5/5子供の日、この日も天気がよいということで、ソロでツーリングしてきました。
行き先は「XX最高地点」と箔のついたスポット2つ。

ルートはこんな感じ
出発は4:00。
もう1時間早くてもいいかな、と思ったのですが、夜そこそこ冷え込んだので日の出の時間を織り込みます。

昨日に引き続きスタートは関越道。
外環道から関越に入り、高麗川・越辺川を渡るあたりで日の出。

朝イチコーヒーをがぶのみしてしまったので、高坂で早々にトイレ休憩。
トイレの蛍光サインが昭和っぽくて良い。

藤岡JCTからは上信越道に分岐し、西へ。
GW真っ只中とはいえ、後半の中日なので朝の渋滞は軽めですね。

上信越道は標高がぐんぐん上がり、内陸へ進んでいくので冷えます。
佐久平でもう一度トイレ休憩を入れ、先へ進みます。

佐久小諸JCTを直進し、上信越道をさらに北上。
ここで時間は6:00を回ります。

拓殖JCTまで上信越道を走ったら、長野道に合流。
これを北行きに走り、信州中野ICで下道。
朝イチの250km高速走行は痺れる・・・(物理的な意味で)

ここからは山道に入るので、まず給油。
24h営業のセルフスタンドでガソリンを満タンにし、県道29号へ。

この道は、志賀中野有料道路・・・だったもの。
1995年に開業して平成7年(1995年)から令和7年(2025年)までの30年間営業したあと、今年の3/15に料金徴収を終了して無料化されています。
二輪は当初250円、値下げ実験の開始後は100円で通行できる3kmほどの短い有料道路でした。
料金所は早くも撤去作業が始まり、もう半分しか残っていないですね。

ナビの案内上ではまだ有料道路になっています。
首都圏だと即日反映されたりするのですが、地方の小さい道路だと何ヶ月かかかりますね。

元有料道路区間を通過し、そのままの流れで国道292号へ。
上空の空気はやや湿っていそうですが、降水確率は低めで、空気は澄んでいます。

さすが信州中野までくると、まだ桃や桜の花が残っていますね。
ここからは志賀高原に向け登っていきます。

琵琶池を越えてさらに標高をどんどん上げていきます。
そういえばここもかつて有料道路だった区間ですね。
1992年無料化とのことで、さすがに有料時代を知りません。

標高をどんどん上げていくと、視界には残雪が増えてきます。
木戸池あたりで時計は7:00を回り、標高はすでに1600mまで上がりました。
湯田中が600m程度と考えると、この短時間に1000m上がってきたというのはすごいこと。
ガソリン動力さまさまです。

ちょっと予定より早いので、いつも通り過ぎるだけのスポットに立ち寄ってみます。
こちらは、ほたる温泉の平床大噴泉。
国道沿いに大きな碑がたっているものの、建物らしき建物はない場所です。

碑の裏には源泉採集用の設備があり、湯気が立ち上っています。
どうやらこの一帯は名前の通り、季節になると周辺で蛍が見られるようですね。

施設から湧いた一部の温泉はそのまま排出され、脇のほうに流れていきます。
川になった温泉は、ちょうど県道66号、笠岳峠に通ずる道の方向へ流れます。
ここの下流で入浴できるという話を見かけたことがあるので、ちょっと探しにいきます。

地表を流れている温泉の下には管路も埋設されているようで、県道沿いの広場の端で沢水とともに流れ出ていました。
温泉成分の濃い白根山の温泉らしく、周辺の石は白く成分が固着しています。
掛け流しになっている温泉を容器に自由に汲んで帰ることができるので、入れ替わりで数組の車がやってきていました。

県道側に降りて一枚。
左側に見える丸い構造物は水路用の土管で、噂の入浴できる場所というのはここみたい。
ただ、落石があったのか迷惑行為でもあったのか、石で埋まっていますね。
道から丸見えなので、入って良いと言われても躊躇しかありません。

せっかくなので手を洗って温めておきます。
ほんのり硫黄の香り。

30分ほど時間をつぶしたら、 引き続き国道を登っていきます。
先ほどの源泉を利用している旅館群を超えると、スキー場が点々と見えてきました。

こちらは横手山・渋峠スキー場。
5月、年によっては6月までしっかり営業しているスキー場です。

スキーヤーの隣をバイクで走るというのも珍しい体験。
方や滑降、方や登坂。
どんどん標高が上がるので、スキー場以外でも雪が分厚くなってきました。

視界が開けてきたら、正面に見えるのが横手山。
山頂は2307m。

そのまま尾根筋近くをどんどんと上がっていきます。
ここで道路の位置は2,100m。
見上げるアングルで写真をとると、道路の斜度のすごさがわかりますね・・・
バイクはここに止めたくないw

西側の山を見下ろすと、もう周囲の山はどれも眼下に見えます。
まだ3〜4割くらいは雪の白色ですね。

擁壁から流れ出た雪解け水は・・・思い切り凍っていますね。
路面がドライな限り凍結の心配はありませんが、そうでない場所はまずいですね。

ひとまず、渋峠までは路面に不安な箇所もなく上り詰めました。
時間はここで7:30、バイクの気温計は-2度を指しています。

県境の渋峠ホテルの向かいにも渋峠・横手山スキー場のゲレンデがあります。
ここから出る雪解け水には分厚い氷が張っており、バイクで踏むと一発アウトですね・・・。

渋峠の頂上をスルーして、ソロソロと先に進み、やってきたのはこちら。
国道最高地点、2,172mの石碑。
ツーリングする人にはもう信州中野の時点で分かっていただろうに、前振りがとてもとても長くなりましたが、一つ目の「最高地点」はこちらですね。

峠からの見晴らしも絶景。
さすがに日当たりのいい場所は木々が頭を出していますが、まだまだ深い雪が残る部分も多いです。
実は滋賀草津道路、群馬県側の万座三叉路より南の一部区間は、雪溜まりが大きすぎて雪崩の恐れがあることから開通が延期されています。

国道最高地点から群馬側、ヘアピンが続く区間に目で見てわかるヤベー凍結があったので、一旦下山は中止。
渋峠ホテルまで戻り、太陽が出てくるまで少し待つことにします。

自家製アップルパイを焼いておられるとSNSの投稿をみかけたので、ミルクティと共に注文。
サクサクの生地に上品な甘さのりんごがとても美味しく、幸せ。
引き返すことになった凍結に感謝ですね。

ガツガツと食べてしまったのでちょっと物足りない。
アップルパイは数が限られているらしいので、1人で2個はちょっと控えさせてもらって、トーストと迷いましたがワッフルおかわり。

20〜30分ほど時間をつぶし、路面の気温計が+2度まで上がったことを確認。
車も多くなってきたので、タイヤの当たる部分は踏まれて解けているだろうと踏んで走行再開です。

雪の壁はGW前半が暖かかったこともあり、高さはそれほどでもなく。
この時間すでに止まって撮影している人がちらほらいますが、天気もあまりよくないですし、過去にピーカンのコンディションで来たこともあるので、私は邪魔しないように、今日はスルーです。

一部雪解け水があった場所以外はドライ、標高が下がると凍結の痕跡も無くなってきました。
先述の通り万座三叉路から先、草津方面へは通行止めなので、万座方面へ降ります。

三叉路から一気に降り。
ヘアピンを何度も繰り返して標高を捨てていきます。
耳抜きをしながらの走行が必要。

万座温泉まで降りてきたところで、時間は8:30。
すっかり5月らしい気温になりました・・・が、まだ路肩に雪はありますね。
首都圏方面からのアクセスであれば、ここから万座ハイウェーで南方面に行くのがセオリー。
ただ、そのまま降りてもつまらないので、県道446号〜県道112号をつないで西へ降ります。

牛池を横目に県道を走ります。
一度失った標高をまた少し登り返すルート。

渋峠で渡った県境をまた渡り、長野へ。
こちらの斜面は山ノ内町ではなく高山村。

毛無峠・小串鉱山方面への道はまだ除雪されておらず、通行止め。
今年は5/21開通予定のようです。

渋峠で雪の壁をスルーした代わりに、路肩に適当に停めてとりあえず雪と一緒に撮影しておきます。
カーブの途中で邪魔になったりしない場所・・・と考えるとあんまり迫力のない絵にw

道の途中では、何ヶ所か木材が伐採された斜面あり。
これは下界を望むチャンス。
小布施・須坂あたりが見えていますが、ちょっと空気がガスっぽいですね。

ごりごりと斜面を下り、高山温泉。
時計はちょうど9:00を回りました。

ここまで下りてきた「山」という感じの道から一転、盆地へ向かって「丘」という感じ。
どんどん近づく市街地と、奥に見える連峰の白い稜線が絶景。

須坂の中心部には下りず、北信濃くだもの街道こと須高広域農道を走り、南へ。
このまま菅平へ走ります。
途中、国道406号に乗り換えて米子川をわたるあたりで、交差点に綺麗に整備された芝桜。
先週秩父でスルーしたので、ここでこぢんまりながら美しいものが拝めて助かる。

国道はすぐに山へ向けて登り始めます。
菅平高原まで13kmだそう。
サンリンのガソリンスタンドは長野ローカルで、これを見ると「長野きたなー」という気持ちになります。

この道は登坂車線が多く整備されていて、スムーズなカーブが楽しい道です。
積雪地らしく、ところどころ舗装がひび割れてしまっているのが惜しい。
桜並木も見受けられ、ここもシーズンに訪れるといい景色が見られそうですね。

菅平ダムはサクッとスルー、高原でも寄り道はせず、そのまま国道144号で南へ降ります。
まだ桜がしっかりと咲いているのがさすが高原。
この辺の標高はおおよそ1,000m。

144号の次は県道4号に入り、裾野の道をするすると走って裾野を東へ回り込み。
時間は9:30を過ぎ、空は真っ青になってきました。
気温もしっかり上がってきたので、上着はここでパージ。

小諸のあたりまで上信越道と並行して走ったあと、南へ走って小諸川に向けて降ります。
先ほどまでの雪景色から一転して、もう夏のような盆地の日差しが刺さります。

小諸から佐久平に降り、中部横断自動車道の無料区間を南下します。
この辺は先週走ったルートの逆走ですね。

終点八千穂まで走って下道へ戻ります。
道の駅八千穂高原に立ち寄って飯でも・・・と思いましたが、車が多過ぎてスルー。
道の駅が混雑しているということは道も混雑しているということで、国道141号を車列に入って進みます。

市場坂を駆け上がり、丘の上に頭を出すと、正面に八ヶ岳。
空は渋峠の時とは打って変わって真っ青!

脇道の農道に入ってしばし撮影タイム。
今年、望遠で山をバックに写真撮り過ぎ問題。

野辺山の駅を通り過ぎて、国道をなおも進みます。
野辺山宇宙電波観測所もまた行きたいなーと思いますが、今日はスルー。
なんせGWですから、ぜったい人が多すぎる。

野辺山の少し先、やってきたのは2つ目の「最高地点」であるこちら。
JR鉄道最高地点です。
ちょうど到着した時、時刻表にない時間で踏切が鳴ったので何かと思ったら、連休の臨時列車みたいですね。
GWなので予定外の列車通過が見られましたが、GWなのでレストラン 最高地点は混雑しすぎて断念。
もう予約票がいっぱいで、「相当時間かかります」的な断り書きもあったので、とりあえず売店でソフトクリームだけ。
まぁ今日は「飯は適当でいいや」だったのでそんなもんでしょう。
前日カツ丼を食ってから、腹一杯で計画したのが悪かった。

国道をそのまま北杜まで降ってもよければ、清里に行ってもいいなぁ、と思っていましたが、どちらも人は多そう。
今日は県道11号、八ヶ岳高原ラインに回ります。
スタートからいきなり鹿標識が青空に映えます。

すいすいと高原ラインを走っていきます。
この日はとても暖かいですが、木々はまだ冬の色。
真っ赤な橋の欄干や空の青との対比がすごい。

高原ラインを走り切ったら、小淵沢・・・から高速でもよかったですが、ガソリンを下で入れておきましょう。
適当なセルフスタンドが周囲になかったので、日野春あたりまで降ることにします。

ガソリンを満タンにしたあとは、そのまま甲州街道で韮崎まで走り、あとは中央道。
13:00過ぎですでに渋滞が始まっているのは、普段の土日と違って日程に余裕がある旅行が多いからですね。

帰りはノンストップで中央道を抜け、そのまま帰宅。
この日の走行距離は681.5kmでした。

ODOは132307kmになりました。

コメント