吾妻川を遡上、長野原の中心部へ。
ツーリングの定番である草津方面へはまだ早いため、羽根尾で左折。
国道146号を南へ折れます。
ここは桜並木の美しい道ですが、今年はシーズンを過ぎてもう葉桜です。
2016年はほぼ同じ日にちょうど満開だったのですが、なかなか上手くはいかないものです。
しかし落胆することなかれ、その先は著名な避暑地の北軽井沢。
どんどんと高原に近づき、涼しくなって桜も息を吹き返します。
沿道の見事なしだれを見て走り、時間は13:00を回ります。
北軽井沢交差点付近のいつものコンビニで小休止。
ちょっと肌寒いですが、インナーを増やすほどではなさそう。
ゆったりと休憩を挟み、最後の峠道を走ります。
北軽井沢からは東に進路を向け直し、二度上峠へ。
最後、かつ一番気温の高い時間帯にここを走る試みは大成功。
楽しいペースで前走車ともほぼあたらず、峠道をスイスイと下ってどんどん進みます。
路面状況を確認し、バイクを操作し、おまけにインカムで会話までしていると脳汁がどばどば出て、あっというまに時間が過ぎます。
気づけば国道406号との交差点に達し、楽しい山道行脚は終了。
時間は14:30、まだ明るいですが渋滞が本格化するまえに帰りましょう。
最後は朝ぶりの国道17号を経由して前橋から関越道に乗り、まっすぐ帰宅です。
赤城山へ1度上がり、榛名山に2回上がって長野原から北軽井沢をぐるっとまわり、群馬県中西部を舐めるように走りました。
車検時に変更したサスペンションも体に馴染んで、距離はほどよく490.4km。
ODOは102035kmになりました。
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