今年もやってきました毎年恒例、Motorcycle CS2 Grouopの一泊ツーリング。
2025年は昼神温泉へ、ということで、お声かけいただき参加してきました。

ルートは1日めがこちら、2日めがこちら。
集合は8:15に談合坂。
土曜日のこの時間は行楽客がとても多いので、早めに行動。
案の定朝から事故渋滞がどんどん延びており、見越したおかげで遅刻せずにすみました。

7:30ごろの談合坂SAはうろこ雲の広がる天気。
梅雨入り間近ではありますが、2日とも晴れ〜曇りの予報です。

今回、カワサキプラザ東京足立からの参加は、途中集合の人を含めて、総勢13人。
談合坂で集合したあとは、双葉SAを目指して走ります。

双葉SAは9:00過ぎの到着。
ツーリングと関係はないですが、今日は社長さんが話題のハイブリッドバイク、Z7 Hybridに乗って登場。
451ccのエンジンとモーターで合計69PSほどを発揮するバイクです。
基本的にエンジン駆動にモーターアシストが加わる方式で、低速時やリバース時にはモーターのみで駆動可能です。
車のHVとはちょっと違って、内部的にトランスミッションはもっているのですが、自動やパドル操作でギアシフトできるのも特徴。

少し乗らせてもらいましたが、謳い文句通り650ccクラスの車体と250ccクラスの燃費、必要な時は1000ccに近い加速ができる、というバランスのいいバイクです。
少し操作やフィーリング、仕組みに慣れが必要ですが、使いこなせると楽しそうです!
基本的にガソリンで走り、バッテリーはエンジンの動力で充電する方式なので外部電源でのチャージはしません。
普通にロングツーリングに乗ってくる、ということは、航続距離なども実用に耐えうる、ということですね。

そんな面白いバイクを含め、柔軟に隊列を組みつつ中央道を西へ。
八ヶ岳が綺麗に見えてきました。

この日は30度近い気温になる予報で、朝10時過ぎの中央道最高地点でもすっかりぽかぽか初夏の様相。
気温がバグりがちな昨今、梅雨前で夏日になる日が続き、ツーリング的にはありがたい。

次の休憩は諏訪湖SA、ここで時間は10:30。

諏訪湖周辺は談合坂より晴れ間の割合が多いですね。
休憩中も日陰を探して体感温度を下げたくなります。
水分補給を意識していきましょう。

お昼までまだ少し時間があるということで、生の信玄餅をシェアする提案をいただいたのでいただきます。
信玄餅は好きなんですが、粉の扱いが面倒で一人ではなかなか食べないチョイス。
こういう、同行者さんの行動に影響を受けられるのもマスツーの醍醐味の一つですね。
普通の信玄餅と比べて餅が肉厚で大きく、それでいて生がゆえにとても歯触りのいい食感。
あっさり黒蜜きなこも美味しいです。
しかし諏訪なのに山梨土産の主力が売られているというのも面白いですね。

諏訪湖を発ったら、岡谷JCTを直進してさらに中央道。
進路は北西から南西向きにぐるりとカーブし、伊那盆地へ入ります。

伊那ICで下道に降りたら、国道361号で西へ。
雲の状況は刻一刻とかわりますが、基本的に青空がベースにあるので、雨の心配はなさそう。

広くて走りやすい国道をずいずい進んで、高度を稼いでいきます。

登り切ったらトンネルと橋を駆使して権兵衛峠を貫き、木曽路へ降ります。

くねくねと、不思議で特徴的な立体交差を降り、国道19号につきあたったら左折、中央西線沿いに西へ向かいます。

ゆったり走り、気づけば時間は11:30。
元々は高原にある某蕎麦屋を目指していたのですが、この日はお店の方の体調が思わしくないとのことで、急遽キャンセル。

代替案として、道の駅日義木曽駒高原で昼食を済ませることにします。

ここ数日、蕎麦率が高い生活をしていたので、メニューはあえてカツカレーをチョイス。
割と甘口なところがカツに合いますね。

せっかく食事に割引券も付属していたので、ソフトクリームもいただきます。
飾りっけがない、純粋にクリーミーなソフトクリームは美味しいですね。

食事後は、引き続き中央西線をおともに南へ南へ。
谷が狭く交通も密集しがちなため、列車ともすれ違い・並走する機会が多くて目に飽きがきません。

ただし、いつまでもそのまま、というわけにはいかず、木曽福島の手前で進路変更。
国道361号に乗り換えて、川から離れ、少し北方向に進路をとります。

標高が上がってくると、どんどん木々も若葉の色になってきました。
当初食事予定だった地点を通り過ぎ、記念写真を撮るためにまだ標高を上げていきます。

残雪の残る御嶽の頂上を遠くに見つつ、県道463号から県道435号に入って、どんどん標高をあげていきます。

県境を越えて岐阜県に入り、数kmだけ走ったらリゾート施設の跡地駐車場で休憩。
この日は写真を撮り忘れたので、2023年の景色でお茶を濁しておきます。

降りは蕎麦屋の近くまで戻り、予定通り当初のルートに復帰。
県道20号、473号と乗り継いで、稼いだ標高を捨てていきます。

しばし走り、再び木曽路の底まで降りてきて道の駅 三岳で休憩。
ここで時間は15:00、そろそろ宿に向かいましょう。

大滝川の木曽ダムのダム湖をわたり、先ほどぶりの中央本線沿いに復帰。

そのまま国道19号を車列に混じって走ります。
狭い木曽路を貫く国道と中央西線は、ともに道を右岸左岸と切り替え、時にトンネルへ入って、どんどん南進。
南木曽町の宿場町である妻籠で国道256号に折れます。

清内路峠をトンネルで抜けて、宿のある昼神温泉に到着したのは17:00目前、今日はこれにて走行終了です。
昼神温泉は、かつて国鉄が中津川線という中津川〜伊那を結ぶ鉄路の建設を企図した際、そのトンネル工事に伴って1970年代半ばに湧出した、比較的歴史の浅い温泉です。
今日のお宿は、その中でも温泉街の奥にどんと構える、湯本ホテル阿智川です。
中津川線は以前廃線跡を探訪したこともありますが、今回は謂れ意外に鉄道要素なし。

関東からの知名度は高くないものの、南信・中部方面からアクセスがよく、一定の客足があるようです。
このお宿も全3棟113室と結構な規模。
ロビーにバシャバシャと音をたてて噴水が流れていてびっくりしました。

現地参加組も揃い、ひとっ風呂浴びたら、夜は恒例の宴席。
加盟各店から数人〜数十人ずつ参加者が集い、全体で何百人かがあつまるイベントです。

イベントの目玉である景品抽選会では貯金箱をいただきました。
最近純正ばかりでWACOSのオイル入れていないので、今度250のオイル交換で使おうかな。

食事も「ザ・温泉旅館の会席料理」というアラカルトで満足度十分。
スタートから各席に瓶ビールが配備されているのがいいですね。(栓抜きなかったけどw)

宴席のあとは、めいめいに温泉や会話に花を咲かせ、最終組でも25:00ごろには就寝。
翌日はツーリングにしては遅めの7:00に朝食。
自分は朝風呂してゆったり食事です。

これまた恒例の記念写真を撮影して宿を後にし、復路のツーリングは9:00目前の開始。
前日の疲れもひきずりすぎないようにしないといけませんし、この時間からなので距離はやや控えめになります。
それでもトコトン走るショップさんはあるみたいw

昼神温泉からは、往路と逆方向、阿智村〜飯田方面へ抜けます。
思ったより朝イチの天気が不安定で、場所によっては降雨があった様子ですが、幸いにも数粒あたる程度で回避。

国道153を東にみつつ並行して、やや高台を通る農免道路で飯田の中心部へ向かいます。
気持ちのいい景色と、ほどよくカーブした道で、温泉でふやけた頭がシャキッとしますね。
飯田の中央を通過し、時間は9:30を回りました。

天気は引き続き不安定で、にわか雨の確率が高めな以外は、午後に向けて回復傾向。
雲は空を全体で覆っているものの、厚さはそれほどではないですね。
盆地の蒸し暑さを体験するくらいなら、こっちの方が良いまであります。

伊那の中央に近づいたら、そのまやや外れをスルー。
天竜川にそそぐ松川という川沿いにゆったり盆地の底へ降りていき、広域農道に乗り換え。
今度は松川町という自治体まで走ります。

松川の先は、天竜川の東岸に渡り、県道29号で小渋川沿いに登り坂。
小渋ダムのダム湖、小渋湖に掛かる四徳大橋には目に残る特徴があり、トラスの縦材にワイヤーが巻かれています。
これは風圧による振動や、それに伴う金属疲労を防ぐための施作なのだとか。

ダム湖沿いにトンネルと橋を駆使しながら、どんどん東へ向かって進みます。

予定にはありませんでしたが、トイレ休憩。
道の駅 歌舞伎の里大鹿で休憩をすませ、再集合したところで時間は10:30を回りました。

ここからは、少し早いですがお昼を食べに向かいましょう。
国道152号を少し北進し、塩川沿いに鹿塩川の東へ登ります。
一部閉鎖・通行止め中の道路があり、道を間違えてUターンしたり、タイトすぎる道のりに音を上げながら食事のことを考えてぐんぐん上昇。

谷底750mあたりから、さらに追加で登って標高1500mを目指します。
この辺は大井川あたりも、天竜川あたりも似た雰囲気がありますね。

時計が11:00を少し回ったころ、お昼の目的地であるHAKKO OOSHIKAに到着。
標高はなんと1,500m。

このような立地なので、お店の売りの一つは当然眺望。
鹿塩川や、その流れ先である小渋川のある谷越しに、その先の山を見通します。
さらに奥には伊那盆地の西の山々も見えていますね。

もう一つは、もちろん食事です。
この日は大鹿味噌のサーモンクリームパスタを注文。
ゴロゴロ入っているサーモンやキノコ、添えられた揚げ野菜など、全体的にクオリティがしっかりと高く、密度のあるお食事。
メニューはタイミングや時期で変わるそうですが、ほかにはローストビーフや発酵カレー、キッシュなど。

食事の時間をたっぷりとり、13:00過ぎに走行再開。
あとはわかりやすいルートで、ひたすらに国道152号を北上します。

国道152号は、たびたび選んで走りにくるほど好きな道。
もともと点線国道な上、近年は災害のため迂回路も込みで全通ができなくなっていますが、今日はこの先諏訪まで走行可能です。

どんどん先に進み、最初の関門は分杭峠。
パワースポットだのゼロ磁場だのというものはよくわかりませんが、少なくとも地形が険しく面白いことは明確です。

曲がって登って、曲がって下って・・・と繰り返したあと、急激に視界が広がったら、美和や高遠の町。

4月に桜を見にきて以来の道を進んでいきます。

次の休憩は道の駅南アルプスむら長谷。
クロワッサンが有名らしく、購入を試みた方がいたのですが、予約優先で品薄みたい。
私は全然関係ないコーヒーフロートでカロリー補給。

長谷を出発しましたが、ガソリン残量が各人まちまち。
一旦高速のIC手前にあるコンビニ集合ということで、数人のパックで行動。
自分は高遠で給油することにし、数人連れ立って高遠を経由。

杖突峠をびっくりするくらいあっさりスルーし、最後は諏訪ICから中央道です。
渋滞の具合もすごくなりつつあるので、最後は八ヶ岳PAで解散となりました。

1日目の走行距離は427.7km、2日目の走行距離は363.4km。


合計で791.1kmの走行になりました。

ODOは134970kmになりました。

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