11月中は車での旅行やら短距離の散歩、夜間走行ばかりになって、ツーレポになるような走行をしないまま終わってしまいました。
寒くなってはきましたが、12月に入って最初の日曜日、伊豆方面へ足を伸ばしてきました。
朝はフィリピン方面の地震の影響で津波注意報が出ており、解除を待ってからの9:00出発。
遅くなったこともあって首都高〜東名は渋滞模様。
しかしこの時期、早く出たら早く出たで、寒さとの戦いになるので、どっちが快適かは難しいところです。
厚木からは小田原厚木道路へ。
富士山もよく見える晴れ模様です。
休日のこの時間にココを通ると、取り締まりを見かける頻度が半端ないですね。
小田原まで走ったら、コンビニで小休止。
箱根方面に来る時には「いつもの」で通じるセブンですが、来るのは随分久しぶりかも。
小田原からは海岸沿いに国道135号を走ります。
日差しが暖かく、15度くらいあるので快適な走行。
交通量が多いので、根府川のあたりでは山側の迂回路である県道740号を走りつつ進みます。
あちらに見えるは真鶴港か。
真鶴駅の裏側を少しいって、国道に再合流。
最初の目的地である湯河原はすぐそこ。
湯河原に到着したら、メインの県道75号ではなく千歳川沿いに内陸へ入り込みます。
走りやすいのは県道ですが、あちらは商店街といった趣で、対するこちらは温泉街。
レトロな街灯が雰囲気を出そうとしていますが、湯河原温泉はいかにも「温泉旅館」という感じの建物が少ないですよね。
そのまま走っていくと、谷は狭くなり、県道とも合流します。
さらに山手を走っていたオレンジラインも合流してきて、道は一本に収束。
よく通る椿ラインとの分岐を直進すると、向かう先は湯河原パークウェイ。
伊豆箱根鉄道が運営する6km弱の短い有料観光道路です。
ここで時計が12:00を回りましたが、影の長いこと長いこと。
ゲートを潜った先、有料道路との境界ギリギリまでは左右に温泉宿や料亭が立ち並びます。
今年はコンディションが悪くて紅葉の色づきがイマイチだったりする地域も多いですが、さすがに手入れされている施設のそれは美しいですね。
逆借景とも言うべき紅葉のトンネルを抜け、いざ有料道路へ。
東京方面からやってきて小田原から箱根に登るには、箱根新道やターンパイクが最短。
南に行けば十国峠〜あたみ梅ラインも選択肢に入るので、湯河原周辺に用事がないのであれば、正直通る道理はありません。
しかし今日あえてここを通過したのは、2021年7月の豪雨被災による通行止めから復旧したから。
この豪雨災害は伊豆山の土砂崩れで記憶している方も多いと思います。
湯河原側を走り始めてすぐに目につく真新しい補修跡が崩落箇所です。
ストリートビューで見る限りは、緊急避難所をつぶして路盤を山側に移したように見えます。
2年4ヶ月という長期に渡った通行止めですが、崩落の規模を考えると納得。
当該箇所以外にも、舗装や設備がちらほらと更新されていました。
元が1964年にできた道路なので、未補修の箇所の舗装はザラザラでギャップが激しい。
あっという間に通り抜けてしまいますので、料金が普通車600円、二輪400円というのは結構割高。
なんせ15kmのターンパイクが普通車730円、二輪550円ですからね。
まぁ芦ノ湖観光して湯河原に止まる、みたいなプランだと真鶴・小田原方面の渋滞をスルーできる利点はあるか。
箱根まで登ったら、あとは国道1号で三島方面へ。
暖かい西伊豆沿岸をだらだら走るべく進みます。
午後になってやや風が出てきて、空気もダスティになってきました。
霞む三島方面を見下ろしつつゆったり走行。
三島からは三津坂隧道経由で西伊豆に出ます。
亀の甲のような淡島が特徴的でよく目立ちますね。
写真だけ見ると12月であることを忘れるような空と海の青さ。
古宇からは内陸へ入り、真城峠経由で戸田へ降ります。
ずっと湾岸を走ってもよかったのですが、昼食に向けたショートカットです。
戸田に降りたら、深海魚の魚重食堂にIN。
時間は13:15、ちょっと待ってからの入店です。
14:00closeだったので、ちょっと余裕はありましたが、ご飯の都合で私と直後のグループで締切。
ショートカットが功を奏した形です。
メニューはしんかいサメフライをいただきます。
ホロホロと崩れるような白身の深海魚が辛めの味噌汁によく合います。
どうやら深海魚水槽を設置したばかりのようで、周りの方もしきりに写真を撮っておられました。
腹ごしらえが済んだら、あとは沿岸を南下。
タイトルの通り向かうは沢田公園です。
14:30の時点でもう太陽は西陽と言えるほどに低い位置にあり、さすがの12月。
まぶしくて目を細めながらの走行です。
食後のこの日差し、眠くなるんだよなあ
山を越え湾を周り、だらだらと進みます。
時間もあると思いますが、冬場に西伊豆南部に来る観光客は少ないようで、スムーズな走行。
今年の2月にやってきて以来、10ヶ月ぶりの訪問。
ここの秘境感はちょっと癖になります。
この日は自分以外に誰もおらず、貸切風呂。
他の人がこないうちに、絶景の温泉を独り占め入浴!
空がもう完全に夕陽の色ですが、まだ15時なんですよね。
人がいない幸福と引き換えか、悲しきかな、この日は風が強くて、温泉の注ぎ口の水滴が飛沫になって飛び散るほど。
湯に浸かっている間は適温なのですが、四六時中脱衣所のドアがバコバコと騒音を立てる上に、立ち上がると極寒w
まぁでも狭い浴槽で知らない人とすし詰めになるよりは、こういうのもよし。
シンプルに湯船と掛かり湯のシャワーしかないが故、格安の600円+ロッカー100円で入浴できるのも魅力。
景色代載せて、他の日帰り浴場と同じ1,000円でも誰も文句は言いますまい。
30分ほど浸かっているうちに、空はすっかり黄色に染まりました。
日没まであと1時間もないので、ゆったり待ってもよかったのですが、流石にふやけそうだったので撤退です。
日が暮れてからの西伊豆の山の中はちょっと怖いですしね。
明るいうちに狭隘部を抜けるべく、踵を返します。
蛍の光を流したくなるような堂ヶ島あたりを抜けて北へ。
そういえばトンボロ行ったことないなー。
風が強いおかげで駿河湾上は快晴。
しかし、絶景に見惚れていると風で車体が対向車線にもっていかれる・・・
帰りは道を変え、土肥から月ヶ瀬方面へ国道136号で抜けます。
夕日に照らされた錆色のトラスと山肌が美しい。
この時間だけは針葉樹も枯れ木も、紅葉の一部ですね。
月ヶ瀬からは、いつの間にか雲の晴れた富士山を覗き見つつ伊豆中央道、三島からは1号線経由の箱根新道。
狙ってはいませんでしたが、薄暮の美しい富士・愛鷹の稜線が見れて満足の一日でした。
この日の走行距離は422.5km
ODOは11978kmになりました。
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