8月の頭に会津へ行ったばかりでしたが、国道252号線が通行止め解除ということで、再び会津へ走りにいきました。
メンツも変わらず、ZRX1200RとGSX-S1000GT、Ninja250との4台です。

ルートはこちら
集合は高坂SAに6:00。
4:30ごろに自宅を出て、ゆったりと関越道を北上します。

各位時間より早く集合し、関越道を進みます。
お盆のあと、夏休みも終わりとあってか、渋滞もなくスムーズな行程。
関越トンネルを抜けて上越国境を越え、新潟に入ります。

国道252号で只見へ向かうなら、最寄りは小出ICあらため魚沼IC。
しかし、そこまで直行するとガソリンが心許ない、ということで、塩沢石打で下道へ。
8月最終日の日曜、秋も近づき、稲穂は徐々に青から黄色へと装いを変えつつあります。

7:30ごろに給油したら、魚沼丘陵の平地を延々と国道17号で北上。
「いい坂だねえ」と談笑しつつ、長閑な直線道路でも退屈しないのはマスツーリングのいいところ。

小出駅近くで国道17号を離れ、駅前を通り抜けて国道252号へ。
屋根付き、敬称付きの破格の待遇がされている政治家の像を横目にみつつ進みます。
時間はここで8:20。

入廣瀬を過ぎて、いよいよ国道は山へ入っていきます。
以前も少し触れましたが、この先国道252号は2021年〜2022年の冬雪崩であいよし橋が崩落し、出逢橋が損傷。
その後迂回路の開設と片側交互通行で交通再開していましたが、2024年〜2025年シーズンに再び雪崩を受け、かろうじて片側通行できていた出逢橋も流出してしまいました。
今回、8/8になって仮橋での通行が再開されたので走りに来た、という経緯があります。
(直前に予定が早まったので、実は前回ツーリングでも通ることはできたのですが・・・)

六十里越雪わり街道と名付けられたこの道は、実際6里(約23.6km)ながらも60里に感じるほどの険しい道、という謂れ。
しかし、幅員も不十分で見通しの悪い国道352号の枝折峠・樹海ラインと違い、六十里越はライフラインとして強靭に整備。
スノーシェッドやトンネルなど、豪雪に対応する設備を次々と通過していきます。

朝の気持ちのいい日差しの中、真紅に塗られたスノーシェッドを通り抜ける道は爽快です。
下界では40度に迫る予報ですが、標高の高い山の中は20度台中盤と過ごしやすい気候です。

やがて県境のトンネル。
ここで時間は9:20を回ります。

夏草が繁茂しすぎて目当ての展望台を見送りましたが、近くの別のスポットで景色を堪能し小休止。
見下ろす水面は、水力発電所の出力や堤体の体積で本邦第二位を叩き出す田子倉発電所を要する田子倉ダムのダム湖。

旧道迂回のあいよし橋と、仮橋になっている出逢橋を通過し、更に土木パワーを見せつけられながら東へ。

トンネルを抜けてすぐ、右に逸れると田子倉ダムがこんにちは。
時間はここで10:00になろうかというところ。
堤体上は途中まで歩くことができるので、そのおそろしいほどのスケール感を楽しみます。

ダム湖脇の九十九折りを降って、ダムを見上げるポジションも定番。
さっきあそこにいたんだなーと振り返りながら記念撮影。

真っ青で抜けるような空の下、田子倉ダムの逆調整池である只見ダムを横目に走ります。
湖面はおどろくほど凪いでいて、ダムのゲートが逆さに映ります。

只見駅に立ち寄って小休止したあと、更に川沿いに東へ。
2011年の水害であちこち損傷した只見川沿道もすっかり復旧し、注意してみないとその痕跡がわからないほどになりました。

小さい集落をいくつも繋いでどんどんと進みます。
山・川・山・川の連続で、強い勾配もカーブもなく、それでいてメリハリのある道です。

天竜佐久間からのお下がりで移設された18連足の鉄橋を横目に進みます。
また水面が広くなってきたな、と思えば、このあたりは滝ダムのダム湖。
滝ダムはバイパストンネルの開通で到達できなくなっていますね。
このダムの頻出具合が只見川の水量的ポテンシャルを感じさせます。

会津川口駅を通過したら、峡谷地帯もひと段落。
時間は11:15といったところ。

やや広くなった谷を、只見線とクロスしつつゆったりと走ります。
気温も上がって会津盆地の気候にも近くなり、空には夏らしい雲が現れ始めます。
じわじわと気温も上がってきて、夏のツーリング感満載。

特徴的なコンクリートづくりの細越拱橋は、通称めがね橋。
ありがちな通称と反対に、正式名称は「ほそごえきょうきょう」と読むらしい。
拱橋とはそもそもアーチ橋のことのようなので、「ほそごえめがね橋」ということですね。

会津柳津を越えればもう実質は会津盆地の中。
いつもの双子の赤いアーチを越えて進みます。

盆地に入って一気に視界が広がると、それはそれは広大な水田が広がります。
252号に入った魚沼周辺は言わずもがな米どころですが、会津も負けてはいません。
今年は春から色々と米が話題になりましたが、次の新米はどうだろうか。

ほどなくして会津坂下に到着。
坂下に来たらもうこれ確定、坂下ドライブインの馬刺しです。
ラーメン・桜焼肉・ソースカツ丼と各々好きなものを注文して昼食。
ちょうど12時の到着ということで少し心配していましたが、着席と提供まで30分くらいの待ち時間で済みました。

昼食を終えてからは、少し観光。
会津盆地の中心を避け、西側の田園地帯をゆったりと南下します。
風景があまりに美し過ぎて驚く。

会津鉄道と阿賀川沿いに国道121号を南下して、目指すは下郷町。
真夏の緑の濃さが左右に迫ってきて、スピード感も増し増し。

盆地を離れて南下すると、路面が急にウエット。
この季節ある程度は覚悟していましたが、夕立が近いようだ・・・!

なんとか降られずにやってきたのは、有名景勝地である「塔のへつり」。
十数枚の縦に伸びた岩肌が川の侵食によって顕になり、塔状の様相を見せます。
「へつり(岪り)」は断崖という会津方言だそう。
関西でも「削る」「減らす」という意味で「へつる」を使いますし、コンクリートを削るのを「はつる(斫る)」というので大体似たニュアンス。

駐車場側から藤見橋という吊り橋で右岸に渡り、岩の中腹を歩くこともできます。
ここの観光シーズンは紅葉の季節らしいですが、この時期もなかなか悪くないですね。

削られやすい柔らかなで安定した岩質らしく、素掘りの通路はまるでコンクリート構造物のよう。
通路内には石仏が所狭しと並んでいて、なぜか賽銭も散りばめられていました。
昔は色々な岩に行けたようですが、現在では崩落によって舞台岩周辺のみの見学。

岩の奥には虚空蔵菩薩の祀られたちょっとした社殿も。
統一感のない色々な掲示と日陰の岩があいまって、いい感じのB級感。

塔のへつり周辺でお土産を物色したりしているうちに、ぽつぽつと雨が。
そろそろ次にいきましょうか・・・と言っているところで、一気に土砂降りに!
いっそこのあとスキップしてまっすぐ帰るか?と検討して、ギリギリの判断で次の目的地、猿楽台地の蕎麦畑へ行くことに。
高台へ上がって一気に視界が広がると、一面シーズンとなったそばの花が広がる素敵な高原!

タイミングよく蕎麦畑周辺だけ雨が止んでおり、時折晴れ間も見えます。
晴天でも嬉しかったでしょうけど、こういうのもライブ感・現地感あっていいですね。
時間はここで15:30、目的地はここで最後です。

山を降りるとまた雨に降られてしまったので、ルートを変更して最短を目指すことに。
国道289号へ抜けて、道の駅しもごう経由で甲子トンネルを抜けます。
トンネル手前でまた土砂降りを喰らって辟易していましたが、コーヒー休憩している間に晴れ間。
なんなんだこの天気は!

濡れた地面に怯えつつ、トンネルを抜け、白河で給油してから東北道で帰路へ。

帰りの高速では幸い降雨はなかったものの、遠くで雷鳴が聞こえたり、怪しい金床雲のシルエットが見えたり、午後は終始夏の終わりらしい天気でした。

距離もそこそこ長いですが、ゆったり会話に花が咲くマスツーリングということで、夕食を食べてバイクの片付けをするころにはすっかり深夜。
17時間くらい走り、この日の走行距離は701.9kmでした。

ODOは141073kmになりました。

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