タイトルの通り、未遂に終わりましたが走ってきました。
先日に引き続き、下道利用の125ccを迎えるために東京西部へ。
気温が上がったことと、土曜日の夜に早く眠れたこともあり、4:00に自宅を発ち下道で向かうことにします。
深夜の静かな都心を抜けてスイスイ進み、肩慣らし。
5:30ごろに多摩川を渡って日野へ。
バイパス沿いのコンビニに6:00集合です。
予定通りの集合のあとは、甲州街道をゆったりと西へ進みます。
最近ソロも含めて甲州街道使い過ぎ・・・
上野原を抜けてさらに西へすすみ、もう一つの集合場所へ。
7:30の約束通りコンビニでもう一台と合流し、やってきたのは、猿橋。
2016年に一度車で訪れたことはあったのですが、バイクでは初訪問です。
防州は岩国の錦帯橋、越中は新川の愛本橋と並び、日本三奇橋に数えられる、甲州街道に架かる橋です。
両岸の渓谷の岩に穴を穿って差し込んだ刎ね木(はねき)に更に刎ね木を足し、どんどん重ねて両岸を繋ぐという面白い構造。
橋自体は7世紀ごろからあるとされていますが、遅くとも1756年からはこの構造だったようです。
現在の橋は鋼桁とコンクリート基礎の模造ですが、これは1984年と近代のもの。
訪れたのは橋というより、橋の脇にある猿橋公園の桜が目当てでしたが、タイトルの通り満開予報が前週に後ろにずれ、今日は花見とは無縁の歴史観光となりました。
猿橋を見てからはさらに西へ進み、山間を縫っていきます。
この日は都内・甲府とも最高気温が25度を超える夏日の予報。
つい先日まで最高11度とか言っていたのが嘘みたい。
まぁその「寒の戻り」のせいで桜の開花が遅れたのですが・・・
8:30ごろ、まだ日陰の深い谷間を抜けて、温暖な甲府盆地に入るべく、笹子峠を越えます。
峠の向こうは一面の青空晴れ模様。
この時間でもすでに暖かく、開花予報とは裏腹に天気予報は当たりそう。
フルーツラインに入り、景色を横目に見ながらゆったりと走行です。
ビギナー125ccを間に挟んで1000ccが2台の編隊。
見下ろす甲府盆地とその先の南アルプス。
春らしく透明度はそれほど高くないものの、空はすかっと快晴です。
桜はまだ1〜2分咲きといったところですが、梅や李などは見頃を迎えています。
左右に目を凝らして花をつけた木々を探します。
視界を彩るのは芝生の青より少し先にやってきたホトケノザの紫の絨毯。
調べてから知ったのですが、春の七草であるホトケノザ(コオニタビラコ)とこの花(サンガイグサ)は別物なんですね。
桜が満開ではないことを承知の上で、先週に引き続き勝沼ぶどう郷駅へ。
駅周辺の桜並木はご覧の通り、一部の花だけがかろうじて開き始めた頃合い。
今日の気温を考えると、もしかしたら午後に来てみたらちょっと状況は違うかもしれません。
しかし、この気温なら、少なくとも来週末には満開になりそうですね。
このツーレポ読んでいかれる方はぜひ。
日当たりがよかったり、開花の早い株はこんな感じで、本当に惜しい・・・というタイミングでした。
満開が見たい方は2022年の記事をどうぞ。
駅から向かいの斜面を見通すと、一部の斜面だけ綺麗な桃色になっている区画があったので寄ってみることに。
ぐるっと回り込んだ先は、甲州市の施設である勝沼ぶどうの丘。
この一体の花は李なので、満開から葉桜へという一周早い開花状況でした。
視界一面の、とは言い難いですが、まずまずの眺め。
手ぶらで観察するのも悪いので、少々の買い物もしておきます。
時間はここで9:30をまわり、早くも汗ばむ陽気。
ぶどうの丘からは、フルーツラインに戻って甲府盆地の東側をぐるっと巡回。
どこを走っても一大パノラマです。
山の高いところに梅・李がちらほら見えますが、さすがそこはフルーツ王国甲府、果樹として育てられているところが大半であって、花見目的ではない場所が多いです。
そんな中、藤木地区の道沿いに美しい一本木を発見。
せっかくなのでしばらく停車してささやかに花見。
北の方まで回り込んでくると、富士山の頭も見えてきます。
木〜金曜日に降雨があったこともあってか、依然深い雪に包まれていますね。
さらに走って11時ごろ、気の早い桜のトンネルに出迎えられてやってきたのは・・・
県の施設、笛吹川フルーツ公園です。
今日はこの中、敷地の中でも標高の高いところにある・・・
やまなしフルーツ温泉ぷくぷくにやってきました。
高台から甲府盆地を一望できる露天風呂が売りの日帰り温泉施設です。
ツーリングでの来場が推奨されており、フロントにヘルメットを預けることでタオルセットレンタル300円が無料になるツーリングプランも用意されています。
ヘルメット預かりのロッカー代がかかってもおかしくないところ、逆に割引とは親切すぎ。
入館料金は土日休日やハイシーズンで1,100円、平日は930円です。
県の施設なので、県民はそれぞれ900円と820円。
1時間ほど入浴し、コーヒー牛乳をぶっこんで、ちょうどお昼時。
フルーツ公園内のレストランに行ってもよかったのですが、風呂上がりというのは動きたくなくなるもの。
温泉内にある、お食事処 雲亭でめいめいに好きなメニューをいただきます。
ほうとうなど地物もある中、あえてカレーを食う。
食事が終わったら、あとはまったり帰路につきます。
大菩薩ラインから柳沢峠経由で東に戻るルートへ進みます。
お昼を過ぎて、心なしか沿道には開花している花々が増えた気がします。
引き続き景色を楽しみつつ山を登ります。
その先柳沢峠までは順調に登りましたが、その後同行者にトラブルがあり、現地でバラけて帰宅することに。
花見のシーズンも外し、締まらない幕引きとなってしまいましたが、温泉散歩ツーリングと銘打ったならまぁよし。
ルートとしては予定通り丹波山〜青梅と国道411号をつないで帰宅です。
この日の走行は330.7km
ODOは114559kmになりました。
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