今年は桜のハイシーズンと仕事の繁忙タイミングが重なり、4月に入ってからは近場を巡る程度しかできていませんでした。
休みがとれた時には関東平野はもうほぼ葉桜。
こうなったら北上しかない、ということで、とりあえず北を目指して走ってきました。

前日含め、連日テッペンを回ってからの帰宅が続いていたため、午前中は十分な睡眠を確保。
午後からも家のことをいろいろ済ませ、出発は14:30まで遅れさせて、夜桜を求めて走ります。
出発時にキャンプから帰宅した近所の人に「今から行くの!?」と驚かれ、常磐道も上りが行楽帰りの渋滞になっている時間。
この土日は静岡県では30℃を上回るような記録的な暖かさでしたから、人出もひときわ多いですね。

千代田PAあたりまで北上すると、ちらほらと残っている桜も目につきはじめます。
しかしほとんどが葉桜で、まだまだ北上が必要そう。

太平洋を見下ろしながら、日が傾きはじめた常磐道をまだまだ北上。
出発時にはどこに行くか決めておかず、時間と沿道の開花具合を見つつどこで降りるか決める算段。

暫定2車線区間まで走ったところで、沿道に菜の花畑が見えました。
ここまでの面積で咲いているのはあまり見ないので、壮観ですね。
だいぶ落ちてきた太陽でオレンジ色に照らされて、なお美しく見えます。

桜もそろそろ綺麗に咲いているようなので、この辺で下道に降りることにしましょう。
時間はすでに17:00を回りましたが、今日の日没は18時過ぎです。

浪江で降りてもよかったのですが、そろそろガソリンが心許ない。
セルフスタンドでサクッと給油できそうな原ノ町の市街地に近い南相馬ICまで走り、ここから折り返すことにします。

降りた下道では、満開の桜が夕日に照らされていました。
もう夕方の風景ですが、ここでツーリングの始まりだというのがいつもと違って面白いですね。
桜の季節は特定の名所にばかり人が集まりなものの、津々浦々の大きめの学校や自治体施設もあなどれない魅力がありますね。
ということで沿道の桜を見つつ走ります。

市街地は給油とあわせ、コンビニで水分補給と軽食も済ませます。
ここでヘルメットを脱いで初めて気づいた虫の量も、浜通りへの春の訪れを証明していました。
カウルに伏せ気味で来たこともあり、シールドが綺麗なせいで気づきませんでしたが、おでこがすごいことに。

ここで時間は17:45、まもなく日没ですが、西には山があるので一足早く太陽は稜線に隠れはじめます。
晴れた春の日特有のスモーキーな夕焼け。

内陸へ向かって県道12号を走りますが、少し標高が上がるとほとん冬の景色ですね。
まだ紅葉樹は冬枯れのままで、新緑の芽吹き始めた関東太平洋側とは明白な季節差があります。
にしても、ちょっとこれは北上しすぎたな!

八木沢峠を越えて飯館村へ。
ここは2018年にトンネルが開通していますが、旧道もなかなか面白い線形。
閉鎖もされていなかったので、迂回して通ります。

峠を降りたら、県道31号に入って南下。
東北の中では最南端の福島県とはいえ、県北部で標高500mあたりまで登ってくると肌寒いですね。
そんな中でも足の速い桜はしっかりと花をつけていました。

データの上でも日没の時間を迎え、いよいよ地平が暗くなってきました。
このあたりで桜を見るといえば、去年も見に来た名所、飯舘復興三千本の桜がありますが、どうやら定点カメラを見る限り3分咲きくらい。
来週来れたら来よう、桜まつりもあるみたいだし、ということで、今日はスルーします。

元々目的は夜桜なので、このあたりがまだ咲いていないなら、南に降りつつ夜更けを待ちましょう。
国道399号につきあたったらそのまま南下。
長泥の桜展望台も通過しますが、まだ2〜3割の開花ですね。

ここは桜の密度こそ、それほど高いわけではないですが、山々と九十九折りの道を背景にして見えるのがいいですね。
望遠で道を走るバイクの写真とか撮るのもよさそうだなー。
辛うじて咲き始めている株を少し眺めて、さらに南下します。
そういえば、このあたりの国道399号はバイパス建設の方針が発表され、現道としての役割には終わりが見えてきました。
結構狭隘な峠なので、バイパス開通後は残らないかもしれないな。

どんどん暮れていく空を眺めながら、薄暮の山間部をゆったり走行。
国道399号は花見に関係なく、普通に選んで走りに来るような道なので、北上しすぎで桜がまばらでも、ツーリングとして十分楽しめます。

飯舘村を抜けて浪江に入ります。
暮れ始めると一気に暗くなり、もうヘッドライトの光線がくっきり。

都心では滅多につかわないハイビームも、夜の山道では大活躍。
毎度こういう使い方するたびに思いますが、コーナリングランプが欲しい。
H2SXのやつと中身同じでいいので、外付けでNinja1000SX向けにも出ないかな。

国道114号と国道459号の重複区間につきあたるあたりで見頃な桜を発見し、休憩がてらにちょっと止めて撮影。
このくらいの暗さになってくると、肉眼よりカメラのほうが良く見えますね。
時間は18:30を回りました。

撮影した場所の背面は、こんな感じで封鎖中。
先月で15年を迎えましたが、まだこのあたりには震災後の原子力災害の影響が残ります。
主要な通過道こそ除染が進んで通行できるようになりましたが、山に入る道はまだまだ。

18:30を過ぎたころから夜は加速度的に更けていき、すっかり真っ暗に。
国道114号と国道459号の重複区間を東に走り、太平洋岸へ抜けます。

真っ暗闇の中、街灯のない道を淡々と走ります。
週末を通して風が強めだったので、仙台あたりでは倒木による高速通行止めも複数起きた様子。
このあたりでも飛ばされた枝がちょくちょく転がっているので、安全運転でいきましょう。

山麓線こと県道35号に入って南へ進み、大熊町の中心部へ。
遠くに明るく照らされた桜が見えてきました。
ここが今日主目的に定めた夜桜スポットです。

堀割りになったJR常磐線の線路沿いに植えられ、美しくライトアップされた桜並木。
少し葉も出始めていますが、枝の先はまだまだ満開です。

線路の東側へ渡り、駅前駐車場にバイクを止めます。
先ほど撮影した桜並木が反対側からもよく見えます。

駅周辺を散策しつつ、自販機で水分補給。
まだホットコーヒーがしっかり売られていて、東北を感じます。
山間部走行中は気温が7〜8度くらいしかなかったので、肌寒さに染みる。

しっとりとした夜の駅の雰囲気、割と好きです。
2022年にはオフシーズンにも訪れていますが、その頃と違ってライトアップもあり、ずいぶん雰囲気が違いますね。

最後に、夜ノ森桜並木として有名な駅の北東側の通りをゆっくり走り抜けて満喫。
廃墟ばかりになっていた立入規制解除直後とはだいぶ雰囲気が違い、賑わいを感じますね。
魅力は桜だけでなく、また訪れたいところ。
夜ノ森からは、そのまま常磐道に乗ってまっすぐ帰宅。
時間も時間なので、渋滞もすっかり解消されていて、スムーズな道のりでした。
この日の走行は605.7km、うち下道は100km弱くらいかな。

ODOは151751kmになりました。

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