一般的なお盆休み、カレンダー上では3連休初日の土曜日、いつものツーリングメンバーの予定を合わせてもらったので、ソースカツ丼目当てで会津へ行ってきました。
この日の面々はZRX1200RとGSX-S1000GT、Ninja250とNinja1000SX。

ルートはこんな感じ
集合は6:00。
普通は会津に向かうなら東北道ですが、お盆の連休初日ということで渋滞回避を期待しつつ、途中の食事を織り込んで常磐道です。
さらに混雑しそうな守谷SAを外し、矢田部東PAを選択。

自宅は早めに出て5:00前には集合場所に到着です。
渋滞情報を確認しながら集合時間まで待っていましたが、前日の夜金曜日から行動開始した人が多いようで、渋滞は思ったより少なめ。
まぁ備え合って憂いなし、ということで。

時間より少し前に集合してからは、計画ルートの再調整をしつつ談笑、時間通りに出発。
いつもより交通量は多いながら渋滞にはならない、絶妙なバランスの常磐道を北上します。

常磐道といえば、つい一昨日の8/7に小名浜道路が開通したばかり。
真新しいランプをさっそく大型トラックが登っていきました。
小名浜って商業港のイメージがあってあまり意識したことがなかったですが、水族館や道の駅など観光拠点もあるんですね。
真冬前くらいに遊びにきてもいいな。

いわきJCTからは磐越道に入って、北西方面へ山中を抜けていきます。
時間は8:00少し前、空は雲が多めながらしっかり晴れ。

都心から250kmほど走行したので、阿武隈高原SAで給油がてら朝食です。
今日のルートではせっかく喜多方周辺を通るものの、会津と近すぎるせいで食事を組み込むことが難しかったため、喜多方ラーメンも食べられるSAを選びました。
自分はそんな思惑とは関係なくざるうどんをチョイス。

走行中から道路表示板などで把握はしていましたが、この先日本松から福島西ICまでが事故のため通行止めになっていました。
当初は会津の前に福島西で降りて磐梯吾妻スカイラインを走行する予定だったので、モロに影響を受けます。
代替ルートを検討し、郡山東で降りて下道をつなぐことにします。
ついでにルートとは関係ないですが、常磐道もこの先富岡〜南相馬で事故通行止めが発生し、下り線は宮城以北に至れない事態に・・・

食事を終えたら、引き続き磐越道を少し走ります。
東北の中北部は水不足で大変な状態だというのも聞きますが、このあたりは田んぼが青々としていて元気そうですね。

下道に郡山東で下道に降りたら、県道73号で阿武隈川沿いを北上。

東北新幹線ともアンダークロスし、高速道路からやや外れて福島西を目指します。
大人しく4号で北上してもよかったのですが、みんな考えは同じでしょうからね。

正面に安達太良山を見つつ、時折お盆らしい渋滞にも巻き込まれながらの走行。
8月の初頭はとんでもない猛暑がつづいていましたが、木曜くらいから落ち着いてくれたおかげで、朝の中通りは20度代半ばのツーリング日和です。

木漏れ日の中を通り抜けて走り、10:00過ぎに二本松を通過。
このまま土湯を経由して予定の磐梯吾妻スカイラインへ向かいます。

国道115号のバイパスは舗装も補修されて気持ちの良い道。
こちら側からのアプローチはすごく久々な気がするな。

鞍部を越えて下りに入ると、北西には東吾妻の山々。
ちょうど土肌が露出して黄色く見えるところが吾妻小富士ですね。
これからあそこへ登るぞ!という景色はテンションが上がります。

スカイラインにつながる県道70号に突き当たって左折、いざ。

前走車がほどほどにいつつも、遅すぎないペースでスカイラインを上りづめ、不動沢橋を渡ります。
空気のコンディションは上々で、下界には先ほど通ってきた道がくっきり見えていますね。

橋の先はいよいよ火山地帯、ということで、荒涼とした景色へかわっていきます。

名物でもある火山ガス注意の看板を横目にみつつ、車列に連なって西へ。
雲はありますが稜線のはるか高いところに位置していて、眺望を邪魔するものはありません。
20度を下回るくらいの涼しい高原を走ります。

お馴染み吾妻小富士の外輪の九十九折りもよく見えますね。

ふりかえってこちら。
ここまでよく見える日はそれほど多くないので、本当に天候に恵まれています。

浄土平ビジターセンターで小休止。
ここはバイクの駐車料金200円です。
観光に登山にと盛況ではありますが、ここでは息抜きと水分補給だけして先へ進みます。

浄土平の少し先にある標高最高地点もしっかり記録し、こんどは南へ向けた下りへ転じます。
時間はここで12:00を回りました。

お昼ともなると、もくもくと積乱雲が湧いてくるのが夏の空。
強い日差しがくっきりとした影を山々に落とし、とても良い風景。

そのまま一気にスカイラインを走りきり、国道115号に再度合流。
西へ向かって走ります。

国道115号はゆるやかに南に進路を変えて、正面遠くに猪苗代湖の湖半をとらえます。
真夏の昼下がり、会津盆地ですが奇跡的に涼しく走れています。
それもこれも秋雨前線が優勢になってくれたおかげ。

跨線橋で磐越西線を越えたら、その先はもう猪苗代湖です。

国道115号は国道49号につきあたり。
西へ進路を戻し、湖半の道をくねくねと走り、野口英世記念館や観光船の発着場などを横目に進みます。

国道はしばし湖畔を走りますが、すぐに離れてさらに西、会津若松の中心部へ向かって伸びます。

明ル坂からの眺望で広がる盆地を見下ろし、時間が13:00を回る頃に若松へ到着。

朝までは会津坂下まで足を延ばす予定でしたが、別日にゆっくり回れそうだという話になり、会津坂下方面はお預け。
今日は会津若松の中心部で食事を済ませるべく、若松城の脇を南へ。

やってきたのは、お食事処 むらい。
ZRXのライダーが見つけてくれた、ソースかつの美味い店です。

到着が13:30、ラストオーダーが14:00、待ちが7〜8組ということで少し焦りましたが、無事受け付けてもらえ、14:00過ぎに入店。
私はヒレカツ丼の煮込みを選びました。

Ninja250のライダーはオーソドックスにロースカツ丼のソースを注文。
カツの大きさがげんこつ唐揚げみたいになっている・・・!
すさまじいボリュームは見ているだけで胃がやられそう。

少し予定外に時間を使いましたが、15:00ごろに食事を終え、最後の行程へ。
給油もして、この先は西吾妻スカイバレーを走るべく、磐梯山を正面にとらえ、北上します。

磐梯山ゴールドラインを経由して五色沼へ至り、桧原湖の東岸を進んでスカイバレーへ。

16:00を過ぎて日差しがどんどん斜めに差し込み、日陰の面積が増えます。
標高もぐんぐん上がり始め、8月とは思えない気持ちのいい涼しさに包まれまれつつ、ガンガン登っていきます。

道はヘアピンにつぐヘアピンで高度を稼ぎ、空がどんどん広くなります。
このあたりは早朝走り抜けることが多かったので、この時間というのは新鮮。

ちょろっとグループが逸れるトラブルなどもありつつ、白布峠の鞍部を越えて山形県へ入ります。

スカイバレーを走り切ったら、もうあとは帰路。
コンビニで高速に乗る前の準備をして、18:00すこし前、米沢八幡原ICで磐越道へあがります。
夏の遅い日の入りを見届けつつ、磐越道で福島JCTへ接続し、あとは東北道の南下。

連休初日は都心から出ていく車はあれど、日帰りで戻る車は多くありません。
「土曜日夕方の東北道」という条件では通常ありえない、渋滞ゼロという恵まれたコンディションのなか、途中数回の休憩を挟んで帰宅です。
ですが、さすがに走行距離が14時間近くになり、途中充電していないインカムは電池も切れて死屍累々w

この日の走行距離は814.2km

ODOは140092kmになりました。
14万km突破です!

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