飛び石を埋めれば4連休の9月後半、ZRX1200Rのライダーさんと予定を合わせることができたので、まだ寒くなる前の北陸ツーリングを計画しました。
1泊2日の日程で、目指す宿泊地は富山市です。

ルートはこんな感じ
集合は6:00に談合坂。
逆算して4:30の出発で、薄明のなか、中央道に向けて走ります。
飛び石連休とはいえ、真ん中の日ですし、世間は夏休みも終わったのでほどほどの交通量。

実は当初の予定は日・月で、火曜日の秋分の日を残した構成でしたが、日曜日の天気がイマイチということで後ろに順延して月・火の行程。
おかげで後ろの余裕はなくなりましたが、雨上がりの天気の中、安心してドライコンディションでの走行には代えられません。

集合時間に余裕を持って談合坂に到着、集合し、経路は中央道から松本への予定です。

まだ太陽が低いことに季節を感じます。
日の出は5:30過ぎと、真夏に比べればずいぶん遅くなりましたからね。

談合坂からは、やや前日の雨の影響が残って路面がウエットな大月を抜けて甲府へ。
この辺りが渋滞していなければ、この後は安心。

順調な走行で甲府盆地に降ります。
時間は6:30を回りましたが、ここ数日でいきなり秋めいてきた気候の影響もあり、気温は〜15度と肌寒い気候。
真冬の都心くらいの気温、と書けば伝わるでしょうか。

肌寒くなった反面、空気はとても綺麗で澄んでいて、まさに秋晴れといった感触。
遠くにくっきりと浮かび上がる八ヶ岳を眼前に捉えつつ、まだまだ中央道を進みます。

中央道最高標高点の富士見で気温は10度まで下がります。
3シーズンジャケットのベンチレーションを閉じて、下に薄手の長袖でもまだちょっと寒いかも、というくらい。
ただし、今日の寒さのピークはここなので、これから先はまた夏の気候への備えが必要です。

順調に中央道を北上し、諏訪湖SAに到着して一息。
対岸の山々の稜線が曇りなく見え、まさにこれぞ諏訪湖の眺望といった感。

諏訪湖から先は、少しの工事渋滞を経て長野道に入り、松本で降ります。
ここからは国道158号を西に向けて、安房峠を目指します。
松本市街のこの駐車場、4年前にいただいた手痛い青切符の記憶があります。
あれ以来違反はありませんが、今日も交通安全週間なのでいつもより留意して走行したいですね。

梓川沿いの道は、上高地へ向かうバスやタクシーの後ろにつづく車列での走行。
退屈ではありますが、景色の良さがあるので淡々と走行します。

途中で目につくのは、いくつかの道路改良トンネルの工事区間。
楽しい山道が減るという意味では残念ですが、このあたりの災害の多さや交通集中の酷さを考えると改良の嬉しさが圧倒的に勝ちます。

道は堂々そびえる稲核ダムを超え、いよいよ険しい山道に。
このあたりから、前方を走るバスがすれ違いの待ち合わせ停車をはじめるので、ペースは一段と遅く。

インカムで雑談しつつ、ゆるりゆるりと車列に従って進みます。

トンネルやダムを越えると徐々に標高も上がり、山の匂いに温泉の匂いも混じり始めます。
国道が奈川渡ダムの堤体を渡る頃、時刻は9:00を回りました。

沢渡の駐車場地帯で幸いにも先行のバスが駐車場を経由し、その隙に脱出。
溜め込んだ前の車との距離を活かして快速走行・・・とはいきません。
レジャーの車もまぁ、ペースを抑えるのに十分に遅い。

この道ではいつものこととはいえ、せっかくの山道をたらたらと過ごして、安房峠道路で県境を越え、岐阜側の平湯温泉で一服の休憩。
この先は主要観光地から外れ、山道もひと段落するので、やっとマイペース走行ができそうです。

平湯からは国道471号へ入り、奥飛騨路をひたすらに西へ。
くっきり長く残る飛行機雲が湿度の高い上空の気候を地表に伝えますが、幸いにも雨予報はありません。

月曜日は飛び石を埋めなければ平日というだけあって、片側交互通行の規制に度々ひっかかります。
いつものツーリングでも数度引っかかることは珍しくないですが、だいたい半分くらいは休工中で、撤収の難しいところだけが規制されています。
しかし平日は当然、工事の作業がされているので、看板がある箇所には全部引っかかりますね。

とはいえ、それはそれでペースにメリハリが出ていい。
国道41号に突き当たってルートを北に向けたあとも、順調に走りつづけて、富山県へ入ります。
目の前に走るバイクがいつの間にかNinja1000SXに変わっていますが、途中でバイク交換をしたから。
こういうのもツーリングの楽しみのひとつですよね。

高原川沿いの国道41号も、国道158号のように改良が進みます。
真っ赤なアーチの立派な橋は、猪谷楡原道路として工事中の仮称猪谷橋。
高山本線沿いの道は大雨の度に冠水や崩落による通行止め、時には孤立が発生していますからね。

そんな狭隘区間を越え、笹津橋で旧橋・鉄道橋ともに神通川を渡れば、その先は大きく開けた富山市の平野。
ここで時間は11:00を回ろうかというところ。

このまま富山市街に入ってもいいのですが、もう数箇所回りたいところがあります。
西へ進路を向け、富山市中心部を迂回するようにして北陸道を走ります。

能登半島西岸に近づいたところで、のと里山海道に入って北へ進路を変えます。
太平洋側からずいぶん走り、到達した海岸は日本海。
ややくすんだ色の空に引き立てられて、淡い綺麗なブルーに光ります。

昨年から続く震災や豪雨災害でも、重要な補給路として活躍する、のと里山海道を少し走り、今浜ICまで走行したら・・・あとはおわかりですね。

やってまいりました、千里浜なぎさドライブウェイ。
北陸ツーリング随一のスポットである、砂浜が国道指定されていて、波打ち際を自動車で通行可能な区間ですね。
しかし、海へ出る道にはバリケードが・・・!
昨日の雨と、日本の南方で目を光らせる台風の影響で高波が続いており、なぎさドライブウェイの南側は通行禁止になっていました。

仕方なくもう1区間、再度のと里山海道に乗って千里浜なぎさドライブウェイの北端へ。
区間はずいぶんと短くなってしまいましたが、ここからは走行可能です!

飛び石中日の平日ながら、閉鎖範囲のおかげもあってか砂浜にはそこそこの台数の車が並びます。
閑古鳥が鳴いていたり、完全立ち入り禁止よりはまぁ観光らしい感じでしょう。
不幸中の幸い、ではありますが、しっかりと砂浜走行を楽しみます。

高波といえば高波かな、という波を遠くに見つつ、ゆったりと休憩。
年々砂浜が縮小しているらしいので、少しの波でも通行止めになりやすいのでしょう。
通行可能区間を1往復して、時間はここで12:30を回りました。

そろそろ飯の時間だな、ということで、近隣にある地場チェーンのラーメン屋に突入。
8番らーめん羽咋店でお昼休憩とします。

8の字が書かれたなるとに、加水多めの中太ちぢれ麺、そしてちゃんぽんのようにたっぷりの野菜。
それでいて信州みそのようなスープと、面白い取り合わせが美味!
ぎょうざも注文して、腹ごしらえは完璧です。

千里浜に立ち寄ったあとは、富山に向けて踵を返します。
戻りは下道で走ることにし、国道415号で氷見を経由して富山へ向かうべく、東へ。

ダンプ街道になっている国道を通り抜けたら、氷見から高岡へ沿岸を進みます。

青いトラスが特徴的な新庄川橋を渡って東へ。
富山といえば市内電車や地鉄、万葉線など、豊富なローカル電車群ですよね。
ここでも万葉線とともに川を渡ります。

せっかくなので港まで伸びる突端駅へ、と越ノ潟駅に到着。
ぶつぎりで船着場へ向かう線路的に、海運と連携していたのかな、と思いましたが、後で調べたところこの予測は誤り。
富山新港ができるまで、対岸まで線路が続いていたそうです。
現在は渡船が対岸までの連絡を担いますが、対岸の線路は廃止されていて、もうありません。

海王丸パークから新湊大橋を越え、富山新港を東へまたぎます。
ここは日本海と立山連峰を高所から望む、絶景のルートですね。
対岸からは、さらに神通川も再び渡河し、この先最後の目的地を目指します。

やってきたのは、国指定文化財の中島閘門。
ここは神通川の河口付近に開削されている富岩運河の一部として、1934年に建設された、海と運河の水位差を船で行き来するための水門施設です。

片方に水位を合わせて船を入れ、2つの水門の間を締め切りってから船を入れた状態で水位を調整し、もう片方を開けて通す。
どういう動きをするか、百聞は一見に如かず、ということで、タイムラプスをどうぞ。
中島閘門を見た後は、富山駅まで直行。
15:30ごろ駅前のホテルに早々にチェックインし、バイクの旅程はここで終わり!

しかし見どころいっぱいの富山に来たからには、行動はここで終わりません。
まずは市内電車に乗って少し走り・・・

地元の銭湯で疲れを癒します。

さらに富山駅に戻ったあとは、地鉄の見学も。
大都市で使われていた車両の再活躍先として著名なのは、静岡の大井川鐵道などと共通ですね。

1駅だけ乗車し、車庫のある稲荷町で昔懐かしの京阪特急のダブルデッカーとも再会。
2013年に大阪から富山に譲渡されて以来12年、久々に見るとまた感動。
譲渡先でも「特急列車」として扱われてるのが良いですね。

最後はまた富山駅に戻り、炙庵 とやま鮨にて地魚や旬のネタを食べて宴をあげ、1日目の締め!

1日目の走行距離は525.9kmでした。
2日目に続く!

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