Ninja1000SXも4年半と長らく乗っており、各所に損耗がでてきました。
その中でもこの数シーズン気になっていた、グリップの摩耗対策をしましたのでご紹介。

ご存知のとおり、Ninja1000SXは純正標準でグリップヒーターが装備されています。
薄型で握り心地を損なわず、しかもよく温まるという非常に優秀なパーツです。
しかしそれがゆえ、オンラインストアで新品パーツを購入すると片側9,251円、左右で18,502円と、なかなかの高級品となっています。

社外製品だと、巻くだけのタイプなら3,000円くらいからありますし、一体型でも10,000円を切ることを考えると、おいそれと買い替えたくはありません。
そんな高級装備ですが、さすがに11万kmも乗っていると、目に見えてすり減ってきます。
グリップヒーターはその特性上、どうしても温度が上がるので、ゴムがやわらかくなってなおのこと減りやすいんですよね。
特に左側はクラッチを握るために力が入りがちなことや、回転しないので常に同じ位置に荷重がかかることもあり、もう完全に溝が消えてしまいました。

右側、スロットルを回した裏側と比べると一目瞭然。

完全に擦り切れて熱線が露出して雨でショートでもすれば一大事ですし、背に腹は変えられぬ、ということで次の車検あたりで予防交換も視野に入れていました。
しかし、先週のマスツーリングでお店の常連さんがやっていたクレバーな対策を真似させてもらいました。
それがこれ。

テニスのグリップテープですね。
バイクのハンドルよりはるかにハードな使い方をすることが想定されたグリップテープなら、たしかに安心。
もちろんバイク用のバーテープもありますし、自転車用や野球のバット用など他のスポーツ用品も使えると思います。
価格帯や色、質感など、好みのものが選べるのもいいですね。
私は今回、量が多過ぎないこと、固定テープが付属していること、それなりに有名なメーカーということでwillsonのものをチョイス。
3本でおおよそ800円なり。

裏表ともに保護フィルムを剥がして巻くだけ。
斜めカット済みなので綺麗に巻きやすいのもよし。
スロットルを捻る方向に力がかかるので、手前に向けて巻いていくほうがよさそうですね。

くるくると巻いて、最後に固定テープで止めるだけ。
作業時間わずか10分くらいです。
少し分厚くなるから、ヒーターの効きが変わるかも?という懸念はあるので、冬を待って検証したいですね。
もちろん、メーカーに保証されるような使い方ではないので、自己責任でどうぞ。

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