ツーリングBlog [Full Notch !]

関東を拠点にあちこち旅する在住ライダーのツーリングレポート。

交通量の少ない山深い道や交通関係施設、史跡などが好物。

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→Ninja1000 SX(20)と乗り継いでいます。



お盆は混雑や台風の影響もあったので自宅でゆっくりし、月末に遅めの夏休み。
平日の火曜日に軽く高原を走ってきました。
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ルートはこちら

 




前日は21:00くらいまで車で走っていたので、出発は遅めの4:30。
外環道を回って関越道を進みます。
寄居あたりで時刻的には日の出を迎え、藤岡あたりで太陽が雲の上から顔を出しました。
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朝日で浮かび上がる榛名山の稜線を正面に見つつの進行。
この日も最高気温は35度近くまであがる予報ですが、早朝は半袖にメッシュジャケットだとやや肌寒いくらい。
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渋川伊香保で下道に降りるころ、時間は6:00を周ります。
国道17号・県道35号と経由し、上信自動車道こと国道353号へ入って、向かうは吾妻峡方面です。
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一部だけ開通した上信自動車道は無料で、今は実質ただの国道BP。
朝の山間部を気持ちよく流し、スイスイ進みます。
まだ通勤時間でもないので、交通量も僅少。
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上信自動車道の開通区間を端まで走ったら、県道35号に戻って吾妻沿いを進んでいきます。
特徴的な丸岩の見え方を見る限り、今日は空気もそこそこ綺麗な様子。
今日は白根山方面には行かないつもりでしたが、この天気で登りたくなってしまい、予定変更を決意。
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順光になる西を見ると先ほどの写真ですが、同じ橋の上から逆光の東を見るとこんな景色。
早朝はまだ太陽が低いので、くねくねした道では景色が目まぐるしく変わって面白いです。
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長野原草津口からは国道292号へ折れて北へ向かいます。
ほどよい登り勾配とカーブの続く道を楽しみ白砂川を遡上。
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白根山に上がるには直進ですが、その前に最初の目的地へ寄ります。
国道405号を野反湖方面へ。
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行き止まりの国道をすいすい走って六合(くに)の集落で県道55号に折れます。
白砂川にそそぐ長笹沢川沿いに少し走ると、見えてくるのが・・・
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こちら。
もったいぶりましたが、尻焼温泉の駐車場です。
時間はここで7:00を回った頃ですが、早くも車が。
近づいてみるに、車中泊とおぼしき車ですね。
車中泊・テント禁止の看板があるんですけどねー。
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尻焼温泉自体は、数軒の温泉旅館がある小さな温泉地。
しかし旅館とは別に特徴のある温泉が1つあり、そこが著名なスポットとなっているので、今日の目的はそこ。
駐車場にバイクを置いて、さらに川を上流方面へ徒歩5分ほど。
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県道の脇から小道を降りて、川岸へ入ります。
好きな方には大変有名なスポットで今更ですが、ここが尻焼温泉の「川の湯」です。
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川風呂とも呼ばれ、その名の通り、川がそのままお風呂になっています。
温泉自体が川底から沸いているため自然に川が入浴可能な温度になるんですね。
自然の川を石堤である程度溜め池のようにしてありますが、基本は川そのものなので、増水したり天候が悪いと入浴不可になります。
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川なので入浴は無料ですが、川なのでシャワーなどはありません。
脱衣所も内湯の囲いと兼用の小さなもので、油断したら湯船にドボンする狭さ。
変わったスポットが好きな人向け、という感じですね。
近接する内湯以外は水着入浴可の混浴なので、旅館に泊まったついでに離れとして入るか、温水プール気分で使うのがいいかもしれませんね。
この時は男性2〜3人がいるだけだったので、露天風呂スタイルで満喫させていただきました。
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お湯自体は、場所によって温度のばらつきもありますが、この日は適温。
川風呂として入浴可能なエリアは上段下段の2エリアで、川底には苔がたっぷり生えていてよく滑るので注意が必要です。
とても広くて対岸まで泳ぐこともでき、深いところは余裕で立って入浴できるくらいの水量があります。
しかし人気スポットなので休日に来てしまうと芋洗い状態らしく、平日の休みに満を持して来てみたのでした。
谷底にあるということもあって、7:30を過ぎてから徐々に日光が差し込んでくるまで薄暗い様子だったので、季節にもよりますが日の出から2〜3時間後に来るのがよさそう。
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さて、1時間ほどだらだらと風呂を楽しみ、再び出発です。
国道292号との分岐まで戻って、草津方面へ。
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峠の九十九折りを登って登って草津町に入ります。
その先は天下の草津温泉の中心街。
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温泉のあとさらに温泉、というのはさすがになく、草津の温泉街をスルーして志賀草津道路へ。
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白根山の草津側は予想していたより雲が垂れ込めており、やや不穏な雰囲気。
曇っていれば行く意味もないなあ・・・と思いつつ、うっすら切れ目から青い空が見えているので、上まで行ってみることにします。
休日は観光客が少ない代わりにお仕事の車がいるので、ペースはいつもどおりゆったり。
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上空は雲、下層は空気が澄んでいます。
雲に向かってどんどん標高を稼ぎ、このまま雲の切れ間が現れることを期待して進みます。
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ついに雲の中に入り・・・
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雲の層を抜けます。
目の前の景色の色がコロコロと変わって、まるでタイムラプスでもみているかのよう。
早朝の東西ともまた違う景色の移り変わりです。
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心配は杞憂だったようで、志賀高原側に進むにつれ、どんどん晴れの割合は増していきます。
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分水嶺を超えるころにはすっかり青空で、狙っていた気持ちのいい高山風景が見られました。
奥に見えるスノーシェッドの連続は渋峠の向こう側、その先の稜線に見えるのが横手山ドライブインですね。
ここまで明瞭に見えるのは、幾度も通ってきて初めてかもしれません。
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景色の良さ的に、そのまま湯田中方面へ降りてしまいたくなりますが、先月行ったばかり
タイトルの通り清里にも行きたいので、ここで折り返すことにします。
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帰りがけに寄った国道最高地点は、たった数kmしか離れていないのに真っ白で何も見えず。
山の天気は本当にままなりませんね。
晴れていると、ここからはこういう風に見えます
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帰りもまた晴れと曇りの間を走り・・・
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雲の中へ。
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下界まで降りてくる頃には、時計は10:00近く。
温泉と高原で逃避している間に気温もすっかり夏になっていました。
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長野原まで降りてきたら、吾妻線をくぐって南へ。
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国道146号の起点、羽根尾の交差点で左折してこれを全線走り、軽井沢まで進みます。
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暑さからまた逃げるように高原をつなぎ、ほどよいカーブをゆったり走ります。
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北軽井沢界隈は交通量が休日に比べて如実に少なく、とてもペースの良い走行。
この道でお昼前に前走車に追い付かないなんて、休日では絶対にありえません。
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やっと追いついた車は、観光客ではなくキャベツ満載のトラクター。
ウインカーもブレーキも一切見えないので、注意しつつ後ろを追走します。
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さっくり軽井沢についたら、今度は国道18号を西へ進みます。
ここで時間は10:30。
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まだまだ連日35度ですが、8月も最終盤の水田は徐々に稲穂が黄色く色づきはじめています。
ちょっと前まで9月って、秋のイメージでしたよね・・・
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小諸市に差し掛かったところで南へ折れて国道141号へ。
佐久の市街地は中部横断自動車道の部分開通区間でバイパスすることもできるのですが、ここで水分補給と給油を済ませるべく下道で進みます。
体制を万全にして目指すは正面に見える稜線、野辺山方面の向こうです。
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千曲川に沿って国道はどんどんど南へ進みます。
やや雲が多いのが幸いし、気温はそれほど高くならないまま再び標高を上げていきます。
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市場坂を気持ちよくスイスイと登っていきます。
ここも交通量が少なめで最高!
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雲のかかった八ヶ岳を横目に見つつ、野辺山の高原を走りぬけます。
時間は正午を過ぎ、一番暑い時間にいる場所としては悪くありません。
夏野菜の畑が整然と並んでいて、トラクターが忙しなく動いています。
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可愛く彩られた干し草のバッグも平日は暇そうです。
野辺山周辺での昼食も魅力的なものが多いのですが、今日はこの先に目星をつけています。
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清里トンネルでぐるっと回り込んで清里の駅前にアプローチします。
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駅の少し西側、特徴的なこの建物が今日の最後の目的地。
隣のファミマ裏の駐車場が共有らしいのでそちらにバイクをとめます。
MILK POTはその名の通り、ミルクポットをモチーフとした外見の喫茶店です。
様々記事で紹介されていますが、清里が観光地として最も賑わっていた1980年台に建築され、近年は廃墟となっていたのですが、今年の7月になって復活したのでした。
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建物は元々、道路向かいの緑色の建物の下にあったのですが、歩道整備の一環でこちらに移されたらしいです。
たしかに後ろの蕎麦屋の建物とはアンマッチ感がすごい。
背後の蕎麦屋の建物、さらに右に見切れているお向かいの隆磯亭は引き続き廃墟となっていました。
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店内は美麗にリニューアルされ、近代的なウッド調のカフェ。
ソフトクリーム・クレープなどの軽食販売がメインですが、当時もののグッズも販売しています。
40年前の在庫を引っ張り出したとのことで、多少のシミなどはご容赦とのこと。
見た感じ特に問題なさそうでしたし、「トレンディなアベック」が着ていそうなパステルのシャツとか逆に新鮮でいいかもしれません。
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お昼にはチョコバナナクレープとアイスコーヒーをいただきます。
食事は店内正面のテラスですが、店内が空いていたので店内でいただきます。
食事はクレープしかないので、ガッツリ食べたい場合は食事系のクレープにするか、テイクアウトして他の店舗と合わせるのが良さそう。
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食後はソフトクリームもいただきます。
クレミアも置いていますが、シャインマスカットとミルクのミックスにしました。
メルヘン窓から見える緑の洋館、結構いい雰囲気です。
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本来の予定では甲府まで降りて、柳沢峠経由で奥多摩を回って帰る予定でしたが、渋峠を追加したため、すでに13:00。
通勤ラッシュ時間帯にかぶりたくないですし、割と満足もしたのでここで切り上げることにします。
いつも降りる須玉方面ではなく、長坂方面に降って中央道へ。
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この日の走行距離は561.9km、高速多めですが温泉にも入ったし峠もいくつか超えたし、密度は高めでした。
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ODOは108604kmになりました。
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